日々の泡

2010年06月05日(土) 国立の古書店にて「半七捕物帳」全巻購入

母のお供で国立へ。一人で久しぶりに街を歩く。「邪宗門」は噂通り閉店していた。壁に貼られた白秋の「邪宗門」を読みながら珈琲を飲み、そんな自分に感動していたのは一体何時ごろのことだったのだろう。必ず寄っていた書店も素通りして、紀ノ国屋へ。本当に所帯じみたものだ。どこへ行ってもマーケットに寄って食材を買ってしまう。どこかで珈琲でも飲もうと思いながら どうも気分が乗らないままに、昔からある古書店の店先を覗く。ついでに先日図書館で1巻目を除いて借りることのできた半七捕物帳を探すと5巻全部で1800円だったので迷わず購入。プラットフォームで缶コーヒーを飲み、久しぶりの国立散策は終わった。



2010年06月02日(水) レスリーメイヤー著「授業の開始に爆弾予告」

図書館で借りた何冊かの内。何かとスタンドプレイをする美しい副校長が登場。またまたさぼってあらすじを丸写し「新学期が始まった。子供たちを愛してはいるものの、学校に行ってくれるとほっとする。久々に自分に自分の時間を持てたルーシーは、新聞社で働くことに。ところが留守番中に娘が通う小学校に爆弾がしかけられたとの通信が入る。幸い爆発は小規模で、新任の女性副校長キャロルの捨て身の活躍により、取り残された子供も救出された。この美談にたちまち彼女は英雄扱い。だが、そんな矢先、キャロルが殺された。子供たちの教育にかかわっている問題とあれば、黙っているわけに行かず、ルーシーは早速調査に取り掛かるが」と、結局あらすじといっても、導入部分だけの要約であった。ここからは記憶をたどって自分で書くしかない。この話で特筆すべきはルーシーがゆくゆく教職をとるためには大学での単位をあと1つとるだけであることが語られ、夜間大学の講座をかなり高額の授業料を払って受けることになる。その教授がクウェンティン・レイという中年のかなり魅力的な男性らしい。ルーシーすら家族との心のすれ違いの果てに一瞬誘惑されそうになる。ヴィクトリア時代についての興味深い分析も面白かった。背徳の時代。結局、犯人は庭師であり、キャロルの元夫だった。そういえば、途中でランスというルーシーの長男のクラスに転向してきた少年が登場する。なぞに満ちた存在だったが、最後で有名なキャスターの息子であることが発覚する。知らなかったのはペニーセイヴァーの編集長とルーシーだけだった。息子の伝手で素晴らしい取材をすることができるというオチで幕は降りた。



2010年05月22日(土) レスリーメイヤー「トウシューズはピンクだけ」

犬の散歩に出かけた老婦人が姿を消した。



2010年05月21日(金) レスリーメイヤー著「パンプキン殺人事件」読了

ハロウィーンを前にした一家の行事の描写が楽しい。カボチャ畑に子供たちとカボチャを買いに行ったり、白いカボチャでレースのようなハロウィーンのカボチャを彫る等、日本では考えられないほどこの行事にかけるエネルギーが伝わってくる。



2010年05月10日(月) 高橋克彦著「京伝怪異帖」上巻読み始め

例の短編集にあった平賀源内の話。蘭陽と京伝の出会いが語られている。天狗どくろ、地獄宿、生霊変化



2010年05月07日(金) 高橋克彦著「おこう紅絵暦」読了

鮮烈な出会い方をした千一とおこうであるが、この短編集では結婚した後のエピソードが語られる。と言っても、ほとんどがおこうの謎解きである。あいかわらず舅の左門との関係が微笑ましい。この短編集には、おこうの柳橋の芸者時代の先輩、後輩が多数出てくる。時には事件の鍵を握る重要な役柄を担っている。



2010年05月01日(土) 高橋克彦著「蘭陽きらら舞」読了

GW3日目 少しずつ前後しながら読んでいたが、他のシリーズでは気まぐれでにぎやか好きなだけなキャラクターだと思っていた蘭陽の生い立ちや今にいたるまでの数奇な運命、心情などいろいろな角度から語られる。とりまく人々との交流は相変わらずである。春朗、千一、おこう、左門など、職業は異なれど、暖かい信頼は読んでいてうれしい。



2010年04月28日(水) 高橋克彦著「春朗合わせ鏡」読了

「蘭陽きらら舞」と交互に読んでいたのですっかりごちゃ混ぜ状態であるが、春朗の父がお庭番であること、父の兄は幕府の御用鏡師であることなどが語られ、蘭陽とのつきあいに、途中「がたろ」という今で言うホームレスの男も加わり、なんとも不思議な三人組ができあがる。全編を通して、自分の職業に誇りを抱いて一筋に生きている人間たちが語られているように思う。鏡師のおじ、筆屋の主人であったがたろ、筆職人の銀蔵。みんな夫々に良い生き方だと思った。



2010年04月21日(水) 村上春樹著「1Q84 3巻」読了

朝の大江戸線で読了。意外なことにハッピーエンドだった。(いや、知らず期待していたから、思ったとおりハッピーエンドと言うべきか)牛川の無残な最期がかなりのウエイトを占めている。彼の死体の口からでてきた6人のリトルピープルは、一体何を表現しているのかもわからない。7人の小人とダブルのも困る。NHKの集金人だった天吾の父親は一体なんの象徴なのか。



2010年04月19日(月) 高橋克彦著「南朝迷路」読み始め

続けて江戸物を読みたかったのだが、図書館になかったため、現代ミステリーではあったが、読み始める。ミステリー作家の長山作治が主役かと思えば、実は以前見かけたことのある「塔間双太郎」(浮世絵研究家が謎解き役であるらしい。一体彼の名前をどこで読んだのか。もしかしたら、彼のデビュー作かもしれない。


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