結婚と不倫と離婚の間
蒲公英



 頭痛

すっごい頭痛で目が覚めた。
外はまだ暗い。
気が付くとぐっしょり汗を掻いていた。
頭の中、目の奥がズキズキ痛い。
起き上がろうとすると目眩がした。
吐き気もする。

隣りには子供が眠っている。その向こうに夫が・・・
二人を起こさぬように、そっと布団を抜け出し、下に行く。
「なんだろう・・・」
ネットのやり過ぎで疲れてるのかなぁ?
だけど、いつものやつとは違う気もする。
最近、母が高血圧で倒れた事もあり、途端に不安になった。

首筋がひどく凝っていたので取りあえず湿布を貼ってみた。
こめかみもズキズキうずくので、そこにも。
少しらくになった。
今日は仕事を休むわけには行かないからと、頭痛薬も飲んでみた。

今は、随分楽になったが、でも、治ったわけではない。
数日様子をみて、良くならなければ、病院に行ってみないといけないなぁ〜。

何はともあれ、ちょっとネット自粛しないとね。

それにしても、、、湿布だらけの私を見ても、夫は、何も言わなかった。
はぁ〜。

2002年02月06日(水)



 まずは動こう! (1)

信じていればいつかきっと・・・
強く願い続ければいつか必ず・・・

だけど、やっぱり、何もしなきゃ、どうにもならない。
何かしなきゃ・・・

信じて待ってるだけじゃ、どうにもならない・・・

2002年02月07日(木)



 一人の夜

娘が夫に伴って、夫の実家にお泊まりに行った。

娘がそばにいない夜。
初めての経験だ。

そういえば、仕事を始めた頃、仕事をしながらも、保育園にいる娘の事が気になって仕方なかった。
でも、今は大丈夫。

昨夜はお父さんとお風呂に入ったのだろうか?
それともおばあちゃんと入ったのかな?
夕方の電話の時も、おばあちゃんにもらった木琴に夢中になって、電話には出てこなかった。

今までも夫が一人で帰省する機会は何度かあって、その度、娘も連れて行きたがったが、娘が「あかあさんも一緒じゃなきゃやだ〜!」と泣きべそをかいたので、いつも、私と二人留守番をしていた。
が、今回、何故か、「私もおばあちゃんちに行く!」と言って、娘は夫に着いていった。
ちょっと寂しい気がしたが、これも子供の成長なのだろうとうれしくもある。
これからは今までみたいにただベッタリとくっついているだけの母娘関係ではなく、少しずつ距離をあけて、お互いにその生きる姿を見詰める関係になるのかな〜。
私は、どんな姿を娘に見せられるだろうか…?

2002年02月10日(日)



 聞いて良かった

彼の何気ない言葉に私はちょっぴり傷ついた。
「私の事、分かってない・・・」って。
けど、深意を聞きただしてみた。
私の勘違いだった。
彼はやっぱり、私を分かってくれてた。(^^)


2002年02月11日(月)



 友人との結婚

それにしても、何故結婚しなのかなー?と、ふと考える事があります。

相手は、学生時代の友人でした。
仮にも結婚した相手なのだから、本当は恋人と言うべきでしょうが、やっぱり単なる「友人」でした。
恋人と呼ぶような甘い感情も切ない思いもほとんどなかったと思います。

今更ですが、何故そんな人と結婚したのか不思議です。

そうそう、プロポーズらしきものをされたとき、相手はまだ学生でした。しばらく音信不通状態でったのですが、就職が決まったと久しぶりに電話があったのです。
私は、卒業後地元の企業に就職し、社内恋愛に破れた直後でした。大失恋でした。それで、つい、「もしよければ結婚してもらえないだろうか?」と言う問いかけに「うん」と返事をしてしまったのです。
29才の出来事です。やはり焦っていたのでしょうね…結婚を。




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2002年02月12日(火)



 結納直前の電話

そういえば、結納の数日前、夫と知り合う前から大好きだった人から電話が来ました。その人とは時々電話で近況を知らせ合う、兄妹のような関係でした。でもそうなれるまでには相当辛かったです。私はその人を大好きだったから。本当は結婚したいと思ってました。でも、その人は、体が弱く、そのために結婚は一生しないと決めていると言って、私とはずっと友達以上恋人未満の関係でした。
私は結婚が決まった事を彼に話しました。以外にも彼は絶句していました。
「それで後悔はないの?」と何度も聞かれました。
「うん、もう決めた事だしね。」

電話を切って数時間後、もう一度彼から電話がありました。
「結納、取りやめれない?」
「え?! 出来ないよ、今更。何言ってるの?」
「お前が自分から離れてしまうなんて思ってもなかったから...」
彼は自分の体調が回復に向かっていることと、私への思いを話してくれました。
「けど、もう遅いよ...」
私は彼の言葉がすごくうれしく涙が出るほどだったのに、あっさりとそう答えてしまいました。
彼も弱々しく「そうだよな...」

電話を切って私はわんわん泣きました。
「今更遅いよ!」と大きな声で泣きました。
 本当は、まだ十分間に合ったのに。




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2002年02月14日(木)



 結納の日

昔好きだった人の電話の数日後、私は予定通り結納の日を迎えた。
私は、成人式に母に作ってもらった振袖を着、夫となる人は両親と共に結納の印を持ってやって来た。
体裁にこだわる向こうのご両親の意向で一通りの儀式を行った。
私の両親はそれなりの礼儀を尽くしてもらった事をとても喜んでいた。
私はふと数日前の電話を思い出したが、でも、「これで良いんだ・・・」と喜ぶ周りの人を見て自分に言い聞かせた。

2002年02月15日(金)
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