雪さんすきすき日記
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| 2006年09月27日(水) |
「ティルキッス」のこと |
昨日の予告どおり、新しい職場への通勤時間を調べるためにひとっ走り。片道10kmで大体30分程度だった。片側1車線のうえバスの経路なので、やはりある程度の渋滞は避けられない様子。そういえば、知人の実家がすぐ近くにあるとのことだが、ここから私の家よりもさらに3〜4kmも遠い高校へ自転車へ通っていたのかと思うと頭が下がる。
帰宅後、虎から届いた同人誌を眺めていたところ、部屋の外から突然何かを叩いたような大きな音が響く。何事かと部屋を出てみたところ、窓の外は文字通り滝のような雨。その勢いは、普段水はけの比較的良い家の前の道路も冠水した程。午後には止んだが、床上浸水が出たのも納得の大雨であった。 そういえば、久しぶりに「ひぐらしのなく頃に」の同人誌を購入。夏コミ以降に出た本は購入を検討する(ヒント:羽入)。
「ティルキッス」(MIR_Rev.)は、昨日到達したボスがラスボスだったようで、倒してクリア。というわけで、感想などを。
弾幕アクションRPGと銘打ってあるが、基本的にはゼルダタイプのアクションRPG。通常面でイベントを経てダンジョンに挑むという構成で、ダンジョン内にはボスが存在する。通常は剣や魔法で敵を倒していくアクション要素が強いが、ボス戦は一転して弾幕STGさながらの展開となる(ならないものもある)。そして、主人公にも当たり判定が設定されていたり、その当たり判定がレベルアップで小さくできたりと、弾幕STGの要素を上手く取り入れてある。 また、ダンジョンではクリア条件(敵の全滅、目的地への到達等)を満たしながら先に進んでいくのだが、クリア時の残り時間に応じて入手できる経験値に対してノーダメージ等の成果により倍率が掛かるため、これを意識するとプレイ時の緊張感が一気に増す。特にノーセーブという項目が厄介で、文字通り途中でセーブしなければ倍率が掛かるというもの。これを狙って何度同じダンジョンをやり直したことやら(笑)。 操作性も良く、経験値稼ぎも普通にクリアする分にはさほど必要ではないので、アクション面は快適であった。画面内の敵を全て倒したときに限り(これが重要)散らばったお金を吸い寄せることができるとか、ボスでやられたときの攻略のヒントが充実しているなど、細かいところでのプレイヤーへの配慮も嬉しいところ。 ただし、NORMALをプレイした感じではバランスが結構厳しい場面もいくつか見られた。体力や魔力の回復が限られている上に、回復無しでのボス連戦とかもあるので、下手にセーブすると行き詰る恐れもある。ダンジョンでのセーブは慎重に。
そして、実はこの作品、物語が非常に熱い。物語は4話構成で、2話までは立身出世的な内容だが、3話以降はジャケット裏の「謀略に翻弄される少女の物語」の文句のとおり波瀾万丈な展開が最後まで繰り広げられる。おかげで、何度モニタの前で驚きの声を発したことやら。実は3話に入ったときは結構遅い時間だったのだが、先の展開がずっと気になり続けて止め時が見当たらず、結局ラスボスまで到達して日付が変わってしまったという経緯があったりする(笑)。全4話というと短いようだが、話の密度が濃いので充実感は高かった。
気になった点といえば、ボスのバランスを攻撃以外に体力でも調整している感があり、後半になるにつれて長期戦を強いられるところであろうか。特に、弾幕を張られて避けが中心の受身な展開になると、正直だれるのが残念なところ。あと、ラス前(ネタバレにつき伏せるが)のボスが物語中での活躍の割に不自然なほど弱かった(笑)。
全体を通じて、ゲームとしての面白さもさることながら、作り手の「楽しいゲームにしよう」という意気込みが随所に感じられた作品であった。体験版も公開されているので、是非ともプレイして欲しい。
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