「翻訳ミステリー大賞シンジケート」の「扶桑社発のひとりごと 20120120(執筆者・扶桑社T)」コメント欄で扶桑社Tさんが
消費税が5%に変わったときに相当数の本が生きのびられませんでした(カバーやオビの税込表示を変える手間と、今後売り伸ばせる見込みとが天秤にかけられたわけです)。と、返信に書いています。……ということは! 次の消費税アップでまた多くの書籍が絶版になってしまう!! 読みたい本は今のうちに買っておかねば! また積読本が増える〜。
福島からざっと1,000km(主婦の推定)離れたここでも大気中のチリから放射性物質が検出されたそうです。ヨウ素131が1立方メートルあたり3.1ミリベクレル、セシウム137が0.23ミリベクレルだとか。ふーん、と思いつつ、今日も布団を干すのでした。
「すべての科学技術は本来、その運用に当たって完全という言葉は使えない人間の所産に過ぎないが、いったん壊れたが最後、周辺地域が死滅するような技術の恩恵を、人間はどれほど受けてきたというのか。」(高村薫『神の火』より)
「させて頂く」という言い方はあまり好きではなかったけれど、今日の新聞に載っていた文章は何の違和感もなくすっと読むことができた。つかこうへいさんの遺書の一部、「通夜、葬儀、お別れの会等も一切遠慮させて頂きます」というくだり。「遠慮」に続くからか、「一切」がかかっているためか、わからないけれど、「させて頂きます」がとても気持ち良い。こういう使い方をしてみたい。
「怒るのではなく叱る」とか「ダメと言わずに代替案を出す」などなど、理想的な子育て(?)の方法はよく目にするけれど、「私には無理だわ……」としみじみ思う今日この頃。
「あれ? いま私は怒ってるのか? 叱ってるのか?」なんて考え始めるとストレスがたまるたまる。子どもが台所の通気口を今まさに破壊しようとしているときに、とっさに代替案なんて浮かびません。借家の設備を壊したら「ダメ!」でしょう。ダメなものはダメ。腹が立つものは腹が立つ。
怒りたいときには怒ろう。人は怒るものだということを学んでもらおう。うん。
「あ! まるのひの旗!」と娘(5歳)。
「――ちがった……ひのまる」
いいじゃん、まるのひ。「まるのひの旗のもとに集えー!」だったら争いごとなんか起こらない感じがするよ。