ID:102711
声優さんと映画とアニメと
by まいける2004
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■いろいろ(微修正)
そろそろひーちゃんと打ち合わせを兼ねた飲み会をしている様子、おまえらの準備がちゃくちゃくと進んでいる感じで、とても楽しみです。3月末あたりか4月はじめごろに会報とロケットクィーンとお前らの先行予約案内が来るかな?楽しみにしております。

キンキーブーツ
吹き替え版をやっと観ました。劇場でみたのですが、やっぱりこの作品は面白いです。
映画そのものの感想は見た直後に書いたものがコラムのサイトにありますが、今読んでもその印象は変わりません。
この作品の日本語訳では、服装倒錯者とかドラッグクィーンとかいろいろな言葉が出てきますが、男の体をもって生まれてきてもどうしても女装がしたい、つまり性同一性障害のひとつなんでしょうねきっと、ヒロインのローラはずっと悩みながらもたくましく自分の心のままに生きている、そんな彼にいつのまにか憧れすら感じているのが、主人公のチャーリィなんだと思います。代々守られてきた靴工場、父親が亡くなるまでは家業に興味などなかったチャーリィは、父の死によって工場を引継いだけど、経営状態は最悪で、もはや売り先のない在庫を大量に抱えていたりピンチ、経営者としての最初の仕事は従業員の一部の首を切ること、彼はどうしたらいい?としか言えない気弱い自分のふがいなさに怒りを感じていた・・・そんな彼にきっぱりと製品を変えたらと言い渡したす一旦は首を言い渡されたローレン。この作品では基本的に女性陣(ローラも含む)がずいぶん力強くて、男性陣(女装していないときのローラ=サイモンも含めて)弱いというか悩める人生を生きてるのが、イギリス作品らしい感じがします。人の心の難しさと、それを乗り越えて生きることへの賛歌みたいなつくりになっていて、やっぱり途中で泣きそうになりました。

<吹き替えキャスト>
チャーリィ・プライス(ジョエル・エドガートン)/森川智之
ローラ(キウェテル・イジョフォー)/三宅健太
ローレン(サラ・ジェーン・ポッツ)/浅野まゆみ
ニック(ジェマイマ・ルーパー)/石塚理恵

森川さんの声のトーンは基本的に男前系、確かに原語を聞いたときから主演のジョエル・エドガートンのしゃべり方や声の感じがおなじイギリス俳優のユアン・マクレガー(森川さんがかなり吹き替えしてます)と雰囲気が似てるなぁと思ったのですが、なんと、きっと森川さんもリハーサルしていて感じたのかな?ユアンを吹き替えしているときに近い雰囲気のしゃべりになってました。ので、基本的にはへたれでありながらも、ずっと声のトーンは男前系の高さ、ただし響きをすこし押さええてナチュラルめにしている。それが、なんでしょう呟いたり囁いたりすると、やっぱりかっこいいです。そして特筆すべきはローラ役の三宅さん、もうびっくりするぐらいローラ役のキウェテル・イジョフォーの声のトーンに近くて、台詞から歌(吹き替え無し)えの切り替わりにまったく違和感なしで素晴らしいシンクロっぷり。そういうことで、この作品は吹き替え版としての出来が抜群。今年に入って見たなかでも屈指の仕上がりです。エンドロールの最後にずらりと並ぶ出演リスト、しぶーい演技派の方々がずらりと並んでいました。中でも島香裕さんを発見(ああそういえば、あの役の声かぁ・・・)って、テッカマンブレードでも中盤の大ボステッカマンアックスですよ、懐かしい組み合わせに思わず涙が(別の意味で・・・)。三宅さんグッジョブ、森川さんはやっぱりかっこいい。

web拍手を沢山いただき、いつもスミマセン。
そしてメッセージもいただきました。

>ラメントのお雛様ミニドラマ
無事間に合い聴くことができました、ありがとうございます。ホント楽しいミニドラマでした。
ライの殺し文句「馬鹿猫が」が出ましたね。

>杉田のモノマネ大好きです。置鮎もかなり似てますが森川も特徴捉えてていいですよね。

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03月04日(日)
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