| 2013年07月30日(火) |
乃南アサ著「いちばん長い夜に」読了 |
前科持ちの刑務所仲間 芭子と綾香の続編。この春、NHKで放映されていたドラマの原作である。前2作は買いたてのキンドルで購入して読んだ。相変わらず二人のつましい生き方には共感を覚えた。しかし、芭子が綾香の子供の消息を探ろうと仙台に一人旅をした日から状況は変わってくる。2011年3月11日。芭子がたまたま前日に思い立って東北新幹線に乗り込んだのはまさにこの日だった。市民図書館などで新聞記事を読み、いろいろな人に話を聞いて回っている内に子供は海外に養子に行ったことがわかる。そのあとで起こった大震災。運よく仙台市のホテルで食事と休むところを与えられたが、偶然知り合った男性とタクシー3台を乗りついてなんとか東京に戻ってくる。他の状況を知らなかったとはいえ、このことがゆくゆく罪悪感となる。大震災を小説の題材として使っても良い者だろうかと疑問を感じたが、あとがきを読んで驚いた。なんとそれは著者の実体験だったのだ。では許されるだろう。
| 2013年07月24日(水) |
レスリーメイヤー著「90歳の誕生パーティ」読了 |
長年町の図書館の司書をしてきたミスティリー。天涯孤独のみであると思っていたが、ある日突然姪と名乗る女性が現れる。
| 2013年07月18日(木) |
レスリーメイヤー著「はた迷惑なウェディング」読了 |
久し振りのレスリーメイヤーということで、どうもあまり好感を持てなかったヒロインではあったが、今回は面白く読めた。「親友スーの娘が大富豪と結婚することになった。頼み込まれて自宅のあずまやを結婚式に提供することにしたのはいいが、ただでさえ、新聞記者の仕事で多忙なところへ結婚式の手伝いまで加わり、ルーシーは気も狂わんばかりに。ところがそこに結婚相手の母親がしゃしゃり出てきた。どうやら大富豪の息子にふさわしい大がかりな指揮を目論んでいるらしい」シリーズ第8弾 IT企業の社長という事で巨額の富を得た母子ということだが、実は全く新しくもない発明で株を集めたらしい。ウェディングシャワーという、プレゼント集めの会は日本ではなじみがないが、こういったコージーミステリーにはよく登場してきて面白い。
| 2013年07月13日(土) |
レスリーメイヤー著「90歳の誕生パーティ」借りる |
予約していた本の順番が回ってきた。久々のレスリーメイヤー、最新本だ!嬉々として予約本コーナーで借り出し、いつもの順番で「今日返却された本」の棚に行く。あっさりとそこにレスリーメイヤー「迷惑なウェディング」を見つける。1つ前の新刊。いつのまにか刊行されていたらしい。それほど追いかけているシリーズでもなく、コージーミステリーと言う割にほんわかとした楽しいものがあまりない。
| 2013年07月10日(水) |
小路幸也著「東京バンドワゴン」読了 |
秋に封切り予定の亀梨氏主演映画の原作。もちろん慶子から借りた。昨日朝から読み始め、どこかのレビューで読んだ通り、確かに登場人物が多いと思いながら読み進める。 古本屋と珈琲店を営む一家なんて出来過ぎ!とうらやみながら、さらになんと語り手は数年前に亡くなった古本屋の店主の奥さんらしい。とにかく大家族である。キャラがかぶっていることもある。個性的な店主とそのロックンローラーの60才を過ぎた我南人、彼が愛人に生ませた子供やら精彩との子供やら、この家の長女はシングルマザー(相手はやがて1つの短編のメインテーマとなる。ロックンローラーが叫ぶLOVEがあちらこちらに出没する。続編も買うそうだから借りたいと思う。
| 2013年07月08日(月) |
吉永南央著「萩を揺らす雨」読了 |
土曜日に図書館の返却された本」の棚で見つける。何か月か前に書店で見かけ、題名に惹かれながらも、買わなかった一冊。65才から長年憧れていた珈琲豆と和食器の店「小蔵屋」を始める。喫茶店ではなく、豆や食器を買う人に対して無料で珈琲を振る舞っているが、なんだかんだでただの珈琲目当ての学生、近所の主婦も多い。人情物、ミステリーなどの味付けをされた短編集。老女の探偵ものと言うとミス・マープルと例のカムデンシリーズが解説に挙げられていた。ただ、あまりこの主人公の杉浦草に共感を覚えられないのはなぜだろう。老女とは思えない行動力だろうか。老女ではなくてもよさそうな設定だ。何しろ怪しげな男たち相手に立ち回りまでするのだから。少なくとも可愛い老女ではないことは確か。その分リアルなのかもしれないが。
| 2013年07月01日(月) |
ヘレン・マクロイ著「小鬼の市」読み始め |
現代はゴブリンマーケット。このままでもよかったように思うが、いかがなものか。とにかく面白かった。あとがきを読んで、1938年にデビューをし、既に個人となっていることを知る。なんの先入観もなく読み始めた本で面白かったと思うのはこんなパターンが多い。今は量産の時代なのかもしれない。どうも小道具に凝り過ぎて、謎である部分が希薄であるように思われる。とにかくこの小説、舞台はカリブに浮かぶ小さな島である。風光明媚らしいが、そんなところで事件は起こる。事件と言っても、酔ったうえでの事故として処理されつつある新聞社の支局長の男の死。すかさず、NYの本社に自分を代わりに雇ってほしいと電報を打ち、受理されたのは、その日の食事代にも事欠いていた○○だった。初めは職を見つけることができて、安堵していいたが、徐々にその死に疑問を抱くようになる。やがて彼が何か情報をつかんだために殺されたことがわかってくる。彼が残したいくつかのパイの一切れのような落書き。桟橋では、タンカーが出入りしている。実は海運業者の上層部の人間が、祖国を裏切り
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