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声優さんと映画とアニメと
by まいける2004
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■ネリネちゃんのパパはユニコーン(謎)
ここ数年のトムの仕事全部が、アイズワイドシャットを観たトムからの直指名とのこと、ラストサムライもコラテラルも、そしてラジオのコメントにもあったとおり宇宙戦争もですね。中でもラストサムライと7月4日に生まれてはお気に入であり森川さんのご自身の演技としてもお薦めの作品とのこと。ご本人曰く「7月4日に生まれて」渾身入魂の演技なんで、是非観て欲しいとの事。やっぱり、予想したとおりだった。もちろん、観た時には本当に感激したし、彼の渾身の一作だと感じた。
森川さんが、あんな風に唐突に作品名を挙げる時は、きっと是非聴いて欲しいという意志の現れだと思っていたので、今後もそういう意味では、彼が演ったと報告する作品は特別に注目してあげなくちゃいけない(それ以外だって可能な限り全部チェックはしますけどね、確かに量が半端じゃないですから、とんでもないお仕事量なんで全部は所詮無理ですが)。
またあとで7月4日をもう1回観てみよう、かれこれ半年は観てないから新鮮に見れると思う。
その2「ユアンの地声と自分の声はすごく似ていると思う」との記述あり。
確かに似ていると以前から思っていたが、もしかすると、森川さんご本人が、自分で聴く自分の声の方が、さらにユアンに似ているのであろう(自分で聴く自分の声は体内を伝搬して聴くので、他人が聴く声とはすこしトーンも高さも違う)
そんなこんなで、どういう状況でも、ユアンの吹き替えはとてもやりやすいとか、観ているこちらもそれは手に取るようにわかる。だって本当に完璧にシンクロした演技ができてるのだから。
ビックフィッシュは映画として素晴らしい作品だと私も思っていたが、森川さんは、ユアンとともに若き日の父を演じながらも、何か感じるものあったのだろう、ユアンはスターウォーズよりも役者としての面白さを味わったに違いないとコメントしている。これは非常に興味深い。
演じている本人にしか分からない、微妙な演技の奥行きの部分を感じ取っての発言なんだ思う。吹き替えをする役者さんはシチュエーションを把握してそれを表現しているのではなく、吹き替えしてる役者さん本人の感情を読みとり、その役者さんの演技の流れに沿って喜怒哀楽を実際の演技と同じリズムで表現するからこそ、観ている私たちは違和感を感じないのだと思う。実際にアクションしている役者の感情の流れが把握できないアフレコは、観ているこちらも居住まいが悪いというか、違和感がつきまとうのだと思う。合ってない
なって感じる瞬間かもしれない。この間観た炎のメモリアルでの池田秀一さんがジョントラボルタを吹き替えていたとき、第一印象はこの声はシャアであってトラボルタじゃないなって思ったのにもかかわらず、すぐに違和感が消えて、物語そのものに惹き込まれた、最後の演説では涙がこみ上げて仕方がなかった、それだけ演技の方がシンクロしていたんだと思う。同じ事は先日みたステルスにも言える、森川さんの声は決してジェイミーフォックスのイメージとは違う(やっぱり高木さんや山路さんの方がジェイミーの地声に近い)けれども、観ていてすぐに違和感はなくなった、これもひとえに森川さんがジェイミーの演技にシンクロしてしまっていたからだと思う、森川さんは外画の吹き替えの主人公が多いのは、こういう感情のシンクロの仕方が上手いからなのじゃないかとつくづく思う、声が合ってる合ってないより上の次元、作品を成立させる物語の語り手の一人として、作品を支える演技をこなせる人だから、居並ぶベテランさん達にまざって主役がはれるのだと思う。
ビックフィッシュは、作品として奥が深く、役者さんの演技も一人一人がとても味わい深い作品だった。実際に演じる役者さんにも、そして声を吹き替えた役者さん達にも、心に染みるものがあったのだろうなと思う。ここ数年でこんなに悲しい展開ではないのに泣いた作品は他に知らない。
こういう、役者冥利につきるような良い作品に巡り会える、そんなポジションに居る森川さんには、ただただ良かったねぇと心から賞賛。
10月15日(土)
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