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声優さんと映画とアニメと
by まいける2004
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■機内映画鑑賞報告
トニ・コレット - 母・シェリル
スティーヴ・カレル - 叔父・フランク
ポール・ダノ - 兄・ドウェイン
アラン・アーキン - 祖父
ちょっと太めでめがねっこのオリーブは憧れの美少女コンテスト「リトル・ミス・サンシャイン」の最終審査にひょんなことで出られることになる。しかし、同じ日に同性愛の失恋から自殺未遂といういわくつきの大学講師の叔父が家にやってくる、彼女の家にはパイロットになれるまでの沈黙の誓いを断行中の反抗期の兄、仕事をやめて事業を起こそうとしているが空回りの父、コカイン中毒で養護施出戻りの祖父、そしてそんな家族全員を面倒見る母という家族に囲まれて暮らしていた。そのオリーヴのために、とにかくさまざまま個人的問題を抱えたまま、家族全員が1台の黄色い古いバス(フォルクスワーゲンかな?)に乗って千数百キロかなたの会場まで行くことになる。旅の途中のどたばたによって、どんどん各家族の置かれている状況が悪化していくにもかかわらず、どんどん家族のきずなが強まり結束していう様子がほほえましく素晴らしい、家族愛コメディ作品。とにかく何が起こるかわからないはらはら感を手放しで楽しめる作品。ほのぼのできることこの上ない。見終わってこんなに嬉しくなった作品はビックフィッシュ以来。
ネット情報によれば、サンダンス映画祭での評判からFox Searchlightが配給権を高額で獲得し話題となったとのこと。2006年7月公開、上のAll the King's men よりずっと売れた作品。(予算はずいぶん違うというか、こっちはぜんぜん予算がかかってないのではと思うのですが・・・笑)
主人公の女の子の自然な演技がとてもかわいらしく、周囲の家族の変人ぶり、それを滑稽ともしないで淡々と進むお話の組み立ても自然な人間関係の描写で好印象、しかし、車の故障やおじいちゃんにかかわるエピソードでの顛末で家族のどたばたが笑わせてくれるし楽しい。これはチャンスがあれば是非みて和んでいただきたい作品。
ちなみにこちらも字幕でみましたが、お兄ちゃんのドウェインには是非にも宇宙戦争で好演した野島君を、お父さんのグレッグギニアにはできれば松本保典さん、おじいちゃんには斉藤士郎さんが(ダーマ父)がいいなって脳内変換しておりました。脚本さえよければ、このテのコメディは吹き替えが最高にはまる作品のはずです。
今回、ディパーテッドをはずすと新作の洋画は上記2本以外にSCOPEとかもありましたが、寝てしまいました。でも最初に見た2本は、なかなか大あたりでした。
01月11日(木)
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