| 2013年01月31日(木) |
今井絵美子著「雀のお宿」読了 |
普通の平凡な人間が、色々な運命に翻弄されて一つの人世を辿る様が興味深く語られている。 雀のお宿 近隣の子供たちに読み書きを教えながらひっそりと生きている白雀尼。かつては幼馴染みの隼人に思いを寄せ、江戸から戻ってくるのをひたすら待っている武家の娘であったが、親戚の家に長逗留をしている内に、隼人は既に妹美鶴と結婚していた。家に訪ねてきた隼人に姉は他家に嫁いだように伝えたのである。さらに美鶴は子を生むが病弱となり、姉の桐葉に子供の世話を頼むのだ。すっかり桐葉を頼っていた美鶴だったが、今和に際に、桐葉への憎しみと姉だけには夫と子供を渡したくないと言い切る。隼人への思慕を断ち切り、白雀尼となり桐葉は生きる決意をする。ところで隼人だが、ずっと一人でいたがやがて白雀尼は彼が家老の娘と結婚したことを知る。やさしい男:うずみ 孤走:2冊読んできて面白いとは思っていたが、孤の短編のラストシーンで、本当に感激した。父母に愛されることなく育った又左衛門は、妻や娘とどう接してよいのかわからない。植物にのめりこみ、老いてからはひたすら走ることを日課としてきた。こんなこをしてなにになるのかと思いつつ。最後に答えが出る。普通の人間が、局面に際してそれまでにひっそりと溜め込んできた力を炸裂させる。その清々しさに非常に感動した。 若水
| 2013年01月27日(日) |
クレオコイル著「モカマジックの誘惑」読み始め |
昨日図書館で借りてきた、いつものシリーズの最新刊。昨年10月に出版されたようだ。たしか予約をしたのは今年に入ってからだから、あまり読者はいないと言うことか。図書館のホームページでみたら、4人待っているらしい。と、言うことで本音を言えばそれほど魅力は感じないのだが延長ができないので、まずこれから読むことにする。出だしはいつもの通り謎の人物の独白から始まる。
| 2013年01月25日(金) |
森見登美著「ペンギンハイウェイ」読み始め |
会社の後輩のOさんから借りた一冊。前から書店で見かけて気になっていた書名だったが、手に取りかねていたので、借りるという形はとても嬉しいような気がする。驚いたことに小学校4年生の日記という形で話が始まる。知的好奇心が旺盛な、しかもそれを正確に方眼紙の日記に書き留めることに熱心だ。ある日、集団登校の途中、空き地でペンギンの集団を見かける。今は、森の中でまたしてもペンギンの集団に遭遇したところを読んでいる。今後の展開が楽しみだ。そうそう、海辺のカフェという素敵な名前の喫茶店がでてくる。そこで、歯医者の気になる「お姉さん」や、少年の父親が本を読んだり、仕事をしたりしている。
| 2013年01月24日(木) |
中島京子著「小さなおうち」読了 |
昨日、今日と通勤のお供にして読了。やはり子供の頃に読んだ「小さなお家」と大いに関係のある題名だった。暗いイメージしかない戦前・戦中の東京での日々の暮らしが明るく生き生きと描かれている。こんなこともあったのだと驚くことも多々あり。面白かった。面白かったのだが、ちょっと違うと思ってしまうのはなぜか?本当になぜなのだろう。私よりもかなり若いと思われる作者の存在がじゃまをするのだ。若い人が、過去を調べて書いた小説。そんな感じだ。
| 2013年01月22日(火) |
高橋由太著「おにぎり、ちょうだい」読了 |
会社の後輩のOさんから借りた一冊。例のシリーズで、描き下ろしが3冊続くそう。ぽんぽこがさらにパワーアップしていて笑えた。とにかく常に空腹である。すべての義理人情に食べ物を優先させるセリフの数々。美しい言葉であるだけに笑える。 今回ぽんぽこが一緒にいるのは鬼斬りを生業とする貧しい青年だ。この鬼斬り、最後あたりで音読して仰天した。「おにぎり」である。
| 2013年01月18日(金) |
今井絵美子著「虎が雨」読了 |
立場茶屋おりきシリーズ。人気のあるシリーズだとは知っていたが、どうも手が出なかったのが、たまたま図書館の「本日返却された本」の棚に2冊並んでいたので、借りて見た。どうもしゃべり方に品がないし(江戸っ子言葉とか下町言葉ということになるのかもしれないが)女主人の堅苦しく理詰めな話し方も好きになれなかったが、2冊読み、女主人が武家の出であったことが書いてあったため、これはわざとなのかもしれない。興味がわいたので早速図書館で1巻目〜3巻目を予約した。
| 2013年01月16日(水) |
今井絵美子著「忘れ雪」読了 |
立場茶屋おりきシリーズ。やはりシリーズ物は1巻から読むべきだったかもしれない。
| 2013年01月14日(月) |
千野隆司著「初蛍の数」読み始め |
夕べから読みだしたが、表題の母ものから始まる。夜鷹のおてつがだまされて子供を引き取るために稼いできた全財産を奪われてしまうが、長屋の面々の協力で取り戻すという話。相変わらず、蕎麦が美味しそうで、お腹がすく。
| 2013年01月09日(水) |
石井好子著「東京の空の下、オムレツのにおいは流れる」 |
先日、後輩との会話に出てきた本、図書館で見つけたので借りてみる。なかなか読みごたえのある本で、どこの料理本にも載っていないような料理がザクザクと出てくる。まだ読み終えていないが、是非手許においておきたかったのでアマゾンで注文。一緒に「パリの空の下...」も購入。当分楽しめそうだ。美味しい料理というのは、幸せの象徴のような気がする。
| 2013年01月08日(火) |
高田郁著「銀2貫」読了 |
土曜日に図書館で借りた一冊。高田郁と言えば「みをつくし」シリーズだが、この本の存在は知らなかった。たまたま「本日返却された本」の棚で見つけて狂喜乱舞したわけだが、ほとんど一日の通勤で読了。人情物には違いないのだが、なかなかうまくできていると思う。TVドラマにすると面白いのではないか。
| 2013年01月07日(月) |
平野恵理子著「やっぱりお家がいちばん」読了 |
愛用の歯磨き粉をはじめ具体的な商品名がでていたので、今度試して見ようと思う。上質な暮らしがしたい。
| 2013年01月06日(日) |
大原照子著「50歳からのシンプルライフ」読了 |
著者は70代後半らしい。50歳からのとあったので、私と同年配くらいかと思っていた。私が心身ともに老けているせいか、全く問題なかったが。むしろ等身大の話を聞いているようでもあった。身だしなみから、家事術、料理のこと。今一番関心があるのは家事術なので興味深く読んだ。 仕事別にカゴを用意して、関連するものは全てその中にしまっておくという方法は使えると思った。カゴなので積み重ねておくこともできるらしい。私も似たような方法はとっているが、それが使い古したバッグであったり深いプラスティックだったりして統一性がないのがダメなところだと思った。カゴは色も形のそろえるとのこと、著者の場合はれっきとした執筆の仕事があり、それに6つのカゴを使っているようだが私も日常生活に使ってみたい。
| 2013年01月05日(土) |
今年初めて図書館に行く |
少々期限を過ぎているものの年末年始の休館日もあったし、と、あんまりの寒さに迷っていたところへすかさず図書館から催促の電話があり、こころをきめる。ほとんど読んでいなかったので残念だったが{本日返却された本の棚で物色していたら、予約が入っていもの以外は再度借りることができた。他に生活についての本を何冊か借りた。私の今の興味のありどころがわかる選択だ。
| 2013年01月04日(金) |
ケイト・キングズバリー著「支配人バクスターの憂鬱」読了 |
今年初めての読書という事か。昨年末に予約しておいた本を図書館で借りることができた。例のシリーズ物。登場人物にも愛着がわいてきた。ペニーフットホテルの女主人 セシリー・シンクレア、堅物の支配人バクスター。メイド頭のチャップ、まもなく父のいない子供を出産する予定のがーティー そして今回登場したどうしようもない悪がきのスタンリー、催眠術を使った殺人である。
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