度々旅
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よく考えたら、冬休みなんてあっという間で、気づけば学校が始まるのは目の前で、正月気分なんて結局の所味わえなかったのではないかと思いつつ、正月気分ってなんだ?と思い返しながらテレビを見れば、サザエさんの家は、賑やかに、これぞ日本の正月という雰囲気で、ああ、こういう正月を送ってみたいものだと心から思い、しかしこんな正月は日本のどこかに果たして残っているのだろうかと疑問に思っていた、今日であります。
やっぱり、祭り気分はクリスマスから大晦日までのようで。そして、元旦になった途端に、ああ、とうとう年が明けてしまったと、毎年毎年現実へ引き戻され、憂鬱な気持ちで過ごしているような。
年が新しくなったところで、時がだいぶたったわけでもなく、去年のテキストの続きを今年見たところで、やっぱりわからない所はわからないわけで。結局のところ、平坦な日常は断絶などなく続いているのだなと改めて実感。しかし、それでも良いのです。断絶はなくとも、日常の旅路に突然現れる山や谷は、充分に私を楽しませ、苦しめ、やっぱり日常は平坦ではないかもしれないと思わせてくれるのですから。
とっくに新年も明けたわけですが、なんだか、大晦日からあっという間に時間が過ぎてしまい、あれ〜あれ〜というかんじで、日記を書いておりませんでした。
さて、大晦日は雪の中高尾山へ登り、がくがく震えながら頂上でラーメンをすすったのは良いけれど、楽しみにしていたコーヒー豆を持って行き忘れ、沸かしたお湯は手を温めるだけの働きを。。。そんなドジを踏みながらも、おみくじで大吉と出て、前回引いた凶はもう期限が切れたのねと喜んだしだい。しかし、雪のため結局、ご来光は拝めず。また来年だな。
そして、元旦はぐーすかぐーすか寝て、翌日実家に帰り、おじいちゃん孝行。でっかい観覧車に乗って、お〜富士山!と感激。
3日、再びアパートへ戻り、大学の友人がなぜか沼津からやってきて、駅で私を待ち、アパートまで車で送って去って行った。おい、会っていた時間は15分にも満たないよ。
と、そんなこんなで、バタバタと時間をすごし、正月なのかそうでないのかよくわからず、ただ、毎日雪が降っていたような。
さて、今更ですが、今年の目標はといえば、友人からの年賀状に書いてあった、「あなたにとって、不愉快な一年になりませんように。」が、ふさわしいような。周りにやさしい気持ちで過ごせたら良いなと。そして、大好きなものが増えることを祈っております。
大好きなものが、今年もたくさん増えた。私の周りのすべてに感謝。去年の今頃は、スタート地点にも立てず、ただただ崖っぷちにいる気持ちばかりで、周りに対する感謝と、愛情に欠けていたような気もする。でも、崖っぷちだと思っていたのは、私が勝手に思っていただけだ。崖から落ちたところで、終わりになってしまうことはない。崖から落ちたら、また新しい場が開けるのだから。崖を上っても、そこから落ちても、常に場は開けているはずなのだから。
過去の場でも、新しい場でも、そこで得たものを、ぱくぱく食べ、力にして前に進みたいと思う。それが、本当に前なのかは関係ない。私が前だと思えば前なのだから。
何よりも、私自身が「思う」ことが大切なのだ。だって、これは私の道なのだから。ただ、できる限り人を傷つけない、そういう道を歩きたいとは思う。でも、きっと、大好きなたくさんのものを傷つけながら、歩いている私。傷つけながらも、この道でしか歩けない私。人を傷つけてしまってまで作った道だから、私は責任を持って歩かなければならない。
毎年毎年、年の初めには予想もつかないようなことがやってくる。この予想もつかないことが、私自身には、とても素晴らしいものとなる。もともと完成予定図などない、私が描く大きな絵は、一本のエンピツで描いているにも関わらず、ふとしたはずみでひいた一本の線によって、次にエンピツの先を置く場所が決まったりする。それが、毎回楽しい。何ができるんだろう。どんな絵を私は描こうとしているんだろう。自分に対し、わくわくする。あまりにも大きな画用紙は、どこまで続いているのかわからないから、時々前に描いた線を見て、あれ、この線邪魔だなと思う。けれど、もうそれは消せない。ただ、その線をいかにして生かすか、生かさなければと、時々昔の線に夢中になる。
そうやって、何かの刺激で、広い画用紙の新しいところに出て行っては、戻ってきてのくりかえしだ。エンピツで書いた線という、私の生きている道は、そうやって絵を完成させている。そのエンピツで、たくさんの大好きなものを描いていきたい。大好きな線ができると同時に、好きではなくなってしまう線を、大好きな線で飲み込んで、新しい絵にしてあげたい。
たくさんの大好きなものが、今年も増えた。愛しいたくさんの人とものに、感謝を。感謝の気持ちを抱えることができる、今の私の平和なときが、世界にも訪れることを祈りつつ。
みなさまも、大好きが増えますように。来年もお付き合いをお願いいたします。
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