ミドルエイジのビジネスマン
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土曜日は最愛の妻と一緒に東京都美術館に足を向けた。青いマントのマリア様や貝殻で水を飲む幼な児たち(飲ませているのはキリストだと解説してあった)が居た。案の定、大混雑で先日のお花見と同様、歩幅10センチで歩く羽目になった。
帰りは地元の洋館フレンチレストランで子供抜きのディナー。ゆったりと座れて、食事も美味しく、値の張らないワインもしっかりしていて快適な時間だった。なによりも、料理のボリウムがたっぷりなのが嬉しく、茨城牛の赤ワインソースがどうしたこうしたという肉料理が出てくる頃には、半分持て余すほどであった。
おそらく都心の半分位の値段なのではないかと思う。ただし、皇居の向こうに新宿の高層ビル群という景色もなければ、お客様に惚れぼれするようなカップルもいない。老夫婦や家族連れが多く、中にはおじちゃん4人ににおばちゃん2人というグループもいた。
いずれにしろ、これでしばらく、家内からは「どこにも行っていない」という文句は出ないだろう。
日曜日は、少し遅れた男爵イモの植え付け。種芋は2週間前に買っておいたので、既に芽が出ている。植え付けのタイミングとしてはかろうじて間に合ったのではないかと思う。ジャガイモの味は「男爵」が一番。
| 2006年04月16日(日) |
頑張れ、ミドルのベンチャー企業 |
先週、ミドルエイジの紳士たちと淑女がやっているベンチャー企業を訪問した。大きな企業から独立したというか、独立せざるを得なかった仲間同士でチームを組み、大手の会社とタイアップしながら専門分野を極めていこうとしている。
最初お話を伺ったときは、社会をこう変えて行きたいという話が中心で、ベンチャー特有のギラギラしたところがなく、後がないという切実さも伝わってこなかった。いきおい、こちらも、どこまで本気でやっているのだろうという思いが消えなかったのだが、訪問して身近に話してみると、かなりギリギリの状況にあるようだった。
いかにも余裕がありそうで、どこまで本気なのかと思ったのは、社長はじめ皆さんが元々品格のある人たちで、しかも人生経験豊富なため、物欲しそうな顔もせず、恬淡(てんたん)としていたからかもしれない。
社会的にも相当な地位にあった方々が、数人で全く新しい会社を設立し、メンバーそれぞれの経験、人脈、専門性を生かしながら一生懸命風を読み、新しいマーケットを創ろうとしている姿は美しいとさえ思えた。
惜しむらくは、業界の外の人たちに対する説明のしかたがあまり上手とは言えず、会計上の知識レベルも今ひとつというところがあり、客観的に見ると、自分たちの意図が思ったように伝わらなくても仕方がない面もあったことは否めない。
それにしても、50歳とか60歳でベンチャーという方々とは初めてお会いしたが、その凛としたたたずまいに、どうか頑張ってくださいという気持ちになった。訪問先から戻る電車の中でも、そして、帰宅する電車の中でもホカホカと暖かい気持ちに包まれた一日だった。
| 2006年04月09日(日) |
社会福祉協議会の使命 |
一市民として、けなげにも町内会の年次総会に参加してきた。
町内会から社会福祉協議会に毎年寄付をしてきたのだが、当町内会の住民は会員として認知していないので、新たに計画している「移動サービス」を受けられないと言われているそうだ。
一世帯当たり年間500円の会費(寄付金ではなく)を町内会経由で納めないと、サービスしないと恫喝された訳だ。先方から見れば、理屈の多い町内会なので扱いにくいのかもしれないが、市から助成金をたんまり貰っている団体が市民に対してそんな差別的なことを言うとは信じられない。
「移動サービス」というのは自分で出掛けられない人をボランティアが運転して外出の支援をすることらしいが、サービスを受けるのも有料となるそうだ。市の外郭団体として、位置づけを不透明にしたまま町内会を使って全市民を強制的に囲い込んできたのだったが、その本質を問われて逆ギレしたのだろう。
権利と義務が明確でない団体の「会員」になるより、納税者の権利として市から直接サービスを受けたい。
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