ミドルエイジのビジネスマン
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2008年02月12日(火) 冬になればモツ焼き屋に(1)

雪もチラつく三連休の初日2月9日に東京は下町の「モツ焼き」屋にひとりで行ってきた。寒くなると、無性に食べたくなるのだ。12時半に駅に着いてしまって、「早すぎるだろうな、酒を飲む前にコーヒーで時間を潰すのもツヤ消しだなあ」などと思いながら歩いていくと、既に店の前には行列ができている。

お昼からやっているのは知っていたが、まさか飲み屋が11時半から開いているとは思わなかった。のれんの外に10人くらい並んでいるので最後尾につくと周りの人の会話が聞こえてくる。時間としてはちょうどいいよ、11時半からの人が一回転して今からドンドン出て来る、列も前回より断然短いし・・・おお、そうかい、それはラッキーだった。待つのもあと5分くらいか。あのおじさんは前回も居たよね。いつも来るのかな、そうとも、毎日来る人だっているんだ。最初から焼酎を飲んでいる人がいるけど、やっぱりビールだよね、のど越しが違うもん、だと?10年前にはそんなことを言う奴はいなかった。黙って座れば、焼酎の梅割りがコップから溢れるように注がれるのが暗黙の了解事項だった。


2008年02月03日(日) 雪の降り続いた日曜日

ローソンにDVDの自動貸出機を設置した会社がキャンペーンをやっているので利用するように奨められた。まだ試験的な試みらしい。土曜の夜に見始めて気がついたら日曜日の午前3時だ。ふと外を見ると雪が降っている。

何時間か寝た後、まだ眠い目を擦りながら朝食を摂った頃はみぞれになりかけていたが、食後のコーヒーを飲んでいるうちに持ち直して本格的な綿雪になった。長靴を履き、散歩に出る。近くの木々には帽子のように積もり、遠くの森も降りしきる雪の幕に霞んでいた。

空を仰げば直径1〜2センチほどの無数の雪片が次から次へと落ちてくる。中には途中でくっついたのだろう、長さ3センチもの大きなものもある。遥か上空から目をつけておいた一片の雪に狙いを定め、ひらひらと舞い落ちてくるのを待つ。そうして、地面に着地する前に空中でキャッチする。

暖かなこの地の雪は、明日には何事もなかったように消えていることだろう。


2008年01月27日(日) 時ならぬティーパーティ

昨日、向かいの家に越してきた若夫婦から引越し挨拶に紅茶とクッキーをいただいたので、日曜の朝、真っ青な空の下でウッドデッキに出てお茶の時間を楽しもうと準備をしていると、当の若夫婦やらお隣やら斜め向かいやら、沢山集まって時ならぬティーパーティとなった。前の小路をあっちに行ったりこっちに走ったりしている幼稚園の年長くらいの子供たちが沢山居るので、その子達を見守っている親が寄って来るのだ。お菓子や牛乳やジュースなど子供たちのおやつも沢山集まった。


芝に置いた椅子には冷たい風が当たるが、デッキの上は家が壁になるのか暖かかった。ログハウスの家を買おうかという共通の好みが安心感を呼ぶのだろう、皆フレンドリーだ。あっという間にそれぞれの出身地やどんな仕事に就いているのか明かされていった。家の中に入り込まない気軽さが、人々を気さくにさせ、集まりやすくするのだと思う。


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