度々旅
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2002年07月16日(火) 連絡手段

雑務に追われている。連絡をとったり、確認するために一人一人電話をするというのは、とても面倒。自分が人に捕まりたくない派なので、こういう時に、私を捕まえようとしている人の気持ちがわかり、ごめんなさいというかんじ。しかし、メールの普及率というのは本当にありがたい。結構、多くの人が毎日メールを確認しているということが明らかに。メールでの連絡も、かなり早急性があるものなのね。

 でも、そうなると何週間も予告なしにいなくなったり、パソコンを開かないというのは、なかなか勇気がいることになる。そういえば、教授から授業の休講の連絡もメールできていたわけで、それを私が見ずに授業に行ったとしても、私の責任なのだろう。メールによる連絡は、電話と違って直接的なものではないので、私はいつも相手がメールをみるまでに、一週間以上かかるだろうという前提でメールをおくっているが、それは人それぞれまったく違うのだろうな。本音を言えば、連絡をとるための技術はあまり進んでほしくないなぁ。

 台風による雨を窓から眺めながら、小津監督の「秋刀魚の味」を観ていたら寝てしまった。起きたら、すっかり台風はどこかへ行ってしまっていた。窓を開けていると、部屋には蚊が・・・。おお。私の夏気分がいまいち盛り上がらなかったのは、蚊が足りなかったのかもしれないと思いつつ、蚊取り線香をつけ、また一歩夏気分に近づいた。


2002年07月15日(月) 明かりのない夜空

 夜、学校の帰り道、畑の間を抜ける小道を通る。その道は明かりがなく、畑の向こう側の道路の明かりによって、道がほのかに照らされている。音楽を聴きながら歩いていると、近くの大きな道を走る車の気配は遠くに行ってしまい、田舎の真っ暗な小道を歩いているような気分になった。

 ふと空を見た。台風が近づいているためか、雲の動きは早く、星は見えない。小道には私しかいなく、空を独り占めしているような気分で、しばし立ち止まっていた。星の見えない空に吸い込まれそうになる。大げさに言えば、宇宙と一体化したような気分だった。

 青空を見上げて、空と木々の緑しか見えない時の気持ち良さは、常々感じていたが、夜空を見上げて障害物がない時の感覚なんて忘れていた。夜は、木々の緑も黒く見えるため、星や月が見えない限り、濃淡の黒が広がる。それは、怖いというよりも、心の延長線上に空があるというような気持ちを引き起こすものだった。

 夜の街の明かりを高いところから見るのも悪くはないが、真っ暗な空を真下から見上げることの方が今の私には合っているようだ。


2002年07月14日(日) 私の後ろの私

高校の友人から結婚式のパーティーの招待状が届く。おおお。とうとうこういうものが、やって来たかというかんじ。風の噂に子供が出来たり、結婚したりした同級生の話は聞いていたが、実際招待状をもらうとなるとどきどきしてしまった。そうか、結婚なんてことに全く現実味を感じていなかったが、自分もそういう歳なのねと思わされる。

 何をきっかけに自分は結婚するのだろうか。どうも実感が湧かない。付き合っている人がいる時、結婚して養ってくれなどと、のたうち回っていたが、それが現実になることなんて考えてもいなかった。私は一生自分の人生を現実的に捉えることができずに過ごしそうな予感。

 どうも自分を一歩下がって見てしまうことが多い。本当に苦しんでいる時も、後ろにもう一人の自分がいる。だから、恋愛のような我を忘れそうなことでさえ、後ろの自分が自分の状態を恥ずかしがっている。試験の時も、出来なくて途方にくれながらもそれを見ている自分がいる。しかし、それは余裕があるということではない。

 記憶にある中で、本当に真っ白になって後ろの自分と行動している自分が同一になった経験はセンター試験を受けた時だ。数学で恐ろしい思いをした。丁度、新課程と旧課程が入れ替わった年に旧課程で受けた私は、センター模試でも経験したことがないような出来なさだった。数学で点数を採れないなんてことは、一度たりとて予想していなかったので、帰り道で本当に電車に飛び込みたくなった。これからどうやって生きていけば良いんだ。。。というかんじ。あの時は、確かに後ろの自分がいなかった。なんとか家までたどり着き、なんとなくベッドの中に潜りこんで丸くなっていた。

 あの時ほど途方にくれたことはなく、現実の自分の状況を直接的に受け取ったことは他にないと思う。しかし、この話には少しオチがある。それだけどん底に落ちた私を救った人物がいる。それは、江頭2:50だ。
 なんとかベッドから這い出し、母に夕飯を食べるように言われ、テーブルにつき、ふっとテレビを見ると江頭2:50が、たしかナイナイの番組にでていた。そこで、いつもの通り暴れている江頭を見て、涙が出てきた。エガチャンも頑張って生きているのだから、私も頑張って生きていこうなんてことを思った。そして、涙を流しながら江頭を見て、夕飯を食べているうちに、いつもの通り後ろの私が戻ってきて、なんだこの図は・・・と思ったのだった。


こげんき |MAILBBS

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