ID:102711
声優さんと映画とアニメと
by まいける2004
[858211hit]
■梨園に溺れた・・・
歌舞伎のシーンは期待より短かった、でもきっとコレぐらいの長さが普段演じ慣れない声優さんには限界かもしれないなというのを、実は飛田さんの演技で感じた。それほど歌舞伎は難しいっていうか、ある意味、もし本当に、今回みたいなエッセンスだけであっても本物の歌舞伎役者匹敵か越えてしまったら、それはそれで困るでしょうし、無理ですねあり得ない、本物の歌舞伎役者は子供のころから生活のすべてを捧げて稽古してきている人達なのであるから、声のプロとはいえ、声優さんに易々と演じられては、歌舞伎役者の存在意義が薄れてしまう。それほどに奥が深い世界で、きっとリハーサルしていた森川さん飛田さんのお二人がその難しさ奥の深さ底知れない恐ろしさを一番肌身でひしひしと感じていらしたに違いない、そうであってもああして飛田さんワンフレーズ、森川さん2フレーズを演じきった度胸と技量には、心底凄いものを感じた。たぶんこれぐらいが限界だろうなって感じた最大の理由は、飛田さんのセリフ後半のパワーダウンの兆候、慣れない演技での喉の負担のせいかな?でも節回しは最高でした。もっと難しくて演りにくかっただろうなって思わせたのが、いきなり口上からはいる森川さん、これこそ身振りや表情も併せて観たかったとこれほど思ったシーンは無かったです(フリートークで、歌舞伎に望む森川さんに対して賢雄さん井上さんが面白いからかい方をしています)。かっかっかって言うシーン、身振りしてるな・・・って雰囲気が、最後の節回しで首を回して顔を動かしてるなって雰囲気、すごい伝わってきて、おうおうって思いました。さすが息芝居に情熱とこだわりを見せる森川さんだけの事はあります、表面だけの演技していない、その心意気と表現力に感心。
歌舞伎の世界はぜんぜん素人なので、過去日記に原作のところでも書いたが、ご多分に漏れず板東玉三郎世代で女形の演技はすこし聞きかじっている程度、助六どころか、女形以外の演技は過去劇場中継を数回みたことがあるだけで、これが良い悪いかなんて語る資格は一つもないが、森川さんの演技、私の感触としては結構様になっていたと思う。こんな感じこんな感じよ・・・としか言えないが・・・。
1ヶ月ほど練習期間があったとか、短いシーンだが、凝集された緊張感が心地よかった。合格点の感想をファンレターに書いて送らなくてはという思いがよぎりながら、ドラマの続きを聴いていた。
それにしても、私の時代は女形とは(おやま)と読んでいたんですが、インターのCDでも「パスコレでもみなさん(おんながた)で統一していた様子、最近はそう読むのかな?どっちでも正解なんだろうなと想像しているが・・・
原作がこれしかお話の展開がないので、本当に出会いだけのエピソードであっさりめのお話で、本音をいうと長さ的にもお話的にも物足りない作品なのですが、これ、続きがあっても難しいかもしれない。もっと歌舞伎シーンやれって言われると、森川さんの負担が激増だし・・・悪役千石のリベンジ作戦大活躍考えるか、なにかスランプや肉体的なトラブルで宗七郎をピンチに落として、それに対して浅葱がどう動く、実は紫川達がもっとべつの形で絡んできて・・・(浅葱を恋敵として意地悪するとか)いろいろ考えても面白いかも・・・とかとか、これだけのエピソードでこのキャストのこの迫力は、正直勿体なすぎる気がする、もっともっとこの人達で聴きたい、そんな渇望感を感じてしまう、それほどすごいキャスティングと演技だった。話がプロローグだけで結ばれちゃってるのがまったくもって残念すぎる。
そうそう、藤村役の安元さん、写真見て唖然、チャドですよねこの人、いやー声と顔のイメージがちがうなってギャップのスリルを味わう久々の衝撃。顔から想像できない渋声ですねこの人・・・
さらにネタばれ発言をどうしても書きたいのでさらに間を・・・
[5]続きを読む
12月04日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る