日々の泡

2007年07月07日(土) 「パンプルムースとホテルの秘密」マイケルボンド著読了

パンプルムース氏が裸で警察に連行されると言う騒ぎもあり。そうそう発端は編集長氏から入社を熱烈に希望しているかつての編集長の魅力的な料理人兼お手伝いの女性の入社試験を押し付けられることからだった。試験の実施に選ばれたのがかのホテルだったわけだが、実はそれは女性の指定によるもので女性は目下牢獄にいる恋人からリモートコントロールされて砂丘に埋められた盗品の美術品を手にすると言う使命にあった。 あいかわらず、ゆったりとした中盤までの話の展開が最後に事件解決に向けて一気につっぱしるので、またもやページを前に戻ってめくる羽目に。



2007年07月05日(木) 「パンプルムースとホテルの秘密」マイケルボンド著

パンプルムース氏が手許にやってきた。久しぶりの新刊だ。ハリーポッターを読み終えたら読めると楽しみにしていた。今回は、ヒトラーに強奪された美術品をめぐっての大騒ぎ。 砂丘のそばにあるホテルが今回の舞台。とにかく料理がまずいということが事件を予告する。



2007年07月01日(日) カレル・チャペック(続き)

カレル・チャペックは1890年に生まれて1938年まで生きたらしいが、私の生まれる十数年前に亡くなっていたのはともかくチェコ生まれであることを考え合わせると時代の背景なしには語れない作家なのかもしれない。ナチのプラハ進駐前に没しているが挿絵などを書きカレルと作品を一緒に作った兄のヨーゼフは強制収容所で亡くなったようだ。 この園芸家12ヶ月も動乱の時代に書かれたらしく当時39歳であったカレルがどういった心情でこの暢気な一冊を書いたものか、訳者もあれこれ推察しているが、園芸家のやむにやまれぬ情熱のせいかもしれないと結んでいる。



2007年06月30日(土) カレル・チャペック「園芸家12ヶ月」



先週の土曜日に府中市美術館にて購入。美術館には小島善三郎展が目的。「田園の輝き」という題がついていたが、この人は誰にも師事することなく、孤独の芸術家であったらしい。パリに留学もしたが武蔵野の四季を随分描いていた。 そういえば、この美術展を知ったのは京王線社内の広告だったが、「武蔵野を楽園に変えた男」というキャッチコピーに惹かれたのだった。 それはともかく、久々の美術館の売店でこの本を買ったわけだが、このカレル・チャペックの名前はある紅茶屋さんのサイトで知り興味を持ったが、もっと以前に、実は小学校の頃に祖父から買い与えられた本がこのチャペックによるものだった。ずっと今まで著者の名前も知らなかった「長い長いお医者さんの話」はもしかしたら私が初めて買ってもらった短編集だったのかもしれない。子供心に妙にとっつきが悪かったのは初めての世界だったからかもしれない。でも長い年月の間にはさすがに一遍ずつ読んで行ったようだ。不思議な郵便局の話。世界中の届けられなかった手紙が集まってくるのだったか。手を当てるとそれが大切な手紙かどうかがわかるのだが、離れ離れになった恋人たちがこの郵便局のおかげで幸せになれるのだ。あとは病気の王女様の話。 国中の有名な医者が集められても王女様の顔色と食欲は元に戻らない。ある朝、王女様が目を覚ますと森の中で音がする。その音のする方に歩いていくと、樵が木を切っていた。 そこだけが鬱蒼とした森の中で陽のあたる場所となっていた。 そして仕事を終え、樵はお昼ごはんを取り出す。 このあたりがあまり記憶にないのだが、王女様の顔色を心配して 陽に当たらなければいけないと言ったような気がする。 王女様は樵の差し出したパンとチーズを切り倒した木に座って一緒に食べる。 ずっと食欲のなかった王女様はすっかり元気になってお城に帰ると言うめでたしめでたしの話だ。 すっかり違う本の話になってしまったが、「園芸家12ヶ月」はまだ数ページしか読んでいないので感想は後日に。



2007年06月25日(月) "Harry Potter and the Half-Blood Prince"読了

長らく放り出していたこの巻だが、7月に最終巻がでるため 今度こそと読み始め、ようやく読了。今回は、全世界一斉発売日にハードカバーが届いたにもかかわらず、どうにも第1章が読めず放り出し、ペーパーバックが発売された際にそちらなら通勤時間帯に読めるかもしれないと乗り換え(ハードカバーは昨年夏の同窓会のフリーマーケットであっという間に売れた)それでも読めなかったのだが、さすがに最終巻がでるとなると、(おまけに既にAMAZONで予約している)大いに拍車がかかり、総会前の多忙期の唯一の楽しみとして読むことが出来た。「ハリーポッターを原書で読もう」なる本も買ってしまった。これを読むと随分おおまかに適当に内容を理解して読んでいることがわかる。 ついにダンブルドアが死んでしまった。またしても巻の終わりに重要な登場人物が死んでしまうパターンだ。最終巻ではさらに重要人物が2人は死ぬそうだから、少々つらい。 とにかくやっと世の中の時流に乗れそうでよかったというところか。



2007年05月18日(金) ディーヴァー「魔術師」読了

マジックというかイリュージョンがテーマ。ミス・テンコーの名前まで出てきた。マジックの中でも誤導という本来の目的から注意をそらすこと、という手法が小説にも取り入れられていて、やはり最後まで意外性満載だった。ただあまりにこういうパターンが続くと初めからあらゆる人物を疑ってかかるので徐々に意表をつかれるという楽しみはなくなってくるかもしれない。今回のヒロインは魔法使い見習い中のカーラ。ディーヴァーの小説に出てくる女性はどれも仕事に真剣に取り組んでいて好感が持てる。それもキャリア志向であるのもかかわらず。 最後にはこの女性すらもあわや敵だったのかと思わせる場面が在り、しかしそれは大サーカスへのオーディションを狙ったライムの大芝居だった。 一方のテーマが魔法使いとその弟子のアンビバレントな関係。弟子が師から独立するときには双方に身を切られるような感情をもたらすが、それを越えた時に初めて一人前の人間になることができる。今回の真犯人はかつて師と仰いでいた魔術師の復讐に身を滅ぼしていくわけだが、師から精神的に独立できなかった人間の末路であることが示唆されている。最後にライムとサックスの今後の関係の伏線であるようなことが書かれていてこれは少々ショックだった。



2007年05月12日(土) ジェフリー・ディーヴァー「魔術師」読み始め

このところはまっているディヴァー 4冊目だ。 場面は華麗なるマジックショーから始まったと思いきや...なんとリアルタイムの殺人現場だった。サックスが巡査部長への昇格試験を受けている。これも実地試験とは気がつかず最後まで実際の犯人逮捕の緊迫した場面だと思っていた。そう言えば ライムがその伏線となる台詞を話していて、そこで一瞬???と思った私の勘は正しかったと言うのに。 ほんの50頁読み進めただけだがあちらこちらに引っ掛けがあり、前に戻って読み返したりと、忙しい。この手の本にしては珍しく丁寧に読んでいる。



2007年04月11日(水) ディーヴァー「12番目のカード」読了

今回もいろいろな細工がなされていて最後まで緊張をほどくことなく一気に読んだ。 感想は手帳に書きこんだので後刻写す予定。



2007年04月07日(土) ディーバ「12番目のカード」読み始め

前の2作よりもさらに興味をそそられるのは、過去に原因が在ると思われる犯罪が起こったからだろうか。 夢中になって読んでいたところ、いきなり会社が忙しくなり、唯一の読書時間である通勤時間帯に手帳片手に仕事のプランを練ったりする羽目になった。 途中GWに中央図書館に返却し、翌日に文化センターでもう一度借りるという離れ業?をやってのけた。



2007年04月06日(金) 「コフィンダンサー」読了

やはり意表をつくラストだった。殺し屋がさらにその下請けとして殺し屋を雇うのだ。冒頭からダンサーだと思われていた人物は実はダンサーが雇った殺し屋だった。 本物のダンサーは、その下請けの犠牲になると思われた浮浪者だった。 航空会社のオーナーが上空での爆破事故で殺されるところから小説は始まる。 その妻であり共同経営者の女性は非常に気丈で、サックスは恋敵ではないかと敵対関係になるが、その後意気に感じて共感を覚えるに至る。 先に読んだエンプティーチェアも同じような職業に生きる女性が出てきた。 


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