その後の魚肉ソーセージ - 2003年08月27日(水) 本来夫婦というのは、何だって平等に シェアしなければならないにも関わらず、 6本あった魚肉ソーセージが、いつの間にか 旦那に食われ、残り一本となっていたことが発覚した日、 彼が帰って来たのは深夜一時になるかならないかの遅い時間であった。 家に入るなり、「俺先に風呂入るわ〜」と 背広を脱ぎ、モッコリブリーフ姿で風呂場へと向かう旦那を 「ちょっと待て〜〜!」と呼びとめ、 私は魚肉ソーセージの件を早速問い詰めたのであった。 必死に食べたかったことを訴えると、 「だから一本残しておいたろ〜」と彼。 その顔は悪びれた様子もなく笑っている。 そこで、「3本は食べたかった!」 と反論してみると、彼は 「でもさぁ〜、あのソーセージそんなに美味しくなかったよ。味薄かったもん」 などと、目をパチパチとさせ、言い訳をするのであった。 その釈明の弁は、私には到底納得できないもの。 と、言うより、「そりゃないだろ〜」という感じのものであった。 もはや60歳をとうに越え、年金暮らしの母が買ってくれた ”愛情ソーセージ”であるのに、「美味しくなかった」とはなんでぇ! 彼はさらに付け加える。 「魚肉ソーセージぐらい俺が買ってやるさ〜」と。 ・・・・・・・。 そういう問題じゃない。 私はお母さんが買ってくれた魚肉ソーセージが食べたかったの!! おしまい。 ... ぐるぐる。 - 2003年08月26日(火) 私は昔、テキスタイルデザイナーというものをやっていた。 平たく言うと「洋服の柄を考え、デザインする人」。 アパレル関係の末端に位置する職種だ。 企画デザインは各シーズンごとに1年前に進行する。 その為には、常に「巷で流行ってるもの!」に敏感でなければ ならなかった。 次の年の柄やアイテムのトレンドを予想するには 「今を知ること」が欠かせないからだ。 また、大手アパレルのデザイナーと商談することもあるため、 当然自分の服装にも気をくばることが大切。 見かけがダサくては、いくら 「私はおしゃれなものを考えます!お任せください!」 と言ったところで、信用度は薄い。 金もかかれば気も使う結構面倒くさい商売だった上、 良く考えたら、家庭科の成績が2に近かった私は、 実はちっとも洋服関係の仕事が好きではないことに気がついて、 10年ぐらいたって、アッサリ!キッパリ!その仕事を辞めたのであった。 で、あれから早、○年経った今日。 地下鉄のエスカレーターに乗っていた私は、 自分の前の人がはいていた、 白地に赤や茶、ブルーとかのぐるぐるとした渦巻き模様が プリントされている、ベルボトム調の柄入りパンツを 後ろから眺めながら、 そう・・・、それは本当に無意識のうちに・・ 心で呟いてしまったのであった。 「バ〜カボンボン!」・・って。 おしまい。 ... 強面。 - 2003年08月25日(月) キリリと上がり気味の眉毛のせいか、 黙っていると「こわい」と言われてしまうことが、 多々ある私。 今日夕方。 エレベータに乗り込んだら、 先に乗っていた、”色の黒いこぶ平”という感じ の30代半ばぐらいの男性に、目が合うなり、 何故か「すみません」と軽く頭を下げられてしまい、 降りるときには「失礼します!」と、背中に 声をかけられた日にゃ〜、 私の強面も、ヤクザの組長並み・・・? と思わざる終えないのであった。 おしまい。 ...
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