ミドルエイジのビジネスマン
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2009年11月08日(日) 公式同窓会

オレンジ色の夕日が沈もうとしている光景は、電車の中から眺めた。こんなに天気がよい日だったが、オフィスに行って、仕事をしてきたのだ。天気の良い日は働く日でも休みたいのというのに、休むべき日に働きに行くなんてと、腹立ち紛れに、家族に当たってしまった。

金曜日は、昭和16年卒業のお爺さんまでが出席する同窓会の受付をやってきた。何一つメリットもないが、お世話になった方が熱心なので、お手伝いと思って何年も続けてきた。しかし、時は移って情勢も変化する。ある者は態度が大きいと嫌われ、ある者は高齢化して出てこなくなる。

しかし、あれだけいると、中には変わった人もいて、同じクラスの同級生同士で国会議員になったという話をしている人もいた。ミーハー気分で国会議員と名刺交換をしてきた。


2009年10月31日(土) キャンピング トレーラー

近所で開催されたアウトドアライフのフェアにキャンピングトレーラーが展示されていた。普通免許で牽引でき、4人が泊まれるトレーラーが2百万円くらいで手に入るそうだ。中古なら安いかと言うと、みんな同じことを考えているので、割安でもないそうな。カタログを貰ってきた。なんと、製造しているのはスロベニア。スロベニアって、どこにあるんだっけ。

夜寝る前にカタログを広げると、まだ眠っていないのに夢が広がる。いいなあ、オンボロ車でトレーラーを牽いて全国を旅して廻ろうか。オートキャンプ場は高いので、森の中の空き地を借りるか、安ければトレーラーを留めるだけの敷地を買って、そこをベースに観光する。バスが停車できるくらいのスペースがあれば停められる。昼間は海を見下ろす高台の駐車場の一等地に停めて、キラキラ輝く海面に目を細めながらコーヒーを飲む。一人で走り回る分には折りたたみベッドを片付けなくてもテーブルセットが使えるので、自由気ままな生活ができる。

一度家を出たら一ヶ月くらい帰って来ない、そんな生活を体力のある六十代のうちに経験してみたいものだ。


2009年10月24日(土) THE ハプスブルク

10月22日木曜日の午後、半日の休暇を取って六本木の国立新美術館の「THE ハプスブルク」に行ってきた。ウィークデイの午後ということもあってか、五十〜六十代くらいの女性が圧倒していた。どこかで見知っている絵画が沢山あり、なかなか見ごたえだ。5百年前の絵画は写真のように人物やドレスの質感を写し取り、肖像画に描かれた皇女や貴族が現在もその姿のままどこかで生きているかのようだ。

明かりを反射する目に映っているのはスタジオのライティングではないかと覗き込みそうになり、立体的な胸元のレース模様に、思わず手が出そうになる。写実という意味では、これが絵画の究極ではないかと思われるのに、さらにこの時代の後にも、西洋絵画の発展が続いたというのだから驚きだ。作品が国別に展示されていて特徴が分かりやすかった。もう一度行こうか。

美術館は六本木という賑やかな街の中にありながら、静かな環境を確保し、贅沢な空間を提供している。板張りのテラスで目の前の林を見ながらコーヒーを飲んできた。記念に「11歳の女帝マリアテレジア」の小さな絵のついたクリップを買ってきた。本の栞(しおり)に使うつもりだ。


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