サイトのTOPをクリスマスをイメージした女の子に変えました。 夏からずーっとミスサーパラに応募した作品を載せっぱなしでしたから、さすがに自分でも見飽きました。気に入ってる絵なんですけどね。
キリっとした女の子なので、杓杖を持った天使とか、首に豪奢な鍵を下げた扉の管理官とか、色々試してみたんですが、結局飾りは全部削りました。 このタイプのマントは、昔からよく描いてます。クリスマスといえば、このマントが非常に便利なんですよね。ときにより、襟がフードタイプになったり、帽子までモコモコになったりと、いろいろなバージョンが楽しめます。(バカのひとつ覚えとも言う) きっと根強く黒バージョンが記憶に残っているんですよね。子供のころ、メーテルマントが欲しくてたまりませんでした。
さて、この時期にTOPを変えて、年賀に間に合うのか非常に微妙ですが、年賀状と一緒に、なんとかしたいものです。 ちょっとネットで検索してみたら、年賀状のサイトがめちゃくちゃいっぱいあって、困ってしまった。犬はなまじ品種が多いので、悩みまくってます。
某入浴剤のシリーズで「古都の香セット」というのが出ていまして、「紅梅」「桜」「ひのき」まではいいとして、「紅葉」ってなんなんでしょう???
今晩使ってみたんですが、どうにもよくわかりませんでした。 当然ながら、紅葉に匂いはありませんよね。 それをいったら、桜もそうなんですが、こっちは「桜餅(=桜の葉の塩漬け)」という、私にとってはとても懐かしい匂いがしたので、納得したのです。 でも、紅葉……。
私だけがわからないのかと思って、家人に聞いてみると、やはり誰も紅葉の香りがどんなものかわからなかったということでした。 ……無臭ってわけではなかったんですよね。何の匂いかわからない匂いって、身体は温まったものの、心は落ち着きませんでした(苦笑)
北森鴻をもっと読んでみたくなって、初期の作品から漁ってみました。
『狂乱廿四季』 これがデビュー作なんですよね。歌舞伎の世界にミステリーを合わせた話で、面白かったです。 澤村田之助は、皆川博子さんの書いたものを読んだことがあったのですが(その本が参考文献に載ってて、北森鴻にますます親近感が沸きました)、誰が書いても可愛らしい。 やんちゃでわがままで天才で、何をしても許されて、この人のためなら何でもしてあげたいっていう人がたくさんいるスター。 今の時代にはいませんよね。
『狐罠』 那智シリーズにも顔を出している、旗師-陶子の最初の話。 新米の旗師として活躍中の話で、今後の展開(那智シリーズ)を知ってる分だけ、はらはらしながら読んでました。殺人事件に巻き込まれてますが、骨董の話がぎゅうぎゅうに詰まっていて、最後には殺人事件がすっかり色あせてました。 骨董の世界って、自分の力だけが頼りで、人もモノも信じられないんじゃないかと思うんですが(鑑定書ですら、怪しいんですから;)…そんな世界で生きていこうとする陶子がとっても逞しい。 佳境に入ってからの硝子とのやりとりが、読んでいて面白かったです。いい女の周りにはいい女が集まるんですよね。
『写楽考』 那智シリーズの最新作。由美子と高杉(狐目の教務担当の本名がようやく判明)はすっかりレギュラー入りして、事件はいつも4人で解くことになってます。 …それどころか、那智は弟子に後始末を背負わせて好きなフィールドワークしに出かけちゃってるんですけど; さすが那智、唯我独尊; そんな那智曰く「古物商はたった一人しか信用していない」と言わせている陶子も登場して、表題作はとっても華やかな話でした。内容は重いんですけどね。被害者の姪も一筋縄ではいかないタイプで、女の戦いが勃発してました。由美子は若い分だけまだ未熟で、焦っているのが可愛かった。 そして、ますますミクニの存在が希薄に……。でも、ミクニは那智に可愛がられてるから(笑)きっと本人にとってはありがた迷惑…それも半々かな;
キャラメルボックスのクリスマス公演です。 タイムトラベラーの話なんですが、どきどきわくわくというのではなく、ちょっと重い話でした。 思い込んだら一直線の、不器用な主人公には好感がもてましたが、私自身はどちらかといえば、「過去は変えられないから、諦めて前を見ろ」って言う側の人間ですね。
ああ、でも主人公のセリフの中に、ものすっごく使いたいセリフがあったんですよ。ありきたりではあるんですが、バカさ加減が現れてて、そのシーンが一番好きです。
ところで、過去が変えられるとなると、その時点からパラレルワールドも生まれると思うんですが、その辺はどうなんでしょう。 あれ、でも、今の世界でも、選んだ道と選ばなかった道のどちらの世界も存在するんでしょうか。机上の空論……。
まぁ、違う道を選んだ私がいたとしても、ここにいる私は今の道を選んできたわけですから、この時間を大切に生きたいですね。
| 2005年11月24日(木) |
辛島美登里『そばにいたい』インストアライブ |
午後からは銀座に移って、昼食後、使い込みすぎて壊れかけたバッグを買い換えました。 大きめのバッグを探していると伝えると、お店の人が適当なものを見繕ってくれて、おちゃめ人だったので、私の持っていたバッグをまるまる新しいバッグの中に入れて見せてくれました。 結局そのバッグを購入して、その場で中身を入れ替えたいというと、その人がまた「それじゃ、バッグごと中に入れて持っていけば?」と。 ……それはいくらなんでも持ち歩くにはおかしいので、古いバッグを袋に入れてもらいました。
予約してたフットケアをして、デパートを覗いていると、あっというまにライブの時間間際になっていて、ちょっと慌てました。 チケットは事前に発行されているインストアライブだったので、入れれば良いという感覚だったのですが、辛島さんをちょっとなめてました。 席がない……。まさか辛島さんを立って聴く日がくるとは、夢にも思ってませんでした。 ラフな格好の辛島さんが、弾き語りで5曲ほど歌って、相変わらずどこに向かうのかはらはらするトークでつないで、あっという間の1時間でした。 中でも、『愛すること』が素晴らしくて! 歌いだしたとたんに、ストア内じゃなく、ホールを思わせるような、そんな空間を作り出せる声に感動しました。 終了後に握手会があったので、何か言わなくちゃと焦ったら、そのまま「『愛すること』を弾き語りでできるとは思いませんでした」と、後から考えたらかなり失礼なことを口走ってました。 辛島さんはにこやかに応対してくれました。心の広い人でよかった。
夜に所要をこなし、好きなものにたくさん触れられて、充実した1日でした。
|