■ゲロッチャ !!■
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2007年03月05日(月) 読書メモ:重松清「送り火」

重松清の短編集「送り火」を読みました。
お父さんお母さん世代にはジワァっと涙腺が潤う物語だと思います。
潤うどころか滝のように泣いたけど!わたしは!



この小説のいくつかにはオカルトめいた話もあるんですが
重松さんが書く幽霊は皆、もと人間なので怖くはなくて大概 切ないんです。
現世に残した未練を抱えて幽霊は主人公に接触してきます。
で、幽霊の未練を聞いた主人公は「自分は未練の無いように暮らそう」と なる。
自分の持っている幸せをあらためて再確認するっていう展開が好きです。



***



もう既に私も中年なんだなぁーと気づかされてしまいました。この本に。
若い頃の「自由な日々」の思い出はキラキラ輝いていて懐かしく、
甘酸っぱかったり苦かったりドラマティックだったりします。それなりに。
あの頃は、選択肢が幾つも分かれた道を全力疾走してました。
全力で走ることが楽しかったんですよねー。
曲がり角、曲がり角で右へ行くか左へ行くか真っ直ぐかを決断しながら
全力で走る。
スリリングで躍動感溢れてて面白かったなぁー。
あんまり早く走るもんだから、地に足がついてませんでした。
浮かれていた10代20代の日々。



今は
両手いっぱいに宝物を抱えて、大事なものをこぼさないように
ソロソロと摺り足で歩いている感じ。
時折、体に触れてる重いものを全部振り落として、
ギャー!走りたーい!スキップしたーい!と思うときもあって
そんな衝動に襲われた時にはプルプル震えながら自分の欲求を抑えて
腕の中に居る大事な子供たちの笑顔とか寝顔とか温もりとか
そーいった一部分に神経を集中させています。



重松さんは、30代40代の親世代の「我慢」とか「憂鬱」とかを描きながら
親子の情とか、平凡な幸せとか、
一番大切な部分を見せてくれるから好きです。


***


今は真保裕一の「ダイスをころがせ!」を読んでます!!
衆議院に立候補する幼馴染を補佐する男の物語です!
ちょっとしか読んでないけど今のところ面白い〜〜v
父の実家が選挙事務所だった頃を思い出す〜〜村の議員だったけど(笑)


2007年02月26日(月) Pee is leaked

王様の耳はロバの耳ー!
他言できない事をココでコッソリと吐き出させて下さい。
んま。ココ、この日記はゲロッチャ!っていうくらいですので
本音を吐いたりもするんです。たまには。まぁ聞いておくれよ。



長男マメ吉(小3)のお友達がきたんです。仮にR君と呼びましょう。
R君とマメ吉とツブ吉は仲良くゲームなどに興じていたのですが、
途中、R君がトイレに立ったのです。
ところがなかなか戻ってこない。
脳裏にはI君の大便事件が過ぎりました。
(→便が太すぎて水に流れず、私が割り箸で便を切断して流した事件)
そこで様子を見に行ってみると…
なにやら脱衣所でガサゴソしていて…
「どうしたのー?大丈夫?」と声をかけると
慌ててマメ吉達が居る居間のほうへ走っていきました。
違和感に首を捻りながらR君の後姿をみると、
R君の歩いた後にはクッキリとした足跡が!
わー、R君って汗っかきなんだ〜それとも油足?とか思ったンですけど
あきらかに汗の量じゃない!!!
えっっ?!
脱衣所を見ると、床が濡れている!
廊下にも濡れた足跡が居間へと続いている!
はっ?!もしや!と思ってトイレを見たら


トイレもビシャビシャだーーーーーー!!!!!
鼻腔にモアッと襲い掛かる尿の か ほ り
あの夥しい足跡は尿!
この、あちこち彷徨った足取りは尿!
右往左往した尿!


ぎゃーー!
ちょっと待って!絨毯の上 歩いた?ソファの上 座った?
尿〜〜〜!
じゃなかった
NO〜〜〜〜〜〜〜!!



嗚呼でも今ここでR君の「おもらし」を指摘したらR君に恥をかかせてしまう。
R君がとぼけているのだから、私もとぼけたほうがいい。
気がつかなかったフリしてあげよう。
それが武士の情け。
情けはかけるが早く片付けたい。片付けたいから今すぐお帰り願おう
「もう5時半だよ〜暗くなる前に帰りな〜」
「おかあさんが暗くなったら帰ってこいって」
「く、暗くなる前じゃなくて暗くなったら?暗くなったらって言ったの?」
「うん。」
「んあ〜!でもゴメンね〜。ツブ吉が6時から歯医者行くから今日はバイバイね〜」
R君が帰るとき、
ズボンが濡れてるから着替えさせた方がいいのかな?
外は寒いから風邪ひいちゃうかな?
でも着替えさせたら、この場で「おもらし」発覚するし、
彼のおかあさんにも気を使わせちゃう。
小3の息子のお漏らしは大ショックだ。きっと。
私とR君のお母さんとの間もギクシャクするかも
ならやっぱ知らないフリするのが親切ってもんだよな


なーんてグルグル考えちゃってました。
で!R君が帰ったあとは
ツブ吉の歯医者の予約時間が迫る中
トイレと脱衣所と廊下とソファを必死で水拭き乾拭き水拭き乾拭き
住まいの洗剤シュッシュ拭き水拭き乾拭き乾拭きしたした私。
っはー。



このことは誰にも言わない。
マメ吉にもダンナにも。誰にも。
でもここでは言う〜〜〜〜
だってさぁ!
だってさぁ!


ウエーーーン!!!!


2007年02月18日(日) 今日借りた本


また真保さんの小説!
真保さんの話にはちょっと食傷気味だったので暫く読んでなかったけど
また借りてきたv
こうなったら制覇する!





重松さんの話。短編集らしい。
短編集は休み休み読めるので、主婦にはもってこいだ。


送り火
文藝春秋
発売日:2003-11-10



池澤さんのハードカバーは初めて読む。
新聞連載の小説は毎日貪り読んだけどvvv







どれから読もうかなーー。


***


あーー
今日から始まる「ハゲタカ」見逃したーーーー!
私好みの俳優さんが大勢出てるのに〜〜〜〜


2007年02月17日(土) 幼稚園:一日体験保育

今日は、次男ツブ吉(4歳)が4月から通う幼稚園に行ってきました〜。
一日体験保育!!
慣らし保育の時の担任とは違う、キャピキャピ明るい先生達3人に囲まれ、
困惑気味のツブ吉。棒立ち。動かない。目だけ動かしてる(笑)
案の定、丸く蹲って泣き出してしまったよ(^^;)アチャー


保護者は別室で園長先生のお話があるというので
泣いてるツブ吉を先生にお願いしてサッサと別室へ。
ツブの通う幼稚園は仏教系の幼稚園なんですよ。
なもんで園長先生はお坊様。


昔からお坊様の話は上手だって相場は決まってるもんですが
ここの園長先生のお話も上手だった!
仏教の教えをさりげな〜く交えた子育ての話。
宗教観を押し付けずに「生命の尊さ」とか「生まれてきた理由」とか
話してくださいました。面白かったー。
この間、五木寛之の「仏教への旅 インド編」を読んで、そのあと
手塚治虫の「ブッダ」を読んだあとだったから、
お坊様の話す仏教に沿った話は「なるほどなるほど」って感じで
素直に心に入ってきましたねー。


幼稚園の方針が「色々な体験をさせる」ということなので
ツブ吉にも色々な経験をして貰いたいものです。
泣いてもいいさ! 結果、楽しければ!!


そんなワケで、話を聞いてツブを迎えにいったら
案の定、ツブ吉はニコニコと楽しげに皆と一緒に手遊びしていましたv
よかったよかった。
通園バスも、家まで迎えに来てくれるみたいだし!!!
あ〜良かった!!!
園バスが我が家に横付けだぜ!!


横付けってことは、先生や子供たちが我が家を毎日見るって事か?!
そうかそうか!
そうか!
そうだ!
ガーデニング!
ガーデニングをもっと張り切らなければ!!!


花いっぱい運動だーー!!!
ちゅいーーんス!


みつる |MAIL