北風の中、今日は車。
突然、私はKENの優しさに触れ 泣けてきた
本牧 桜木町
イルミネーションに彩られた横浜の街は今日も渋滞
おなかすいてない?と 馬鹿な質問をする私に彼は
一呼吸おいて
「・・・・・・。ううん、大丈夫。」と答える。
嘘。 空いてるくせに・・・。
ぽろっ と一粒流れて。あとは止まらない。
声は、出さずに涙だけが、とうとうと流れてしまう。
今日は一緒に晩御飯食べられないってだけで、私は 泣いている。 気遣ってくれた彼の優しさが、本当に申し訳なくて どうしようもない。
私の膝の上に抱える袋の中には、焼肉弁当。 とても美味しそうな匂いを放つ。 残酷な匂いだ。
KENをズタズタに切り裂く、その残酷な匂いを私は そのまま膝の上に持っていなくてはならない。
ゴメンネ・・・・・。
声を殺していたけれど、信号待ちで、私の涙でぐしょ濡れの 顔に気づいた彼が
「もうっ 泣かないのっ!」と言って、私を叱りつける。
半年、付き合ってるけど、叱られたの初めて。
甘いロマンチックなキスを何度もして別れる。
買ったばかりの雑貨を入れていた茶色の紙袋。 kenは、その袋が欲しいと言う。
いいよ はい
中身を取りだしkenに渡す。 彼の車の中。 1984年製の手間がかかるこの旧車はデザイン自体は60年代のもの。 レトロ感たっぷりの大英帝国産。
何で紙袋いんの?
後ろに置いてる車用品を入れてる袋がレジ袋なんだ。 ちょっとの間なんだけど。
うん…。
見た目的に嫌じゃん。 何か美しくないってゆーか。 この色の紙袋なら、いいかなって思ってさ。ありがと。
そんな彼の美意識。
尊重してるし好きよ
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