| 2004年03月10日(水) |
「蹴りたい背中」「蛇のピアス」芥川賞受賞作を読む |
とにかく20代の若い女性がそろって芥川賞を受賞したと言うことでかなり話題になっていた。 きっと文芸春秋もすぐに売り切れるに違いないと、朝プラットフォームで急いで買い求める。 まずは「蛇のピアス」。ふうん、と言う感じ。 とくに目新しい感じもない。 行きの列車で読み終え、帰りは「蹴りたい背中」を読もうと思っていたが、それっきり部屋に放り投げてある。どうやら巷ではこちらのほうが発行部数が多いらしい。ふだん文芸書など買わない人たちも手にとっているようで、なにはともあれ、喜ばしいことではあろう。 文芸書と言えるものならば。
| 2004年02月26日(木) |
歌野晶午「ジェシカが駆け抜けた七年間について」 |
会社の人が貸してくれた一冊。貸してくれると言うので「おもしろかったですか?」と聞くと「つまらなかった」という答え。おまけに読み終わったら捨ててもいいと言う。 著者の名前に見覚えがあると想ったら先日読んだ「葉桜の季節に君を想うということ」を書いた人のようだ。 会社の人が言うに、最後だけがちょっとだけおもしろかったらしい。「葉桜」もまさにそうだった。 「主人公が若者だと思っていたら、70歳のじ〜さんだったんです」というと、「全員猿だったり」と続けられた。なんでもそういう小説があったらしい。「あと、二人だと思ったら三人だったり!」そうそう!! などと結構おかしい会話をした。 ということで、2,3日で読み終えた。女子マラソンの世界を題材にしたミステリーだ。 やっぱり最後で「お〜〜」という感じだったが「葉桜」ほどのことでもなかった。でも、メキシコのシンプルな風景の描写がなんともよかった。結局は、エチオピア時間と通常の時間との誤差を利用して読者を錯覚させるというのがウリだった。
| 2004年02月21日(土) |
古本屋に本を売ってみる。 |
あまりの部屋の乱雑さにようやく重い腰をあげて片付け始めるが、とにかく物が多すぎる。 積み上げる側から崩れ落ちていく本に ついにゴミ箱に放り込みたくなるが、それはやはり気がとがめる。書庫に持っていけばよいのだが、新刊を買ってつまらなかったりすると、それも癪に障る。本屋に売れば、つまらなかったというメッセージを少なくとも本屋の主人一人には伝えられることができそうだという期待もあり、せっせと本を袋に詰める。「半落ち」「誕生日による性格判断」「カンバセーションピース」「グリーンエメラルド」「プロジェクトX」などなど。 全部で2,500円だった。まあまあと言うべきか。帰りに母に頼まれたジョナ・ゴールド、バター そして伊勢丹で輸入物のパスタソースを買い込んだら すっかり使い果たしてしまった。
| 2004年02月20日(金) |
山口瞳「居酒屋兆冶」 |
2週間ほど前に伊勢丹の古書市で買った。他に「なぜタコは元気なのか」。多分日記には書いていなかったと思うので一応記入。 兆冶は居酒屋と言う言葉に惹かれて買ったのだが、読み始めてすぐに いつか映画で見たことを思い出す。と言っても、テレビかビデオを借りて見たのだが。一体主役が誰だったかも覚えていない。妙に暗い映画だった。 本のほうはまあまあ面白いのだが、通勤が楽しみというところまでは行かない。だらだらと毎日一話ずつ読み進めている。
市長選の選挙と、ついでに蛍光灯を捨てるために文化センターへ。 ついでのついでに図書室に寄る。 最後の瞬間のすごく大きな変化 by グレイス・ペイリー 村上春樹訳、食生活史「ジェイン・エア」、「九月」上下 by ロザムンド・ピルチャー の4冊を借りる。 現在読んでいるのはミネット・ウォルターズの「呟く木霊」字はどちらも違う。 ATOKだったら出るだろうに...MSIMEの日本語能力に嘆息。 この「こだま」の方は、失踪者についていろいろな角度から語っている。きっとこれらがいつかひとつの線になるのだろう。
| 2004年01月24日(土) |
ディヴィッド・ベニオフ「25時」他 |
吉祥寺の弘栄堂書店にて平積みだったのを購入。他に「こだま」 帰りの中央線で4,5ページ読む。死に掛けていた凶暴な闘犬を怪我をしてまで拾った青年が、一体どうしたことで死刑囚になっていくのか。 ちょっと暗そうだが流行りそうだというだけの理由で買った。
意外な結末...と言っても 幸福の絶頂にあるヒロインが結末では悲劇のどん底に突き落とされることは容易に予測できたが。 結末を読んでから読み直すと周到にしかけられた伏線に気づく。うまくだまされたものだ。 妙な名前の不細工なメイドに最後はすべてを持っていかれる老嬢の二度目の自殺でこの物語は幕を閉じる。 とにかく久々に面白い結末の小説を読んだ。
朝、この本を読み終えてしまい明日からはどうしようと思っていると運良く朝日新聞社の中にある旅行会社に用ができたので喜び勇んで横にある近藤書店に行く。 狭い店内を3回半歩き回った挙句、壇ふみのエッセイ集と「猫の文学」を買う。 壇ふみは夜、早速母に貸し、猫のほうを読み出す。
| 2004年01月17日(土) |
サラ・ウォーターズ「半身」読みかけ |
創元推理文庫 一体どこで買ったか記憶にない。ここ一週間のことだというのに。 昔は読了した日を重要視していて必ず本の後ろに書き込んでいたものだ。 だが、最近本を買った日にちと場所に非常に興味を感じる。 読了した日よりも、購入した日こそ、その本に何か感じるものがあった日であり、その日の私の心身のバロメーターを後になって知ることができるからだ。
で、この「半身」は現在のところ非常に面白い。ヒロインも魅力的だ。どこか不幸の漂う貴婦人。毎週、ボランティアとして牢獄に通う。女囚たちとのさまざまなやり取り。そして霊媒師であった若い女囚の謎。 通勤が楽しみになるような、日々の辛さを緩和してくれる一冊であることは間違いない。
| 2004年01月08日(木) |
「葉桜の季節に君を想うということ」読了 |
とにかく何が良かったと言って、本の軽さが気に入った。内容ではない、まさに重量のことである。 厚さの割に手が痛くならない。冗談はともかく、さらさらと読めたが今ひとつ内容のない小説だった。 ただし、あっと驚くどんでん返しがあったことは確か。
つまり、ふらふらと毎日をこれといった定職もなく暮らしているフリーターだと思っていた主人公はなんと70歳の老人だったには驚いた。 飛んでる妹は孫もいる老女。 小説中にあった20歳の若者と70歳の老人、体力以外にはこれといって違いはないはず、という一文には力づけられた。今年で50歳になると言うことで少々先細りの気分だったが、そんな私にはぴったりの一冊だったのかもしれない。 要するに気の持ちようと言うことだ。
| 2004年01月07日(水) |
歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ」 |
昨日、朝日新聞社1Fの近藤書店にて購入。帰りの列車で読むつもりが今日に持ち越す。病院の待合室で読むつもりが、これまた無理な話であった。ようやく中河原の駅から京王線に乗り込み1頁を開く。 いきなり強烈なシーンの描写があり、あわてて周囲をうかがってしまう。 面白いのか、つまらないのかわからないが、なんとなく軽く読んでいる。蓬莱屋という、インチキ健康グッズ販売がでてくる。
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