急激な血圧低下でトイレで具合悪くなった。
ナースコールで助けてもらった。
入院後初。
10年前、血液疾患と診断され、死を意識した。
近いうちに治療が必要な事態となると思い、家族、弟妹に話をしたことがあったが、あまり理解されなかった。
それぞれが自分のことで精一杯だったから。
俺は、ありのまま、現実をわかってほしかっただけなんだが、言葉は伝わりにくいもの。
いま、現実として、死を意識すると、
自分の人生は、つくづく幸せに包まれていたと思う。
もちろん、ワガママがとおらず我慢を重ねたことも多かったが、それいじょうに、自分のやりたいように生きてこれた。
努力が足りずに涙を飲んだこともあったが、成果を評価されるようなこともできた。
ここまでは、そこそこいい人生だった。
まだまだ見届けたいこと、たくさんある。
それがワガママなのか、我慢をしなければならないことなのか、
それとも、
叶う願いなのか…
ゲームは続く。
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骨髄バンクからの連絡を待つ患者の家族の一体何割がドナー登録しているのだろう?
きっと、自分の肉親のためには、自らドナーになるだろう。
でも、赤の他人に対して自分の生活時間を切り詰めてまでドナーになるという考え方は残念ながら浸透していない。
それゆえ、骨髄バンク成り立つのが難しいのだ。
ただ待つだけの自分にとって、強制することはできないけど、自分の家族には理解をしてもらいたい。
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今日から抗がん剤の投与開始。
24時間×7日間、点滴が続く。
異変は夕食時くらいからだった。
食欲がないのだ。
食事が終わり、個室へ戻ると、だるさが一気にやってきた。
体温は、37.2℃。それ以上にだるい気がする。
ナースにアイスノンをもってきてもらった。
ドクターは、治療開始前の状況でも、まともな白血球が少なかったからこれくらいの熱はいつでも出ておかしくない状態だったのだと言う。
さらに日が進んで抗がん剤が作用し始めると、もっと高い熱が出るのだそうだ。
これくらいでへばっちゃいけませんな。
気を確かに持とう!
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| 2007年07月08日(日) |
病気に立ち向かう気持ち
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入院している病院は、高度医療特定機能病院。
俺の病気の治療ができるのは、新潟県内ではここを含めて三カ所。
当然、生命に関わる治療を受ける患者が多数を占める。
食堂脇の七夕飾りには、病気の治癒を願う短ざくが無数にぶら下がっている。
治療は、複数のドクターからなるチームでカンファレンスを行った上で進められる。
現代医学の最先端の医療が行われている場所だ。
俺は、ドクターを信じているし、結果も信じている。
だけど、それは、助かりたいという気持ちとは若干違う。
どんな怪我や病気でも、手術や投薬によって快方向かう可能性がある。
だけど、最終的には、身体の中の細胞が病に立ち向かうのだ。
ドクターは、そのヘルプをしてくれるけど、最後は自分自身。
『助かりたい』ではなく、『自分で治す』という強い気持ちを持って、明日からの戦いに挑む。
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12Fの図書館に行くと、10分100円(高っ!)でパソコンでブラウジングできる。
普段は携帯電話でサイトを見ているんだけど、PC専用サイトは、Googleモバイル経由でもあまり見ることができない。
なので、PC専用サイトを中心にサーフィンしてきた。
20分もブラブラしたので、200円!分、テレビカードの点数が減っていった…
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高速バスに乗って、妻が来てくれた。
普段は一人ぼっちで食べる食事たが、今日の昼食は二人で一つのテーブルを囲んだ。
もちろん、食べるものは違うんだけど、…
とにかく、嬉しかった。
やっぱり、俺のわがままを聞いてくれる人って、世の中この人だけなんだな。
まぁ、運命だと思って諦めて一緒に生きてくれているし、本当に感謝している。
午後から桾ちゃん(兄)がお見舞いに来てくれた。彼は俺にとって永遠の直属の先輩。
仕事が忙しい中、時間をさいてきてくれた。
ありがとうございます。
実は、同じフロアに、いとこが入院しているのが判明した。
やはり、結構重い病気で二週間前から入っているらしい。
お互い頑張らなくてはね。
夕食の際、食堂で走り回っている双子の子どもがいた。
お父さんが入院しているのかな。
(ここは病院だよ。走ったら危ないよ。他の患者さんに迷惑だよ!)
って、叱れない俺。
あ゛ー自己嫌悪。
だけど、母親も父親も子どもをまともに注意しない。
ったく、イマドキの親は…って、目付き悪く睨んでしまった。。。
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10Fのクリーンルーム(無菌室)に移動してきた。ナースステーションのすぐ近く。窓からは古町方面、新潟港、日本海が見える。
アゴのデキモノが大きくなったので、皮膚科受診。皮膚科のドクターはかわいかったよ。また来週会える。
午後からは、本日のメインイベントである中心静脈カテーテル挿入。
麻酔針が骨にカツンと当たり痛かったが、なんとか乗り越えた(涙)
こうやって一歩一歩、本郷猛や一文字ハヤトのような改造人間になるのだ!
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病名:骨髄異形成症候群から移行した急性骨髄性白血病
10年前、初診時は低リスクと思われたが、最近、急速に急性骨髄性白血病に移行した。
治療計画
数種類の抗がん剤を組み合わせる多剤併用化学療法を行う。
寛解導入療法→地固め療法(3〜4回)の後、造血幹細胞移植(骨髄移植)を行う。
化学療法の1サイクルが約1ヶ月。これを4〜5回繰り返すことになるので、約半年以上の入院が必要。
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期末試験が終わると、夏休みがやってくる。
部活やったり、バイトやったり、遊んだり、人生で一番輝いている時間かもしれない。
俺も高一の夏休みはいろいろ充実してた。
まず、白馬にスキー合宿。雪渓を登っては滑る練習があった。
苦しかったけど、本当に良い思い出なんだ。俺のスキーヤーとしての出発点かもしれない。
それから夏期講習。新潟ゼミナールっていう予備校(もう凄い昔になくなっちゃったけど)に泊まりで20日間、行かさせてもらった。
テレビない平屋の寮で、毎日凄い勉強した。おかげで夏休み明けの数学のテスト、学年で一位。問題数がとても多いテストでスピード競争だったんだけど、あの時だけは(笑)、冴えていた。
後は陸上トレーニング。20キロ山岳マラソンはキツカッタ。ヨソの家の玄関の水道で口を濡らしながら、やっと走りきった。もちろん、スキー部の中ではビリ。でも走りきった後の充実感っていったら最高だった!
そんな最高の夏休みだった。
思い出すだけで楽しい。
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【Referer】
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