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斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」

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2003年09月30日(火) ギターの教則CDに涙する僕

男が泣くのは痛いときだけだっ!

と、いきたいところだけれど、僕は大変に涙もろい。
iPodで音楽を聴いているだけで、涙が出てしまったりする。
今日も帰宅時の東横線のなかでiPodで聴いていたら音のあまりもの格好良さに涙が出てしまった。
音が僕のツボにはまってしまったのである。

アコースティックギターの速弾きとヘビーメタルとテクノが合体し、ジェフベックを彷彿させるドラマチックな展開。
僕が映画監督なら、エンドロールに使いそうな音。
異様にバカ明るいリフの曲なのに、ドラマチックな展開。
ある意味デイブ・リー・ロス的でもある(一般人には理解不能か。デイブ・リー・ロスの本質はライブを見ない限りわからない)。
映画が終わり、エンディングテーマが流れ、もはやスクリーンには映像ではなく黒バックにスタッフのエンドロールが流れている・・・。
ほとんどの観客は席を立ち、とっとと帰ろうとしている・・・。
そんな時に流れていそうな音。
iPodのランダム再生で流れた音が異様に僕のツボにハマってしまったのだ。

東横線を降りて、iPodのボリュームを最大にし、イコライザーのローとハイを極端に上げたいわゆるドンシャリ設定に切り替える。
うーむっ、鼓膜がやぶれそうな音量で聴くと更に良いっ。
音楽はやっぱり、鼓膜がやぶれそうなほどの大音量で聴かねば本当の良さはわからない。
液晶ディスプレイを見てみると「Guitars That Rule The World / Various Artists」 と出ている。
曲名は「I Understand Completely−Paul Gilbert」である。

自宅に帰り、この曲について調べてみる。
すると・・・・
どうだ速いだろう、凄いだろう、アホだろう、キ○ガイだろう、のヘビーメタルギタリストのオムニバスアルバムであった。
TSUTAYAのCDレンタル半額ウィークに何も考えずに借りた1枚である。
僕は、調子にのって、半額ウィークに毎日10枚づつCDをレンタルし、聴く事もなくひたすらMP3エンコードしてiPodに収めていたのであった。
そのせいか、僕のiPodには現時点で6,232曲が収められている。
「I Understand Completely」は6,232曲のなかで、今まで聴くことのなかった1曲である。

でもね、でもね。
妙に僕のツボにハマってしまったのですよ。
この曲が。

自宅に帰って調べてみると、米国のギター雑誌がギター小僧の教則CDを兼ねて企画したオムニバスらしい。

かなりマイナーな曲のようだ。
ポール・ギルバートのファンサイトにすら出てないぞ。
うーん。
いい曲だと思うんだけどな。
僕はこの曲を聴いて、ギターの練習を再開しようかと思った。

■GUITARS THAT RULE THE WORLD 1 / VARIOUS
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000007T6Z/ref=pd_rhf_p_1/249-5393557-3581961
↓試聴できるけれど、ここだけ聴いても格好良さはわからない・・・。たぶん、これを聴いても僕が言っていることは理解できないと思うけれど、とりあえず。
■I Understand Completely−Paul Gilbertの試聴
http://www.content.loudeye.com/scripts/hurl.exe?~z-600111/0161098_0104_00_0002.ra


2003年09月29日(月) テレビ番組タメ録りは「CMの死」を招く

ハードディスクビデオレコーダーがCMの死を招き、2005年の後半ごろからテレビ業界関係者はその影響を意識せざるを得なくなるらしい。

何を今更・・・である。
WEBLOGをずっと読んでいる人からすると、またこのネタかよ、ってところだろう。

ハードディスクビデオレコーダーがテレビ放送のビジネスモデルを崩壊させるなどいうことは、ハードディスクビデオレコーダーが生まれた時点で既に予測できたことだ。
ハードディスクビデオレコーダーの愛用者でマトモにCMを見ている人間はいないだろう。
ハードディスクビデオレコーダーには15秒スキップボタンというものがある。
CMを飛ばせ、とは一言も言ってはいないけれど、CMすっ飛ばしボタンである。
ハードディスクビデオレコーダーは生まれたときから、CMをすっ飛ばせることをウリにしてきたのだ。

僕もTVCMを見ない。
テレビ番組は基本的にハードディスクビデオレコーダーにキャッシュしたものを見ている。
ほぼリアルタイムの時間でテレビを見ているときもハードディスクを経由する。
「ほぼ」などと書くのは、1時間のドラマ等の番組を見る際も10分くらいずらして見始めるからである。
リアルタイムで視聴可能な時間帯に自宅にいたとしても、リアルタイムでは見ない。
CMを見るのがイヤだからである。

僕は、番組開始後10分くらいからハードディスクにキャッシュされた映像を見始め、CMをパカパカと飛ばしながら番組を見る。
そうすると、見始めた時間は10分くらいズレていても、終了時間は同じくらいになる。

一方、僕は裏番組は良く見る。
本命の番組はハードディスクに録画されているので、いつでも見ることができるからだ。
ハードディスクビデオレコーダー経由で本命のテレビ番組を見ながら、裏番組にチャンネルを変える。
裏番組はキャッシュされていないので、リアルタイムである。
むしろ裏番組のほうのCMをたくさんみているかもしれない。
僕に限らず、ハードディスクレコーダーの保有者は、例外なくCMはすっ飛ばすだろう。

だが、見るとはなしに、とりあえずテレビがついている、という事は多い。
僕は、自宅に帰るとまず、テレビをつけてしまうタイプの人間だ。
CMを見ているのは、そのような、とりあえずテレビがついている、という時である。
CMを見ているのは、なんだかわからないけれど、映像が出ているぞ、という場合である。
気合が入っていない。
なので、これから有効なCMとは、画面をきちんと見ていない人に対するアピールかもしれない。
そういや、「ピンポーン」と玄関のチャイムの音から始まるCMとか、電話の音から始まるCMがとても多い気がする(最近になって増えた、とは思わないけれど)。

CM主体のビジネスモデルが崩壊することは、時間の問題で既に何年も前からわかりきっていたこと。
ビジネスモデルの転換には時間がかかる。
いち早く、新たなビジネスモデルと展開戦略の策定をしておいたほうが良いと思うのだけれど。

でも、これは業界構造そのものの変化なので、テレビ業界の人間が小手先で検討した程度の戦略では解決できるような問題ではない。

僕に仕事をくれ>>放送関係者

ハードディスクビデオレコーダーの放送に与える影響をくまなく洗い出した上で、対応策をきちんと作ります。

■テレビ番組タメ録りは「CMの死」を招く――米調査会社
http://www.hotwired.co.jp/news/news/20030929106.html

■Yankee Group Reports New Technology Threatens to Undermine the Value of Television Advertising
http://www.yankeegroup.com/public/news_releases/news_release_detail.jsp?ID=PressReleases/news_09222003_mes.htm

■フツーのテレビやビデオとちょい違う「CoCoon CSV-P500」
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/stapa/15798.html


2003年09月26日(金) 中国へ旅立つ彼に

今日、同僚が中国に赴任する、という話を聞き、盛大に送別会を敢行した。

彼は人件費の安い中国でシステム開発を行うインフラを構築するため、不退転の覚悟で中国に赴任することにしたのだそうだ。
中国の人材を活用し、日本の経済を立て直すことが彼の夢らしい。
もう日本には帰ってくる意思はない、中国に骨を埋める覚悟だ、という。
まずは、7年間、中国で生活をする。
ビジネスが立ち上がって軌道に乗るまで、日本には帰らない。
チケットも片道のみ。
日本に帰るチケットは買わない。

僕らは不退転の覚悟に感動した。
彼は、既婚者で家族がいる。
家族は日本に残し、単身中国でビジネスをはじめるのだ。
今は中国語を話せるワケではなく、これから語学学校に通い、中国語を学ぶという。

伝え聞いた彼の覚悟に感動し、賛同した多くの仲間が集まった。
既に退職した人間も駆けつけた。
仕事で遅くなった人間も深夜になってもやってきた。
彼には、もう一生会うことができないかも知れない。
最後に一度会っておきたい。

花束を用意し、胴上げをした。
記念写真もたくさん撮った。
だって、もう一生会う事がないかも知れないのだから。

彼は、最後に言った。

「いやあ、最初は中国に骨を埋めるつもりだったんですけど、とりあえず、来週の月、火、水の3日間の出張です。木曜日には帰ってきます」

え?

「片道しかチケットは買ってないんですけど、現地でチケットを買ったほうが安いって聞いたもんで」

あれれ?

「い、いや、今後、中国への何度か出張はする思います。で、でも、基本は今までどおり東京中心なので・・・」

ひっこみのつかなくなった僕らは、彼はもう二度と日本に帰ってこないことにして、宴会を続行した。
3日間の出張だということは、みんなで忘れて、別れの言葉をかわした。

「さようなら、お世話になりました!」

これって新手のイジメなのか?


2003年09月24日(水) 教習所に通うモチベーションが・・・

しばらく更新をサボってました。

サボっていた理由は・・・。
単にサボっていただけです。
一度サボってしまうとサボり癖がついてしまい、書かなければならないっ!というプレッシャーがすっかり消滅してしまいました。

で、復活。

だが、サボり癖はWEBLOGだけではなく、大型二輪免許の教習にも及んでいるのであった。
でも、こちらには理由がある。

大型二輪免許取得の大きなモチベーションが、ひとつ無くなってしまったせいである。

僕が大型二輪の免許を取得したい、と思った理由のひとつは「海外ツーリング」。
僕はバイクで海外旅行をしてみたかったのだ。

まずはお手軽なところで、フェリーで韓国の釜山に渡り、板門店まで爆走する、という作戦を考えていた。
下関からフェリーが出ているし、これは楽勝だろう、思っていた。

が、しかし。

調べてみると、韓国はバイクでは渡れないのである・・・。
四輪のクルマで韓国に行くこと問題ないのだけれど、バイクは認められていないらしい・・・。
ゴッドファーザーのテーマのクラクション(♪ぱらりらりらりらりらりら〜♪)を鳴らしながら、板門店に突撃したかったのに・・・。
と、いうことで板門店珍走ツアーは断念である。

次の作戦はアメリカ大陸横断、であった。
僕は学生時代にクルマで1週間ほどかけて、サンフランシスコ⇔ロサンゼルス⇔ラスベガス⇔グランドキャニオンを往復したことがある。
途中でおねいちゃんをナンパして、旅のお供として確保しつつ、ロードムービーみたいな旅だった。
だいたい4000キロくらい走ったのだけれど、いつかはバイクでロサンゼルスからニューヨークまで走ってみたいと、思い続けている。
僕的には「♪ゴォウェ〜ストォ♪」と歌いながら東から西に向かうよりも、西から東を目指したい。

ツアーを調べてみると、ちゃんとある。
ハーレーのレンタルつきのアメリカ大陸横断ツーリングツアーが世の中にはきちんと存在しているのである。
アメリカまでバイクを運ぶのはさすがに面倒なので、レンタルバイクである。

すばらしい。

とっとと、大型二輪の免許を取得してハーレーでアメリカ大陸横断だあっ!妄想は膨らむ。
「♪ボ〜ントゥービィィィーワァァァイルドォッ♪」とか歌いながら、砂漠を爆走。

が、しかし。

ツアーの説明を読んでみると・・・。
アメリカでハーレーに乗るのに大型二輪免許は必要ない。
僕が既に保有している普通二輪の免許でハーレーには乗れるのである。

つまり、大型二輪の免許なんぞを苦労して取得せずとも、行きたければ既にいつでもOKの状態だったのである。

と、いうことで海外ツーリングのために大型二輪免許を取得する意味がなくなってしまったのであった。

しかたがないので、最近は「道の駅」とかの情報を調べたり・・・という地味な夢。
「ほう、地元で採れた山菜かあ・・・」
「ふむふむ、手作りのこけしねえ・・・」

これでは、なかなか教習所に通うモチベーションが上がらないのであった。


2003年09月18日(木) サロンパスを買うのに薬剤師がいるのか?

僕はドン・キホーテから徒歩3分のところに住んでいるので、深夜にドンキを良く利用する。

深夜に薬や酒も買うことができるので重宝している。
でも、実際には薬品はほとんど買うことができない。
薬品は薬剤師がいないと販売できないせいである。

薬剤師が店頭にいない時間帯には、薬品コーナーにはチェーンと布がかぶせられ、薬品を購入することができない。
レジ横には薬剤師のいる時間帯の表が貼ってある。
見てびっくり。

薬剤師が店頭に出ている日は、週のうち3−4日。
時間帯も20時から2時まで、みたいな中途半端な時間帯。
しかも不定期。
ドンキの営業時間は午前10時から午前5時まで。
計算してみると、ドンキが開いている時間帯で薬品を購入可能な確率は20パーセントくらいしかないことになる。
深夜だから薬剤師がいない、というワケではなく全営業時間帯に渡って薬剤師がいない。

つい最近までは、チェーンと布を突破して、勝手に棚から薬品を買い物かごに放り込み、レジに持っていけば、レジのお姉さんが見て見ぬフリをしてコッソリと売ってくれた。
だが、最近は厳しいようである。

厚生労働省とごちゃごちゃとモメたせいである。
ドンキは薬剤師がいない時間帯に堂々と薬品を売るためにテレビ電話を導入した。
薬剤師なしで薬品を売れないのであれば、テレビ電話でどうだ!という作戦である。
厚生労働省は薬事法違反、という事で改善措置を求めた。
ドンキは対抗策として、販売がいけないのであれば、無料提供ならどうだ、というドンキらしい作戦に出た。
厚生労働省としては無料提供でも薬事法違反、という立場。

ドンキと厚生労働省は泥試合に突入した。
そこに石原慎太郎が口を出し、更にワケがわからなくなっている。

僕が深夜に買いたい薬品とは、目薬とかサロンパスのような薬品とも呼べないようなシロモノである。
でも、店頭に薬剤師がいないので買えない。
先に書いたように薬剤師が店頭にいる確率は20パーセント程度なので、結局、僕はドンキでは薬品を買えないでいる。

マツモトキヨシも24時間営業をしたいらしいのだけれど、薬剤師が確保できない、という理由で24時間営業は断念しているようである。

そもそも、いまや単なるディスカウントストアと化している薬局で、薬を買うのに薬剤師に相談することなど、何もない。
花粉症の薬を買う際などに、薬剤師らしきお姉さんに相談することもあるけれど、返ってくる答えは「コレが最近良く売れてます」みたいなカンジで、薬品知識を駆使して相談にのってくれるわけではない。
ただの店員さんである。

スネークマンショー的に言えば「アミトリプチリン、ノルトリプチリン、イミプラミン、デシプラミン、ドキセピン、トリミプラミン、クロミプラミン、プロトリプチリン、アモキサピン、マプロチリン、フェネルジン、トラニルシプロミ、フルオキセチン、カルバマゼピン、セルトラリン、パロキセチン、フルボキサミン、ベンラファキシン、トラゾドン、ネファゾドン、ミルタザピン 、ブプロピオン、いろいろありますが、どれをお使いになっても同じようなものですね」という答えが返ってくるだけである。

薬剤師がいなくても買える薬の範囲を検討しなおすべきだ。
副作用が強い薬などはしかたがないとしても、サロンパスを買うのに薬剤師がいるのか?
アホな規制だと思う。

■慎太郎ドン・キホーテ論争泥沼化で大混乱
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_09/1t2003091004.html


2003年09月17日(水) コクーン敗れたり

ソニーが「DVD搭載のHDDレコーダー」を発売した。
世間的には「HDD搭載のDVDレコーダー」なのだけれど、ソニーにとっては「DVD搭載のHDDレコーダー」のほうがしっくり来る。
今までソニーが販売してきたDVDなしのHDDのみのレコーダーであるコクーンやチャンネルサーバーは「全く」売れなかった。
この数少ない成長分野でソニーはヘボってきたのである。

僕はDVDが搭載されていない単機能HDDレコーダーであるチャンネルサーバーを愛用している。
TV放送を永久保存するような趣味はないので、録っちゃ消しのHDDのみでじゅうぶんなのだ。
いわゆる「タイムシフト機能」でVOD的に時間を気にせずに自分の都合にあわせてTV番組が見られればそれで良い。
Tivoの系譜。
ソニーも同じように考えたようだ。

ところが、日本人にはこれが全くウケなかった。
日本人としては、タイムシフト機能では納得しなかったのである。
日本人はDVDで永久保存できないと納得できない人種のようだ。
確かに僕の周りの人たちもDVDにせっせとサッカーの試合を録画し、保存している。

理解できん・・・。

僕は家に物理的なメディアが増えていくのがイヤなので、音楽CDも排除してMP3ファイルをHDDに保存することにしている。
音楽CDのパッケージは全てクローゼットの奥にしまいこんだ。
新たに音楽CDを買っても、MP3ファイルを生成したら、速攻でクローゼットの奥のダンボールにしまいこむ。
レンタルだけで済まない理由は、僕は基本的に洋楽しか聴かず、レンタルCD屋には新譜として発売後1年を過ぎないと並ばないためだ。
映画のDVDもパッケージを保有したくないので、レンタルで済ませる。
もう一度見たくなったら、また借りれば良い。

僕はコレクター的な興味は全くない。
MP3ファイルを6、000曲も溜め込んでおいて、コレクター的な趣味が全くない、などというのも変だけれど、少なくともパッケージを並べて悦に入るような趣味はない。
ファイルやデータでじゅうぶん。
「ビット」だけでいい。
「アトム」はいらない。

一般的にはやっぱり、DVDにTV放送を永久保存できたりしたほうが良いのだろうか?
パッケージやリムーバブルメディアなんて邪魔なだけなんだけどな。


■ソニー、同社初のHDD搭載DVDレコーダー発売
http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/j/pc/265922
■コクーン敗れたり
http://www.zdnet.co.jp/news/0309/08/cjad_kodera.html


2003年09月16日(火) ホームレスの人しか販売できない「ビッグイシュー日本版」創刊

大阪で「ビッグイシュー日本版」という雑誌が創刊された。
ボディーショップの創業者、ゴードン・ロディックの発案により、英国で始まった雑誌だという。

この雑誌の面白いところは「ホームレスの人しか販売できない!」というところである。
ホームレスの人に雑誌を販売させる、というビジネスモデル。


最初は一冊200円の雑誌を10冊無料で受け取り、この売り上げ2,000円を元手に、以後は定価の45%(90円)で仕入れた雑誌を販売、55%(110円)が販売者の収入。
販売者一人一日当り50冊売って5,500円、2回発行で、月に10日働くと5万円程度となり、簡易宿泊所の代金(1,200円/月3万6千円)をカバーし、屋根の下で寝てもらうことが可能。


だけど、これはチャリティーではない、と断言している。
チャリティーではなく、あくまでもホームレスに雑誌の販売という仕事を与えているのだという。
ビジネスモデルとして、ホームレスを活用しているのだともいう。

エライっ!

フラワーチルドレンなニオイがぷんぷん。

コンセプトは大変気に入った。
問題は雑誌が面白いかどうかですね。

■The Big Issue Japan
http://www.bigissue.com/japan/


2003年09月15日(月) 2003年9月15日午後7時33分

阪神が優勝した。

今日は午後2時から深夜まで、ずーっとテレビにかじりついている。
MXTVはサンテレビからの映像を流している。
MXTVを初めてマトモに見た。
サンテレビとは僕の出身地である兵庫県のUHF局。
阪神戦は全試合完全生中継。
試合終了まで放送する阪神タイガースで成り立っている偉大な放送局である。
シーズン中はもちろんのこと、シーズンオフも阪神がらみの番組を延々と流しつづけている。
僕が帰省する正月あたりでも、阪神タイガースゴルフ大会、とか阪神タイガースカラオケ新年会、みたいな無理やりな阪神タイガース番組が続く。

僕は熱狂的な阪神ファンというワケではない。
でもサンテレビのおかげで、子供の頃から空気のように阪神戦を見てきた。
地方出身者が巨人戦しかTVで見れないせいで、自動的に巨人ファンになっていくように、僕は阪神ファンになった。
阪神ファンであることが普通で、そもそも阪神ファン以外の人間が存在しない土地で僕は育った。
僕は自分自身では阪神ファン、という意識はほとんどないが、兵庫県出身の僕の深層心理だとかDNAには阪神しか存在していない。
阪神ファンであることが日常なのだ。

阪神の優勝が決定したあともサンテレビ中継の優勝記念番組が続いた。
神戸港に浮かぶ船からの中継。
正月の2日とか3日の深夜の放送みたいな、地味ーな宴会番組。
サンテレビは偉大な放送局だが、あまりにも地味過ぎる。
道頓堀からでも中継すれば良いのに。

大阪の街は思ったよりも平和そうだ。
道頓堀へのダイブも思ったより少ない。
僕はもっと思いっきり騒げば良いのに、と思う。

道頓堀ダイブを非難する声など無視しろ!
クソ良識派の言う事など知った事か。
躊躇することはないっ!
道頓堀にダイブせよ。
モラルもクソもあるかっ!
素直にうれしさを表現しろ!

大阪に行きたい。

男は痛くないときでも泣くのだな。

http://www.asahi.com/video/tigersv01.wvx


2003年09月14日(日) 80年代のヘタレプログレを見直す

僕のiPodの収録曲数は5,500曲を超えた。
最近は新しい曲を聴く気力もないので、古めの音楽ばかりを聴いている。

今のマイブームは80年代のヘタレプログレである。
70年代、プログレバンドは一曲20分、みたいな重厚で難解な音楽をウリにしていた。
変拍子でとっつきにくい荘厳な音。
「どんどんどん、どたどたどたどた、どどどどどどどど」みたいな。
プログレバンドは80年代に入り、一斉にヘタレた。

キング・クリムゾン、ピンクフロイド、エマーソン・レイク&パーマー、ピーター・ガブリエル、ラッシュ、イエス、エイジア、ジェネシス。
プログレ度の高い順に並べてみた。
逆から並べればヘタレ度順である。

学生時代、一時的にプログレのバンドを作ってみたことがある。
僕は四部構成、一曲20分の曲を書いた。
変拍子大会でドラマーは足がつりそうだと、愚痴をこぼしていた。
学生時代の僕にとってのプログレとはあくまでも重厚で難解で荘厳。
曲は長ければ長いほどエラいし、リズムは複雑であれば複雑であるほど良かった。
シャレでやっていたバンドだったので、僕の考えるプログレ度の高いプログレをやりたかったのだ。

80年代、プログレバンドは一斉にポップになった。
若い僕には80年代のヘタレプログレは受け入れ難いものだった。

それから20年がたった。
今の僕にとっては重厚で難解で荘厳な音は疲れる。
ヘタレプログレが心地良い。

フィル・コリンズのジェネシスなど、死んでも聴くものか、と思っていたけれど、今は普通に聴いている。
僕も丸くなったもんだ。
キング・クリムゾンなんて今やCM音楽だし。
隔世の感がある。
でも、今のワカモノはプログレなんぞ聴かんのだろうなあ。


2003年09月13日(土) いまさらストックオプションなんて・・・

給料が全然上がらない時代である。
右肩アガリの時代は終わり、不況でデフレのダメ時代。

不況でデフレでダメなのは僕の所属するファームも同じ。
会社の業績は比較的良いのだけれど、将来がどうのこうのという事でどさくさに紛れて僕ら社員の待遇は悪化している。
給料もロクに上がらない。

会社からの給与支出を最小限に抑えつつ、社員の不満をそらす策として、ストックオプションがある。
ネットバブルの頃はもてはやされたが、今やストックオプションで人を釣るような会社は存在しない。

右肩アガリの時代はもうとっくの昔に終了し、世の中的にはストックオプションなど、もはや何の魅力もない。
僕の会社は、何週遅れなのか知らないが、今更ながらストックオプション制度の見直しを計っている。

社内のアンケート調査でストックオプションに対する不満が続出した。
今やストックオプションなど、何の意味もない。
現金給与を増やせ、という不満である。

ところが、僕の会社はアホであった。
会社は給与は据え置きでストックオプションの量を増やす事にした。
ストックオプションに対する不満を、ストックオプションの量が少ない事にあるのだと勘違いしたらしい。

アホ・・・。

僕らの不満は、ストックオプションが少ないことではない。
ストックオプションのメリットが全くないことに不満を訴えたのである。
株価が上がらない時代、ストックオプションは単なる紙くずである。
僕達はメリットのないストックオプションなど意味がないので、廃止しろ、とメッセージを送ったつもりだった。

ストックオプションから恩恵を受けるためには株価が上昇しなければならない。
ストックオプションは株価が永久に上昇しつづける、という前提に立ったシステム。
ところが、僕らの会社はコンサルティング会社。
コンサルティング会社はフィービジネスである。
時間あたりいくばくかのフィーをクライアントに請求する。
フィービジネスとは、社員の数と売上が正比例。
時間あたりのフィーで仕事を取っている、という事は会社が売上を多くするためには、社員数を増やさなければならない。
コンサルティングファームは同じ社員数のまま、爆発的に利益が増えたりすることは、ビジネスモデル上あり得ない。
利益率は常に一定なのである。

株価とは、期待値である。
企業がどこまで成長するか、についての期待値が株価。
現行の株価はその期待値を織り込んだ数値である。
株価の上昇はその期待値を超える成長が必要。

だが、コンサルティングファームは社員数と売上の相関が正比例。
期待値を超える爆発的な成長はあり得ない。
よって、株価は下がる事もない代わりに、上昇する事もない。

株価が上がる見込みがないストックオプションをもらっても、何の意味もない。
僕らはストックオプションなんてもらっても、何のメリットもないので、そんな制度は廃止しろ、という意味で不満を表明した。

会社はアホなので、それをストックオプションの量が少ない事への不満だと解釈した。
コンサルティング会社の経営者は、その程度のこともわからんのか?
アホ過ぎて悲しい。


2003年09月12日(金) 教習コースが覚えられない・・・

大型二輪の教習が遅々として進んでいない。
第2段階のアタマに進んだ時点で次の予約を入れていないせいである。

予約を入れていない理由は・・・。
教習コースを暗記できないからである。

大型二輪の第2段階は法規走行、ということで3つのコースを走行しなければならない。決められたコースがふたつ。
自分で設定されたコースを一つ。
合計3つのコースを暗記して、走行する必要がある。

普通に考えれば、第2段階では技術的な要素は何もなく、法規に従ってコースを走れば良いだけなので、楽勝のハズ。
だけど、そのコースがぜーんぜん覚えられない。
もしかして、僕ってバカ?

僕は一応、知的労働に就いている。
記憶力は良いほうだと思い込んでいた。
だが、僕の記憶力はボロボロなのであった。

仕事上、今まで記憶力が問題になったことはなかった。
「すっかり忘れてました、あはははは」みたいなポカもない。
記憶力はいいと思い込んでいた。

が、しかし。

よくよく振り返ってみると、僕の記憶力はツールに支えられていたのである。
僕はPDA、携帯電話、PCにスケジュールやToDoを事細かに書き込んでいる。
僕の記憶脳は壊れていたのにもかかわらず、デジタルツールのおかげで何とか生きてこれたのだった。
クルマで走るときも、カーナビのおかげで迷わずに済んだだけなのである。
カーナビのついていないバイクはつらい・・・。

うーむ。
「テクノロジーは脳の拡張」だとは言うが、デジタルツールを使えないと、僕はアルコール漬けの脳を持ったただのアホなのであった。


2003年09月11日(木) オクノ総研Live

午後3時福岡発の飛行機に乗り、赤坂見附に巨大な荷物を抱えて午後6時にほうほうのていで辿りついた。
社内セミナーのためである。

飛行機に乗る際のお約束として、福岡空港でビールを飲む。
空港には定刻の20分前というギリギリの時間に到着し、飛行機の搭乗案内もとっくに始まっていたのだけれど、僕にはビールが必要だった。
売店で500mlのモルツとSPAを買い求め、搭乗の最終案内が始まるまで僕はビールを飲みつつ、ダラダラとしていた。

ここ半年ほど、僕は霞ヶ関の某省とともに日本の将来のITについて、陰謀をめぐらせてきた。
このたび「国家の陰謀の裏事情を暴露セミナーをやるぜ!」と社内に案内を出したら、100人を超える申し込みがあった。
終業時間後のボランティアのお遊びセミナーなのに・・・。

と、いう事で今日は、オクノ総研のLive。
僕の偏見で作られたセミナーパッケージであり、僕の偏見が日本政府の政策に生かされている、という恐ろしいセミナーである。
福岡から赤坂見附の会場まで、巨大な荷物を抱えて、ゼナドリンのせいで汗ダラダラの状態でたどり着いた。

テーマはユビキタス関係のハナシ。
某省庁と進めてきたプロジェクトがベースになっている。

今日のセミナーは暴露セミナーのつもりだったのだけれど、終業時間外にボランティアで参加しているマジメな人たちが多かったので、一応マジメにやりました。
ゼナドリンとビールのせいで、異常に汗が出る状態だったのだけれど、正常を装う。
でも、冷静に見れば、「あ。この人、酔ってる」とか、「変なもん飲んでる」って事はわかったかも知れない。


2003年09月10日(水) やっぱり僕は東京でしか生きていけないのか・・・

ここ何週間かの間、東京と福岡を何度か往復していたのだけれど、結局、また東京を拠点にして仕事をすることになった。
さようならスローライフ。
どうも僕は地方とは縁がないようである。

去年はシリコンバレー移住をたくらみ、あるプロジェクトを開始したのだけれど、僕が米国に移住する事はなかった。
数年前にもニューヨーク移住を画策し、オフィスまで構えたにもかかわらず、通算半年ほどはニューヨークに滞在することはできたのだけれど、結局は移住するまでは至らなかった。

結局、僕はこの10年ほどの間、港区を中心に中央区、千代田区にたまに遠征する程度の狭いエリアで活動している。

山手線のようにぐるぐると同じ所をずっと回りつづけるのが僕の人生なのだろう。
ま、ぐるぐると回りすぎて目が回ったり、バターになったりしなけりゃいいか。


2003年09月06日(土) 心臓バクバク、汗だらだらのゼナドリン

最近、福岡で仕事をしているせいで、スーパーハイカロリーな食事が続いている。
ドロドロの超濃厚とんこつラーメンとか。
表面を油で1センチくらい覆っているラーメンとか。

なので、カロリー的には大変不安である。
そのうえ、福岡では「ヘルシア緑茶」が飲めない。
「まろ茶120」を飲みまくったところで、この生活では何の気休めにもならない。

と、思っていたら横浜の家の近所の薬局に「ゼナドリン」が置いてあった。
8,800円。
クソ高いな、と思ったけれど、とりあえず買ってみた。

ゼナドリンとは、良く効く、とされているいわゆるダイエットサプリメントである。
ゼナドリンの販売サイトの愛用者の声、みたいなのを拾ってくると下記のような感じ。

■慣れないうちはちょっと胃がむかついたりするのが難点。
■初めは副作用がある。吐き気、動悸、頭痛。慣れるとやせれます。
■脂肪が燃えている感じ。服用中はずっと立ちくらみと倦怠感がありました。
■興奮して動悸が激しくなってて発汗して新陳代謝が上昇。でも確かに痩せる。
■じっとしてるほうがつらい。心臓が常にドクドク・・。
■食欲が抑えられます。ただ、ちょっと動悸がしました。
■飲むと少しのぼせます。空腹時にはきついかも知れません。

なんだか恐ろしいが効きそうである。

朝起きて2錠、午後3時にまた2錠の一日に合計4錠飲めば良い。
最初の1週間、身体が慣れるまでは、一回1錠だけ飲むらしい。

初日は正しく1錠だけ飲んだが、翌日から2錠に変えた。

あー、心臓がばくばくするっ!
ちょっと外を歩いただけで、汗が鬼のように出るっ!
ふらふらするっ!
飯を食う気がしねーっ!

ダイエットに効いているのかどうかは良くわからないけれど、身体に何らかの影響が出ているのは間違いない。
明らかに体調が違う。
ホントに大丈夫かよ・・・。

相当危険な香りがするのだけれど、こんなに「明らかに効いている」と感じるサプリメントは初めてである。
正直言って、効きすぎ。

問題は、本当に体重、体脂肪が減るかどうかなのだけれど。


2003年09月05日(金) 福岡にはヘルシア緑茶が売っていない!

東京を離れて地方で仕事をしていても、最近は何の違和感もない。
不便も感じない。
サラリーマンが出張に行くような場所は、日本全国というか世界中どこへ行こうとさして変わらない。
クレジットカードさえ持ってりゃ、どこででも普通に生活できる。

が、しかし、福岡にいると、ひとつ困ったことがある。

「ヘルシア緑茶」が売っていない!

何と福岡にはヘルシア緑茶が売っていないのである。
ヘルシア緑茶が飲めないとデブになってしまう。
大変にマズイ。
困ったことである。

花王のホームページを見てみると、ヘルシア緑茶は今のところ、東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、長野県、新潟県のコンビニでしか買えないようである。
僕の周りの多くの人たちは、当然のようにヘルシア緑茶を飲んでいる。
僕はヘルシア緑茶は全国どこでも売れまくっているものだと思い込んでいた。
実態は逆に、売れまくって生産が追いつかないために、全国展開もできていないし、コンビニ以外でも販売できないようなのである。

ヘルシア緑茶は毎日飲まないと効かない、という事なので、僕としては何とかしてカテキンを摂取せねばならない。
しかたがないので、「まろ茶120」でお茶を濁している。
だが、まろ茶120はたかだか20%のカテキンしか増量されていないので、ほかのお茶を飲んでもほとんど何の違いもない。
だが「ちょっと自分にいいことしている感」を味わうためにまろ茶120でガマンしている。

ヘルシア緑茶は言ってみれば、脅迫型商品の大成功例だろう。
毎日飲まないと効かないし、飲むのを止めると、またデブになりますよ、的な脅迫商品である。
僕は単純なので、脅迫に負けてヘルシア緑茶をせっせと飲み続けている。

コンビニやスーパーの棚を見てみると、カテキン系とかアミノ系とかのダイエットサーポートをうたったドリンクばかりである。
健康系以外の飲み物は少数派である。
きっと日本人の80%くらいがダイエット中なのだろう。

■ヘルシア緑茶
http://www.kao.co.jp/healthya/


2003年09月04日(木) 地球レベルで自分は何番目くらいに金持ちか?

地球レベルで自分は何番目くらいに金持ちか?

「世界がもし100人の村だったら」的に言えば、僕は村のなかでは圧倒的に最も金持ちである。
Global Rich Listという世界で自分が何番目に金持ちかを測るサイトがある。
そこで自分の年収を入力してみると、地球には自分より貧しい人が60億人くらいいるらしいことがわかる。
僕は日本人として見れば、それほどお金持ち、というわけではない。
でも、地球レベルで見ればスーパー大金持ちである。

試しに僕の年収よりもずっと低い年収を入力してみる。
それでも、ほぼ上位1%以内に収まる。
日本で生活保護を受けるようなレベルですら、上位数パーセント以内。

こうやって客観的に見てみると、日本人ってお金持ちなんだな、と思う。
でも、その割りに豊かさは感じない。
僕より不幸な人が地球上に60億人もいるはずがない。
せいぜい58億人くらいだろう・・・。
きっと、豊かさの基準って、キャッシュじゃないんだろうね。

命の危険がなくて食べることにそれほど困らなければ、僕はたくさんのお金はいらない。
あ、でも酒は欲しい。

もっとシンプルに生きたいなあ、と最近はとみに感じる物欲番長の僕なのであった。

■Global Rich List
http://www.globalrichlist.com/


2003年09月03日(水) オフィスの荷物が撤去された

福岡に出張中の僕に東京のオフィスにいるスタッフからメールが入った。
「総裁の机の荷物が撤去されてしまいました・・・。力足らずでごめんなさい」

僕のオフィスの机の上にあった資料や機材一式が撤去されてしまったのであった。
今、僕の会社ではオフィス・クリーアップ・キャンペーンなどというものをやっているらしい。
それによると、机の上に置いていて良い荷物はダンボール換算で1箱ぶんまで。
それを超える荷物は強制撤去なのだそうだ。
ダンボール1箱を超える荷物はとっとと廃棄せよ、なのである。

僕は先日から福岡に来ている。
最初は1泊2日の予定だったのだけれど、そのままずるずると延びてしまい、東京のオフィスには全く出社せずに、福岡に通勤状態。
なので、東京の自分のオフィススペースの片付けなどできない。
で、福岡に滞在している間に僕の机は強制収用に遭ってしまったのあった。
強制撤去の警告紙を貼って、警告したうえでの撤去らしいのだが、僕は福岡にいるんだよっ。
しかも、予定外の出張で東京のオフィスに出社できてないんだよっ!

そもそもコンサルティングファームには自分専用の固定席、という概念がない。
オフィススペースは毎日予約して使う、というのが原則。
今の僕のようにオフィスに全く出社しない人間もいるので、固定席が人数分は用意されていない。
基本的には毎日予約して使う「みんなの席」なので、荷物を大量に置いてはいけないのである。

同様にヒラ社員にはロッカーさえも個人用のものがない。
コインロッカーのごとく、期間限定である。
僕は自分専用のロッカーは持っているが、ミニミニロッカーなので、ヒラ社員のフリをしヒラ社員用のロッカーも使っている。

僕も正確には自分のオフィススペースを持っているのではなく、「長期予約」をしているだけ。
ヒラ社員は長期予約もできず、朝、出社して当日、空いている場所を探すしかない。
前日予約すらできない。
僕はまだ長期予約ができるだけマシである。

だが、「長期予約」で同じスペースを長く使っていると、当然の事ながらそのスペースは「自分の席」として、限りなくカスタマイズされ、散らかり放題になっていくのである。
自分の固定席のような気になってしまい、気が緩んでいる時に余計なキャンペーンが走り、僕の荷物は強制撤去されてしまった。
しかし、マジで撤去するとは・・・。
恐るべし。

業務連絡:某ファーム所属のスタッフの皆様へ
しばらく僕は福岡を中心に活動するつもりなので、僕のオフィススペースを使いたい方は連絡ください。


2003年09月02日(火) 相変わらず異常に狭い行動範囲の出張

先週、福岡に出張してきた時はホテル、クライアント先、オフィス、空港以外のどこにも行かずに終了した。
一旦、横浜に戻り、また月曜日から福岡に出直してきたのだけれど、異常に狭い行動範囲は変わらない。

よくよく考えてみれば、僕が福岡に滞在するのはウィークデーのみである。
福岡での仕事を受けるに当たって、週末は自宅に戻って良し、平日も戻りたければ戻って良し、という条件を貰った。
普通に考えれば大変ありがたい条件なのだけれど、金曜の夜以降に福岡に滞在していることはない。
週末を福岡で過ごすことはないのである。

つまり!

遊ばれへんやんけ!

僕は毎晩、夜遅くまで、オフィスにいて仕事をしている。
軽く飲みに行くことがないわけではないが、夜中まで仕事をしているし、翌日の事もあるので本格的に飲むことはない。
あくまでも軽〜く、ちょこっと飲むだけである。

と、言うことで僕は大変マジメな出張生活を送っている。
相変わらず、ホテル〜オフィス〜クライアント先の半径200メートルのトライアングルをぐるぐるまわっているだけなのであった。

これでは運動不足でもあり、イカンのでホテルの部屋でヒンズースクワットをしたりしている。
今はそのせいで足が筋肉痛である。

最近、僕が福岡で遊びまわっている、という噂が飛び交っているようで「いいですね」的なメールが良く来るけれど、僕は意外にもマジメに仕事をしているのであった。


2003年09月01日(月) 最近の国内線の予約事情はすごいなあ

本日も朝、横浜の自宅を出て、福岡に出勤。
今週は月曜日から金曜日までは福岡。
週末は横浜の自宅に帰り、教習所通い。

福岡へは通勤状態なので、飛行機、ホテルともにネットで予約。

僕は国内出張はほとんどしない人だったので、国内線の飛行機に乗ることはめったにない。
これからしばらくは、週に1回は羽田⇔福岡間を移動する事になるのだけれど、今までは国内線に乗ることは稀だった。
思い出してみても、ここ10年で5回しか乗っていない。

なので、国内線に関しては浦島太郎状態である。
噂には聞いていたのだけれど、ネットで国内線の予約をしてみて、進化ぶりに素直に驚いた。

なんと!
Suicaで乗れた!

と、いうのは嘘だけど。

国内線に乗りなれている人にすれば当たり前の事なのかも知れないけれど、チケットがいらないことに驚いた。

ぼくはまず、事前にネットで航空券を予約し、同じくネットでクレジットカード決済をした。
勝手が良くわからなかったので、念のために携帯電話に予約内容を転送しておいた。
航空会社のカウンターに行って、おねいさんに携帯電話の画面を見せりゃ何とかなるだろう、と思ったのだ。

朝、空港に出かけてみると、月曜の朝ということもあって、カウンターは激込み。
カウンターの横にはKIOSK端末みたいなのが並んでおり、そこには誰も並んでいない。
列に並ぶ事が大変苦手な僕は、KIOSK端末に近寄り、とりあえず画面上のチェックインというボタンを押してみた。
僕はボタンがあれば、とりあえず押してみるタイプの人である。
「カードを入れろ」と画面に出たので、何のカードかわからなかったけれど、ちょっと考えて決済に使ったVISAをとりあえず入れてみた。
すると、な、な、なんと!
航空券が「ぶりぶりぶりっ」と出てくるではないかっ!

おいっ、僕は何の操作もしてないぞ。
チェックインというボタンを押して、クレジットカードを入れただけである。
なのに、ちゃんと僕の名前が入った正しい航空券が出てきたぞ。

今や、当たり前のことなのかも知れないけれど、僕は単純に感動した。
しかも、マイレージもついでに加算されているらしい。

ついでに言えば、ホテルもネットで予約をしている。
福岡ではニューオータニに宿泊しているのだけれど、ネットで予約をしたせいかツインのシングルユースで8,000円!
「定価」は高いのだろうけれど、異常な安さ。
チェックイン時もネットで必要事項は記入済だったので、フロントでは3秒でカギをもらえた。
ネット万歳、デフレ万歳である。

知らないうちに世の中は進んでいたのであった。




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