ミドルエイジのビジネスマン
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さてさて、週末は町内の側溝清掃と自動車の任意保険の更新、そしてウッドデッキの上のビールで終わってしまった。後悔先に立たずだ。
そういえば、図書館に本を返しに行って、また借りてきた。自転車で行ったのに夕立に遭ったので、雨宿り気分で小さな図書館の静かな雰囲気を楽しんできた。新しく借りてきた中では、女性の脳科学者が若くして自分が脳卒中になっちゃったという、「奇跡の脳」(ジル・ボルト・テイラー著)は楽しみにしている。まだ最初の方しか読んでいないが、脳内出血のために脳が機能を弱めていく過程で、体の外と中を分けている境界の意識が薄れていき、肉体が頭脳の指令だけ動く機械ではなく細胞単位の統合体であること、あるいは自分が分子レベルで宇宙の一部であるという意識が強くなったという。肉体的には頭の中から冷たいカキ氷を食べた時のキーンという強い痛みを感じるけれども、精神的には外界と自分の境い目が韜晦していくような幸せな感じがしたという。
これらは、以前読んだ立花隆の「臨死体験」に体験例としてしばしば描写されていた現象と共通するものがある。多分そうだろうと思う。死が苦痛に満ち、暗く重いだけのものであれば、最初から「生命(いのち)」などもらい受けない方がいいくらいだから。
昔であれば、このような経験をした人は宗教家になるしかなかったであろうが、今の世は快復した後引き続き脳科学者として発言し、その内容が社会的にも受け入れられ、その後の快復過程が、リハビリに苦しむ人や病気の予備軍に希望を与える。ちょっと読んだだけで、良い本だと予感させる。
エナジー水を補充するため、久しぶりに埼玉県の柳田ファームを訪れた。たまたま、他に5人もの来訪者がいて、今後の「民衆運動」をどう進めていくか話し合っていた。こんなに、早く、しかも影響力や実行力のある人達が集まってくるとは思わなかったので正直驚いた。既に、店の入り口付近にトイレがあって、その臭いに悩んでいたコンビニがプラント(というほど大げさなものではないらしいが)を設置したら、臭いもなくなった上、エナジー水が取れるようになった。ただし、1槽式のため、純度は高くないらしい。
20畳ほどのログハウス(?)の2階の部屋から、雨に打たれた林の緑が鮮やかに目に入り、確かに、この辺りには人の心を爽やかにするものがある。酸素マスクをつけたときのような、どこまでも深く深呼吸をしたいような、そんな気になる。
人伝(づて)に、全国区の味噌醸造会社の人や大手スーパーの幹部の人が、あの、ひとりで養豚をやっている男を訪ねてくるのだという。
土曜日は曇り、日曜日はほぼ雨、夜になって大風が吹いている。こんな天気でも、ウッドデッキに出れば楽しみもある。塗り直したので、新品のようになっている。2〜3時間で乾いてくるので、思ったより手軽だ。これからも、あまり大げさに構えず、気がついたら塗るようにしようと思う。
庭に植えたみかんの花が咲き、咲き終わった花のめしべの根元には小さな実がついている。去年は雨の日にちょっと目を離している間に、ナメクジに花を食べられて全滅してしまった。今年はネットで調べて紅茶をかけたりビールを置いたりして対策を立てた。ナメクジはカフェインが嫌いで、ビールが好きなのだそうだ。
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