度々旅
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2004年08月26日(木)

 今更ですが、あたしが唯一好きなことといえば、今いる場所から離れてどこかを彷徨うことです。で、今は物理的にどこかへ行くのではなく、脳内で彷徨っております。ええ、論文です。すっごい彷徨ってます。これでいいのかなぁ、なんかしっくりいかないなと。

 書き上げた先に、論文の内容とは別に私の中に何が待っているのかは、未だわかりません。一回りでっかくなっているのでしょうか。やっぱり、自分はバカだと改めて認識するのでしょうか。いずれにせよ、歩き始めた旅なので、論文を書き上げるという単純な目的に向かって進んでいるわけです。

 論文を書けなかったという場合を時々考えます。あまりにも、筆が進まず、頭の中にあるいろんな考えがパズルみたくばらばらになって、それが一つの形をなすなんてムリなのではないかと不安になった時です。でも、そんなパラパラに見える考えも、なんとか文字にすることができたら、そしてそれを並べたら形を成すものです。並んだ隣同士の意見ってのは、つながるものです。頭の中には、論文を書き上げるという目的の他に、論文の終点となる、ある意見へ収束させようという目的意識が働いていて、時々それが邪魔をします。結構、目的が先にあるってのは邪魔なもんです。で、それを取り外してみると、今までうまく行っていたものまで、バラバラになってしまいます。あれまぁ〜と思い、やっぱりこの目的でやっていくかぁと後に戻すわけです。でも、目的を仮定しておきながら、ちょっと見ないふりするのもありかなと。お隣同士の意見をつなげているうちに、書き上げるという目的は達成して、その終点がもしかしたら当初と異なってしまったとしても、それはそれでとても豊かなんではないかと。思ってみたりしてます。

 ええ、あたし何書いているんでしょうね。ま、行き詰っているんですね。そんな鬱々とした中、日記でお友達になった人が当初の目的地を変えて、ケープタウンに向かうということを知りました。それを聞いて、ちょっと自分の中で突き抜けた部分があったので、こんなこと書いているわけです。

 あたしには、この論文を書き上げる目的を達成することによってきっと違う何かも得るだろうと。それがどんなことであっても、歩き始めたらどこかに到達するってのはそれだけでかなりすばらしいし、実りあることだなと思ったのでありました。あたし、結構途中で、いろんな理由つけて逃げるからなー。私の場合、逃げ癖があるので、これをまず直さねばならんと、原稿を書きながら思ったのでありました。ああ、あたし、かなり参っているね。いかんいかん。


2004年08月25日(水)

 今回ほど、オリンピックを見たことがあっただろうか?そういう日々を過ごしております。完全に昼夜逆転というか、朝4時過ぎに寝て、昼に起きてます。いかんです。今日こそ早く寝ようと思いつつも、だらだら見てしまう。しっかり応援しながら見るならまだしも、選手のみなさんごめんなさいとばかりに、布団でゴロゴロ見てしまう。
 そんな2週間がもうすぐ終わるのね。シドニーオリンピックが終わった時、オーストラリアの人たちは、オリンピックが終わりどうしていいかわからなくなって、無気力症候群みたいのが流行ってるって言ってたけれど、なんかわかるなーそういうの。お祭り楽しいもの。

 あたしの研究発表の原稿は未だ半分くらいしかすすんでいない。あと数日で発表のためにエントリーしなければならないのに。困った。エントリー後、原稿提出、そして発表なわけだけれど、エントリーして発表できないのが一番嫌だしな。かといっても、発表諦めたくないしな。微妙なところ。さすがにオリンピックに興じている場合でもなくなってきた。とにかく、昼夜逆転を今夜早くねて直そう。絶対なおそう。


2004年08月24日(火) 危機感ゼロ

 なんだろう、この悠長なあたしは。去年と同様に夏の研究発表に向けて原稿を書いているものの、去年のような危機感ゼロ。去年は、毎日泣きそうで、寝てても不安でしょうがなかった。夏に読んだテキストの量は確実に去年に比べて少ない。少ないどころか、去年メインにしたテキストなんて一行も読んでない。線がガシガシひいてあって、去年のモガキが見えて、なんか見たくないってのが正直なところ。去年の発表は失敗して、気付けば筆者の主張を理解するのがやっとで、そういうこと言ってたのかぁーで終わってた。つまり、発表はまとめや説明みたくなっててボロボロだった。

 あんなに理解するのに苦労したのに、わかってみたら、なんてことはなく。どこを掘って、どこを攻撃して、どこを修正すればいいのかをだらだら一年考えてた。美味しいポイントを探していたともいえる。で、自分なりにその美味しいポイントを見つけ、それについてはダラダラ書いていたのだけれど、思った程メモはたまってなくて、困ったなぁと。そして、そのメモに書いてある主張を、論文の中で展開してくプロセスがうまくいかず、困ったなぁーと。困っているはずなんだけれど、危機感ゼロ。

 しかし、あれだな。この勉強ってのは。どこにヒントが落ちていたり、何によって力がついているかわからんものだな。もしかして、文句言えるようになることが、力がついている印か?なんて思ってみたり。

 そういえば、大学生の頃、高校の時にお世話になった先生に、ご馳走してもらった時、会話の途中で「だから、その学科の人間は嫌いなんだよ」と言われた。何を私が発言したかは覚えていないのだけれど、言われた。
 その時は意味わかんなかったのだけれど、最近わかる気がする。自分の学科の人間と話すのは、めちゃくちゃ疲れる。何言っても、すんなり同意してもらえん。質問返しにあう。安易なこと言えない。これかぁーーーー。先生が言っていた嫌だってのは。あたしも、今そんな人間になっているのだろうか。そういえば、テレビとか見てても、昔より気になることが多くなった。え、それはすり替えじゃない?とか、全然論理的に説明してないよだとか、根拠が根拠として成り立ってないとか、すぐ思うようになってる。
 これが、単に屁理屈を言う人間になっているだけなのか、成長の結果なのか微妙なところ。どうか、後者でありますように。

 それにしても、危機感ゼロ。去年は書いても書いても頭に浮かばなかった全体図。今年は、先に浮かんでます。だから気がラクなんだろうけれど、書いているうちに、それが論理破綻していることでも発覚したら、それこそマジ恐いっす。


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