一長一短 - 2003年11月30日(日) 我が家に2ヶ月に一回、定期的にやって来る 「富山の置き薬」の営業マンは 「お父さんあっち行って!」とか 「お父さんと洗濯物は一緒じゃイヤだからね!」と、 高校生の娘などがいたら、邪険にされてしまいそうな太った中年の男性である。 何故なら彼はワキガマンだから。 く、臭い、、、。 そんなアイツが、昨日もやって来た。 使った分の薬の集金に。 ドリンク剤10本分、3700円を払った。 このドリンク剤、前回「疲労回復に良く効きますよ〜」と、 オヤジがオコゼのような顔をニヤリとさせ、置いていったものなのだが、 これが、凄く良く効く。 一本、約400円と、安いのだが、高麗にんじんベースだそうで、 寝る前に飲むと起きた時が本当に楽。 当然、今回も追加をお願いした。 そう、彼は見かけは冴えない中年のオヤジなのだが、 客に勧めるものは、なんだか冴えている。 ずっと前に飲んだりんご酢も良かった。 今回もオヤジは新商品を我が家に置いていった。 今度はハーブの入浴剤。 肩こりなどの疲労がすっ飛ぶように取れる他、ハーブの 香りにリラックス効果があり、しかもそれを溶かした湯が 飲めちゃうほど安全らしい。 早速使ってみた。 すると、本当にいい感じ。 いつもは入浴剤を入れても、風呂から上がってしばらくすると、 体が何気に冷えてくるのだが、昨日はそれがなかった。 寝るまでの2時間、体中がホカホカ。 それに、いつもより爽快な気分。 やはり、今回もオヤジは冴えていた。 長年の経験から、商品を見抜く目は相当なものがあるのだろう。 私は「営業としてあのワキガの臭いさえなければな・・・」と、 惜しまずにはいられない。 一長一短・・・そんな言葉が頭の中をよぎるのだった。 おしまい。 ... ベビースターラーメンと私。 - 2003年11月28日(金) 私は子供の頃からベビースターラーメンが大好きであった。 時の流れと共に袋のイラストも変わり、 一種類だった味が何種類かに増え、私の幼い頃のそれより かなり進化してしまったが、今でも私の ベビースターラーメンへの気持ちは変わらない。 みなさんもご存知のとーり、ベビースターラーメンというのは、 その一本いっぽんが小さくて細い。 なので、たくさん口に運びたい!という、はやる気持ちと摘んでいる指との 折り合いがつかず、私はいつもポロポロとこぼしてしまう。 そして、食べ終わった時には、数本が・・例えば パソコンの机の下とか、何故かトイレとかまでに落ちていたりするのである。 その散らかり具合は、、まるで「お行儀の悪い子供」。 で、今日もまたそれは落ちていた。 起きて布団をあげている最中、自分の毛布を 畳もうとしたら、一本のベビースターラーメンがポロリとこぼれたのだ。 昨日の夜、旦那と2袋食べ上げたときのもの、チキン味と とんこつ味、、そのどちらかに違いなかった。 さすがに「こんなところにまで・・」と驚いた。 寒い夜、寝床の中で一夜を共にするとは、なんという親密さであろう。 畳の上に寝そべる一本のベビースターラーメンを、 「これからもよろしく・・・」と優しく摘み上げた私だった。 おしまい。 ... 世間知らず。 - 2003年11月27日(木) つい先日の土曜日。私はなんと、、3人のオカマと遭遇した。 一人目はバイトに行こうと、最寄駅のホームの階段を上っていたとき。 下ってくるカバのような中年の大柄のオカマとすれ違ったのだ。 その人は「部長、これからかくし芸大会ですか?」といったような 舞台調の濃い化粧をほどこしていた。 2人目は乗り継ぎ駅のホームだ。 金髪のストレートロングを、頭の高い位置で ポニーテールふうに結い上げた、若いがやはり太めのオカマであった。 洞察力などまったくない私だが、それでも長年女をやっているせいか、 その人が純粋な女なのか、そうでないのかぐらいは分かる。 2人に共通していたのは、本人の意思とは悲しいまでにかけ離れた 太くがっちりした体の線と、マイケルジャクソンばりの 隈取り、いや違った、、くっきりとしたアイラインと いった不自然な化粧であった。 そして帰りの電車で見た3人目は、茶髪のショートで、 手には小さな花束。先に見た2人よりはちょっぴり女らしかった。 1日に3人ものオカマと遭遇するとは、いったいどういうことなのか?と 私は疑問を持たずにはいられない。 もしや、この第三の性別は、私が思っている以上に この世の中に多く存在しているのではないか? そういえば、テキスタイルの企画をしていた頃、 上司が私に良く言ってたっけ。 「自分のデザインした柄を着ている人を街で一人でも見かけたら、 その商品はかなり市場に出回っていると思っていい」と。 もちろん、私は「オカマな人」の存在が悪いとは思ってない。 人は自分を殺してまで生きるべきではない。 生まれてなお、性を選ぶ自由だってある。 そこに生じる違和感は大したことのない問題だ。 だが、、こうも良く見かけるとなると・・・。 日々、新聞やニュースなども見、世の中の流れは、 だいたいつかんできたつもりであった私。 だが、流れは思ってる以上に早かったのかもしれない。 今、オカマな人は確実に増えている。 「自分はなんて世間知らずだったのか・・」と、 多いに反省させられた1日であった。 おしまい。 ...
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