無敵。 - 2003年09月04日(木) ヨーカドーで旦那が豆乳を買ってきた。 「無調整の豆乳」というもので、品質における メーカーの自信の表れなのか、値段が少々お高め。 ボトルに書かれている書体といい、 いかにも純度が高そうで、しかもオマケとして「にがり」なんかが 付いている。 そう、付属のそれをこの豆乳にいれると、豆腐が出来ちゃうらしい。 風呂上り、早速いただいてみた。 まさに「豆腐以上豆腐以下の何者でもない・・」っといった感じの味。 思わず、これを買わずとも豆腐を丸呑みしたら いい話ではないのか?と思ってしまうほどであった。 で、その豆乳を飲みながら、タバコを吸っていると、 そこへ旦那登場。 「これってホント豆腐じゃん!」と笑う私に旦那は 「体に良さそうだろ〜。だってこのにがりを入れれば豆腐が 出来ちゃうぐらい濃い豆乳なんだぜ〜。」などと言い おまけに 「そうだよ!これで豆腐作ってよ! 豆腐まで作れたら、おまえも、もう主婦として怖いもん無しだぜ〜!」 と訳がわからない。 ここで言っておく。 そんなもん作らなくたって 私に怖いものなんかない。 おしまい。 ... 触発のゆくえ - 2003年09月03日(水) 今回の帰省ではうれしいことがあった。 それは新しい出会い・・友人のお兄さんと出会ったことである。 彼は画家。 一度個展を観に行き、アトリエにお邪魔したくなって、 友人に無理を言い、連れて行ってもらった。 アトリエは新潟の寺泊という海沿いの町にある。 地下の倉庫だった部分を手直しして使っているという そこは、打ちっぱなしのコンクリートがお洒落で、 大きなイーゼルが3つもあり、筆なんて数え切れないほどで、 関係ないけど、足の短い可愛い犬までいて さすが、絵を描くことを職業としているだけのことはある!という 感じであった。 海の見える静かな場所で大好きな絵を描く。 なんと素晴らしいのだろう。 過去の作品を見せてもらううち、そんな気持ちでいっぱいになった。 と、同時にもし、欲に駆られることなく就職などしなかったら、 私も絵を描き続け、アトリエなど持ち、犬も飼い、こんなふうに アーティストとして生きていたのではないか?などと思ったのであった。 とにかく、私にとっては本当に有意義な時間であった。 帰り道、私は自分の中で絵を描いてみたい・・という 衝動を抑えきれずにいた。 家に着き、ご飯を食べ、風呂に入った後、 母親にスケッチブックを借り、取りあえず自分の自画像 に挑戦してみた。 18年ぶりの手は初め思うようには動かなかったが、30分ほど すると感を取り戻したのか、するするとブランクがなかったかのように 鉛筆HBが進む。 そして2時間後。 ようやく完成したそれは・・・ナンとソックリで、 その予想外のいい出来に、満足して眠った私であった。 そして、朝方、トイレに行くため、まだ薄暗い部屋で私は目を覚ました。 ソファーに立てかけたスケッチブックにふと目をやる。 すると、 ビックリしちゃった。 こわくて。 描いた顔がスッピンだったゆえに・・ 描かれたものがソックリ過ぎたゆえに・・・ スケッチブックの中で微笑む私は・・ ちょっとした化け物。 おしまい。 ... 世間。 - 2003年09月02日(火) 9月になった。 私の誕生月である。 で、年などもう取りたくない私は、 「誕生日?誰の?」というふうに、年が増える ことには一切触れることなく、できるだけ普通に この月をやり過ごそうとしているというのに、 9月1日になった途端の昨日深夜のテレビショッピングでは、 「誕生石!9月の誕生石サファイヤがこのお値段で!」とか 「このお値段ですから〜9月がお誕生日の方はぜひぜひ!」とか 「これをごらんになっている旦那様!奥様のお誕生日の贈り物に!」などと 盛んに言っていて、 さらに、今日の午前中、化粧品屋からうやうやしく来たFAXに書かれて いたメッセージは 「お誕生日おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます」の "これでもか〜これでもか〜攻撃"。 そんなに世間は私に年を取らせたいのか。 おしまい。 ...
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