ミドルエイジのビジネスマン
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| 2008年05月06日(火) |
スイングドアを作るのに4日間 |
元々はゴールデンウィークに自転車小屋を作る大構想だったのだが、その前に、玄関脇の木製の柵を切り開いて蝶番を取り付ければスイングドアになると家族に説いていたことを実証しようと、気楽に取り掛かった。と言っても、柵の手摺りには幅20センチ、厚さ11センチで長さが1メートル以上もある固く重い建築材が使われているので、それを切断するだけでも一苦労だった。
まずは、ホームセンターに行って電動丸ノコを選ぶのに半日、充電式ドライバードリルを買うのに翌日半日、アウトドアにふさわしいデザインの蝶番を探すのにまた半日と大変な散財と気苦労を重ね、ようやく作業開始となった。
ところが理屈は簡単、実行は困難。丸ノコをしかも空中で振り回すのは初めてだし、玄関先で大工さんのような音を出すので近所の視線を浴びるし、で緊張を強いられた。手摺りが厚すぎて一度では切れないため、上から、手前から、奥からと三方向から切れ目を入れて、やっとのことで切断することができた。しかも、想像もしないところに打たれていた釘に電動ノコギリが接触、いきなり火花が散ってギャインッというすさまじい金属音に見舞われた。
その後も、頭でっかちのスイングドアは重すぎて変形、開閉が思うように行かないなど試練の数々を経て、連休最終日にようやく30度までスムーズに開くようになった。「30度まで」というのは、デッキの床材に反り返った所があって、そこで引っかかるからだ。目の粗い木工用のヤスリでデッキとドア底面の両方を削る方針だが、無事に「90度まで」開くのはいつになるのだろう。ましてや自転車小屋など、果たして建築可能なのか。
| 2008年04月27日(日) |
「エイラ 地上の旅人」はハーレクイーンロマンス |
ここのところ、「エイラ 地上の旅人」の連作を読んでいる。もう、7冊目に入った。最初はとても興味深く、ネアンデルタール人の集落を追われて、野生馬の子を飼いならして一緒に暮らすところなどワクワクしながら読んでいたのだが、ジョンダラーという瀕死のイケメン青年を助けて知り合った辺りから「ハーレクイーン ロマンス」のようになってしまった。
浅黒い別のタイプのイケメン青年も現れて三角関係で危機を迎える二人・・・などという展開になってしまい、濃厚なベッドシーンなども出現して、だんだんと何で3万5千年前のベッドシーンを読ませられるんだと腹も立ってくる。
そもそも、エイラは通常の言語とは異なった身体の表現による言葉を読むことにも長けていたはずなのに、どうして「愛し合っている二人が互いを思うあまりの誤解から生じたすれ違いに延々と身を焦がす」ことになるのか不思議でならない。選ばれた理想の男と女が繰り広げるロマンスの部分、早く終わってくれないかなと思う。
まあ、女が小説を書くとどういう展開になるか解っただけでも勉強になった。それにしても、知的生産術で効率が10倍アップするはずだったのに、延々と「ハーレクイーン ロマンス」を読んで時間を潰すのが一番の成果では、「勝間和代先生」の本の読み方自体を間違っているのかもしれないな。
先輩が仲間とやっていた会社から大きな会社に転職した。あるときは小さな会社の経営者、またあるときは大きな会社の部長さんと融通無碍だ。専門領域に特化した仕事をしているので勤務先や業務形態が変わっても業務の中身はほぼ同じ。あの人の仕事は信頼できる、と業界の中で評価されていれば、このとおり、ひらりひらりと華麗な転進もできる。
そういう訳で、お祝いにうなぎ屋さんでお昼を食べることになった。限定10食のお得な「うな重肝吸い付き尻尾はみ出し」に山椒を振りながら、前回うなぎを食べたときのことを思い出そうとしたが、その情景がなかなか浮かんで来ない。土用の丑の日あたりに家族で食べるスーパーの蒲焼を除けば、ここのところ外食でうなぎを全然食べていないことに思い至った。一人でうなぎ屋さんにはあまり行かないので、交遊が質量ともに劣化している証し、と密かに反省した。
食べ終えて、こちらがお祝いに勘定を持つべきだな、などとのんきに考えていたら先輩が伝票をさっと取った。これではお祝いにもならない。後輩として食後のコーヒーだけ二人分払った。 次の機会にはお返しとして、店主がやたら元気で、対照的に頼りなくしぼんだ「専務」がレジを打つ焼き鳥定食をご馳走しよう。
週末には自動車の整備。車体が揺れると後方(多分社内)からキュルキュルと鳴るので、ドア周りのゴムの手入れをし、後部座席の背もたれを支えているフックに潤滑油を差したところ音は止んだ。少しずつ悪化するのを雨のせいかなどと言いながら一ヶ月位も気にしていた。もっと早く診ればよかったとこちらも反省。
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