ミドルエイジのビジネスマン
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大学時代にお世話になった方の三回忌のため、週末に気仙沼まで行ってきた。一ノ関から単線のディーゼルカーに乗り、新緑の谷間を縫うようにして目的地にたどり着いた。お疲れでヘトヘト状態のため、今週は日記も一行ということで。
携帯電話のバッテリーが数日も持たないようになってきたので、久々に機種変更をしようと思いながら連休中にショッピングセンターをブラついていると、テレビでCMを流しているソニー・エリクソンの黄色い電話機が目に入った。auの「W31S」という新機種だ。例によって着歌フルが自慢の電話だろうくらいに思っていたが、カタログでその機能を見て驚いた。音楽を取り込むのは携帯からばかりではなく、パソコンで音楽配信のMoraからダウンロードして取り込むこともできるし、音楽CDからコピーすることも可能だ。カメラの画素数も2メガの性能だし、言うことはない。オマケにFM放送も聴くことができる。ついに携帯もここまで来たかというレベルだ。
かわいい女の子(調査によるとYUKIという歌手だそうな)がウサギの耳になってしまうCMも世の中にあまねく広まっているし、機能満載の機種なので飛ぶように売れていると思い、とりあえず予約でもしておこうとしたら、お店の人に「お客さん、運がいいですね。今なら最後の1台があるんですよ。」と囁かれ、直ちに契約して現物を持って帰ってきた。
ちょうど携帯音楽プレイヤーを買おうかなと思案していたところだったので、迷うことなくこれに決めた。今持っているデジカメも音楽を録音できるのだが、CDからパソコン経由で「スマートメディア」に音楽を入れる操作性やスピードに難があるし、そもそも携帯電話とカメラを一緒に持ち歩くことが面倒くさくなって、当初の意気込みが薄れてしまった。今度は携帯とデジカメと音楽プレイヤーを一緒に持ち歩くようなものだ。
欠点としては、ソニー独自のメモリースティックDuoというメディアを使うので、個人として何種類もメディアを持つ破目になることだろう。そして、最も大きな問題は、最愛の妻が、黄色い携帯電話が夫のバッグの中にあるのをまだ知らないことだ。ああ、どうしよう。
 連休の間に何とか格好をつけようと畑仕事に精を出し、商店街のイベントに協賛して売り出されたナスとゴーヤを植え付けた。ゴーヤは初めてトライするが、要するにキュウリのようなものだろう。お店のおじさんから、まだ苗が幼くて、強い風から守るように風除けをするように言われたが、面倒だったので適当に植えてきた。この季節、鯉のぼりを大きく泳がせる強い南風が吹いて、苗の茎を折ってしまうことがあるのだ。
子供たちが小さかった頃、お爺ちゃんとお婆ちゃん(妻の父母でまだ若かった)が小さな庭に不釣合いなほど大きな鯉のぼりをプレゼントしてくれたので得意になって揚げていたら、電話線や屋根の滑り止めに引っかかって大変な思いをしたり、夜中に大風が吹いてポールが折れるのではないかと心配になって取り込もうとしたら、却って自分が風にあおられて、パジャマ姿のまま脚立から転げ落ちそうになったこともある。
写真は畑の隅に去年の春植えたウドが予想通り芽を出したところ。もう少し大きくなったらホロ苦さを楽しみながら味噌であえて食べようと思う。
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