| 2008年06月08日(日) |
ドロシー・L・セイヤーズ著「毒を食らわば」他図書館にて |
久しぶりに図書館に行く。とにかく通勤用の軽い本(重量も中身も)を探す。文庫本は結構どれも新しくて気持ちが良い。合わせて9冊借りる。「現代詩殺人事件 ポエジーの誘惑」、ドロシー・L・セイヤーズ著「ピーター卿の事件簿」「不自然な死」、ウォルター・サタスウェイト「仮面舞踏会」、ヴァージニア・ウルフ「灯台へ」シュティフター著「晩夏」上・下 まずは晩夏をチョイスして午後からの音楽会に行く。
なかなか面白く読んだ。文筆家を目指す多感な少女が巻き起こした冤罪。
| 2008年05月31日(土) |
貴志祐介著「新世界より」他購入 |
雨の土曜に用事のため外出。寒い。クリーニングに出すための袋から厚手のカーディガンを取り出して着る。本当は現在TVで見ている「おせん」の原作が漫画らしいのでそれを買いに古書店に行くが、出版社も作者名もわからないので断念(店員に聞くまでの意欲はなかった)ここでリチャード・ボーシュ「フィールド氏の娘」を1400円で購入。面白そうだ。その後今度は啓文堂へ。朝の番組で目黒氏が上半期のベスト1に選んでいた「新世界」を購入。その番組で、本を読むことが必ずしも良いこととは思わない。自分は面白いから読んでいるだけ。人は本に求めることはさまざまだと思うが、自分は驚きたいから読む、その世界観に驚きたいから読むといっていた。 それに惹かれて買ったわけだが、読んでみると 言葉こそ呪術となっているが、これは「魔法」という言葉に変えるとまさにハリーポッターの世界ではないかとか、図書館である謎の生物から歴史の謎を聞き出すところは、映画の「タイムマシン」(ウェールズのものとは違う)と同じだ。竹宮恵子も似たようなテーマを扱っていた。ちらちらと手塚治虫の「火の鳥」も思い出す。まだ上巻を三分の2ほど読んだだけだが、そんなことを考えていると没頭できず、果たして下巻を買ったものかどうか。
| 2008年05月30日(金) |
帚木蓬生著「空山」途中 |
図書館で借りたが、返却期限が過ぎているので慌てて読む。空夜の5年後の話が展開されている。年下の恋人を事故で失った俊子が驚くことに、夫が病気で倒れた後、会社を経営し、その上市会議員になっている。今のところゴミ処理の話に終始している。府中市民として興味あるところではあるが、空夜とは全く違う小説の雰囲気に驚く。
| 2008年05月29日(木) |
イアン・マーキュアン著「贖罪」上下購入 |
BOOK CUMU(ブックキューム)朝日新聞本社店で購入。黒いブックカバーがなかなか素敵だ。それにしてもここは近藤書店だったのにいつの間にか内装が変わったと思ったら書店自身が変わっていたらしい。買ってから映画化されることを知る。恋愛小説らしいが数行読んで放り出した。
| 2008年05月28日(水) |
サラ・パレツキー「ダウンタウンシスター」読了 |
ヒロインの誰彼となくつっかかっている喧嘩腰のせりふは少々体調を崩していた私には、かなりつらかったが、テーマが見えたあたりからなかなか面白く読めた。何気ないヴィクが昔から面倒を見てきたキャロラインの父親探しから始まり化学薬品業界の環境・公害問題に展開していく。ミズ・チグウェルという事件に巻き込まれた兄を持つ79歳の女性が登場するが、非常に気丈で思わず拍手を送りたくなるシーンもあった。ヴィクが40年後も彼女のようにタフでありたいと思うのも当然だろう。ところでこの文庫本、1989年発刊で自分で買ったらしいが、今回どのようにして読み出すことになったのか記憶にない。降ってわいてきたらしい。春先に新しくできた古書店で単行本の「ガーディアンエンジェル」を買っていたことを思い出す。いずれ読んでみたい。
| 2008年05月21日(水) |
諸田玲子著「灼熱」読了 |
公家の娘である染子と将軍綱吉、そして柳沢吉保の不思議な三角関係がこの小説のテーマかもしれない。柳沢吉保と言えば綱吉の寵愛を良いことに権勢をふるった人間というイメージがあるが、この小説の中では清廉潔白な人間として描かれる。綱吉との関係も非常に精神的である。2日間で読んだがなかなか面白かった。諸田玲子はサンケイの書評でよく見かける名前だが今まで手に取ったこともなかった。これをきっかけに読んでみたいと思う。
| 2008年05月07日(水) |
帚木蓬生著「空夜(くうや)」読了 |
昨日も少し読んだかもしれない。今日のGW明けの出勤の往復及び就寝前に何ページか読んで読了。2組の夫婦が出てくるが、1組は代々酒屋の老舗、1組の方の妻は洋品店を開いている。今はワインも作っている老舗の一人娘は子供がいるが、婿養子の夫とは無味乾燥な間柄だ。そこへ10数年ぶりに幼馴染の今は医師となった同級生が診療所にやってくる。村おこしの一連の薪能、ワイン祭りの開催、コスモス、桜、花火、露天風呂 そんな観光地への忍ぶ旅の様子など。どちらも夫は典型的な駄目な男に描写されている。それはかなりありきたりで陳腐ではないか。理想的な不倫相手との対比においてどんどん貶められているのは気の毒とも思える。そんなことで不倫が正当化されるわけでもないだろうが。洋裁店を開いている妻の相手が事故で急死し、そのことが今まで口に出さなかった愛を相手に向けて発するところで小説は終わる。
| 2008年05月02日(金) |
図書館にて帚木蓬生著「空山」他借りる |
他に同著者による「空夜」/よくわかる税法入門/ベーシック労働法 浜村彰著/社会保障法入門 西村健一郎著
| 2008年04月26日(土) |
帚木蓬生著「千日紅の恋人」読了 |
一昨日JR構内の書店で購入。自動販売機のジュース、新聞、昼食も薬局で薬もこの本もJR構内でPASMOで購入したら、改札口でブザーが鳴った。そんな馬鹿なと駅員に説明するとなんとチャージ不足だった。いろいろ買った挙句にJRではチャージされないのが原因だ。便利なようで不便なこともある。それはさておき、とにかくこの本を選んだ朝の心境は「私の心に優しい本」。うってつけの本だった。この作者はこんな小説を書くタイプだっただろうか。帯に書いてあった「どこか懐かしいラブストーリー」というのがぴったりだ。最初はもっと中年の女性の話かと思ったらまだ38歳。感情移入はできないだろうと思ったが1回の死別と1回の離婚、別居しているとはいえ70歳代の母親の面倒を見、アパートの管理をし、老人ホームで働くこの女性に徐々に好ましい印象を覚える。母親とは週に一度カラオケクラブに一緒に通う。で、独身部屋とヒロイン時子が密かに名づけている部屋に新たにスーパーマーケットに勤める青年が現われる。 この青年が、ひどく良い。あまりに模範生で現実離れしているが、そんなところが突如現れた「王子様」と言った感があり、好感が持てる。別れ、そして再会。ヒロインの幸福に心から祝福を送れるほど、気持ちの良い読後感だった。それにしても、この王子様がヒロインに向かって言うプロポーズの言葉の中に、「一緒にお母さんのお世話をさせてください」という台詞があり、これも良かった。
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