| 2004年01月05日(月) |
横山秀夫「半落ち」読了 |
おとといの日曜に近くの書店にて購入。この本屋は数年前開店した当時は、文芸書がかなりおいてあったが、だんだんに漫画や雑誌にその場所を奪われいまやほんの一隅を占めるのみとなったが、かえって厳選されていて選びやすいという利点もある。 この日は新年初出勤の月曜を前に、なにがなんでも通勤のお供を買いたかった。この本は一年前から「このミステリーが面白い」でベストワンに輝いたとかで何度か手に取ったが結局やめていた。警察官が主役のミステリーに食指が動かなかったように思う。
で、会社の往復、および外出先が遠方であったことも幸いし、一日で読みきった。 アルツハイマーになってしまい苦しむ妻を殺害してしまった警察官を中心に、刑事、新聞記者、検事、弁護士、看守などがそれぞれの視点から事件の核心に迫ろうとする。それぞれの背後には過去、現在のしがらみが重くのしかかっている。 なかなか面白く読み進んだがいかんせん、その事件の核心−−元警察官が、どうしても秘密にしておきたかったことが弱かった。 なにも秘密にすることはないのではないだろうかという疑問が浮かんだ。 ただ、以前元警官が自分の息子こそ救い得なかったが、その後骨髄移植をしたことにより命を救った青年が お父さんと呼びかけた場面には泣かされた。
| 2004年01月04日(日) |
「世界の中心で、愛をさけぶ」片山恭一 |
何度か書店で手に取ったものの、全く購買意欲がわかなかった本だが、年越しで、TVで映画のCMをしていたためついつい買ってしまった。 本日吉祥寺に行く往復で読了。 実に陳腐な小説だった。主人公にも魅力は全く感じられなかった。 なにか一言でも心の片隅にひっかかればまだよかったのだが、それすらなかった。 それでも今、評判になっているらしい。 泣けるというのがウリだったようだが、涙腺の弱い私でも全くその気になれなかった。これが今年最初の読書とは嘆かわしいことだ。やはり自分の年齢にあったものを読むべきであったと後悔することしきり。 ということで、今日は近くの書店で「半落ち」を購入。これも一年前から気になりながらも購入するに至らなかったもの。 まあ、本との出会いはタイミングだからよしとしよう。 面白いと良いのだが。 明日の初出勤を少しでも楽しくできれば嬉しい。
| 2003年12月24日(水) |
生き方のつけがボケに出る |
一日で読了。とりあえずUPしておく。
| 2003年12月21日(日) |
乙川優三郎「五年の梅」読了 |
先週日曜に、地元の伊勢丹にある紀伊国屋にて購入。 短編集である。 ある出来事をきっかけに自分の人生に目覚めるというようなテーマがどの短編にも流れているような気がした。あきらめたり、勇気づけられたり、いろいろなことを考えながら読んだ。
| 2003年10月26日(日) |
J.オースティン 「説得」 |
10月18日母も出展した「パッチワークとキルト」展を見に久しぶりに地元の文化会館へ。 合間に図書室に寄って見る。 最近は図書館自体に行っていないので、少ないと思っていた蔵書量にも感動。英米の小説がなかなか充実していた。 規程の限度冊数の4冊借りる。 ジェーン・オースティン 「説得」 恩田 陸「黒と茶の幻想」 マイケル・オンダーチェ「アニルの亡霊」 太田 肇「仕事人の時代」
アニルの亡霊は 80年代から90年代にかけてのスリランカの混乱を描いたものらしい。 ロマンティックな英国物を思い描いていた私は少々がっかりした。 一日だけ通勤のお供に持って行きそれ以後はお蔵入り。
昨日から「説得」を読み始める。 どうやら一度読んだ小説のようだ。それもここ2,3年の間に。いつものことだから驚かない。 すっかり忘れていることでもあり、楽しく読んでいる。
| 2003年10月15日(水) |
吉屋信子「鬼火 底の抜けた柄杓」読了 |
短編集 童貞女昇天、鶴、鬼火、茶椀、おうなの幻想、もう一人の私、宴会、墨堤に消ゆ(木歩という俳人の一生)、底の抜けた柄杓、岡崎えん女の一生。
今現在はほとんど筋を思い出せるが、その内完全に忘れるだろう。 中で、底の抜けた柄杓というのは尾崎放哉の一生。 どこかで見た名だと思っていたら 最後に句がいくつかあり、なるほどと思った。 せ き を し て も ひ と り
以前新聞か何かの俳句十選の中に挙げられていた句だ。
表題ともなっている 底の抜けた柄杓で水を呑もうとした
という句に惹かれた。
若かりし頃、従兄弟であると言う理由で結婚を反対され、心中を相手に申し入れたが拒絶された。 彼がその一生を捨て去ったのはその失恋の痛手のせいだったかどうか。 人の気持ちなど他者にはしる由もないのだが。
| 2003年10月14日(火) |
講談社+α新書「親鸞と暗闇をやぶる力」他購入 |
雨の中、会社の買い物でカレッタ汐留に行く。 運良く?品物が揃うのに30分かかるというのでチャンスとばかりにかねてより行って見たかったメディアタワーアネックスにオープンした八重洲ブックセンターに行く。
ここ何日か気になっていた「親鸞と暗闇をやぶる力」上田紀行、高 史明、芹沢俊介共著、弟にたのまれていた「野菊の墓」、を買う。 レジでふと「ビジネス書は何階ですか」とたずねるとなんとそのフロアの一角にあった。 尋ねた割には、新刊のあたりでふらふらしていると、ご丁寧にも先ほどの店員が走ってきて、再び指をさしてビジネス書の一角を教えてくれる。 またもや丁寧にお礼を言ったがこうなるともう買わずには帰れない性分である。ざっと見渡してとりあえず仕事に関係にある保険関係の一番安い本を買った。
またもやカレッタ汐留にもどる。例の亀が雨煙る中、さらに噴水を吹き上げていた。
| 2003年10月03日(金) |
吉屋信子「鬼火」他購入 |
会社の帰り、本当は時間の活用術についての本がほしかったのだが全く関係の無い本を何冊か購入。 新宿ルミネの5F コーヒーを飲みながら本を探せるらしい。 吉屋信子著「鬼火 底の抜けた柄杓」
| 2003年10月01日(水) |
保坂和志「カンバセイション・ピース」購入 |
会社の帰りに小田急デパートに漢方薬と黒酢を買いに行ったついでに三省堂に寄る。 ようやく念願のこの本を購入。
| 2003年09月27日(土) |
村上春樹「村上ラヂオ」 |
かの女性誌「anan」に連載されたと言う短編集。 大橋歩のイラストがなんともほのぼのとしているし、イラストレーターのあとがきがある文庫本も珍しいような。 本人もあとがきで書いているように、若者対象ということで、断定しない書き方をするように心がけたせいだが、村上春樹の小説はいずれも、そんなところが特徴と言えるように思う。それがこの作者の優しさでもある。 ということで、久しぶりの村上春樹はやはりすいすいと私の内臓に沁みわたるような気がした。 すいすい過ぎてもはや何も覚えていないのは困ったことだが。
姪の小学校最後の運動会に行く往復でのんびりと読んだのも良かった。
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