日々の泡

2011年04月22日(金) アレクザンダー・マコール・スミス著「友だち、恋人、チョコレート」読了

哲学者であり、「応用倫理学レビュー誌」の編集者であるイザベル・ダルハウジーシリーズのその2 一つのことを行うにもあらゆる方向から熟考してしまうイザベルであるが、その場のなりゆきでポロッと意図せず真実やでまかせを語ってしまうこともあるところに共感もできる。第1巻同様、ここには真犯人をつきとめるという大団円ではなく、当事者の中だけで真実が明らかになったり慰め、許しを得るという地味な結末である。



2011年04月18日(月) アレクザンダー・マコール・スミス著「日曜哲学クラブ」読了

哲学者イザベルシリーズの第一巻。題名の日曜哲学クラブの主催者らしいが、このクラブの実際の活動は第2巻にも出で来ない。(比喩的使用であることを見逃しているのかもしれないが)とりあえず、丸写しをしておく。
「イザベル・ダルハウジーは、一癖も二癖もある人々が集まる国スコットランドの古都エディンバラに住む知的で好奇心あふれる女性哲学者。そんな彼女が主宰するのが「日曜哲学クラブ」一度も開かれたことがない不思議なクラブだ(なんだ、こんなところに書いてあった)ある日、劇場の桟敷から若い男性が墜落するのを目撃したイザベル。もしかしたら若者がこの世で見た最後の人物は自分だったかもしれないと思うと持ち前の社会的責任感が頭をもたげる。長年の哲学的思考で培った優れた観察力をたよりに若者の死の謎を探るが。寄り道だらけの知的な冒険」どちらかというとお固くて地味なヒロインに色彩を与えているのが、通いのお手伝いのグレースや名のキャット。キャットが振った元恋人のジェイミーの存在だ。グレースはイザベルの父親が雇っていた家政婦であり、イザベル自身は家政婦の必要はないが、その生活の資であることを知っていて雇い続けている。だが、作品を読めば、グレースが一人暮らしのイザベルの家族のような存在であることがわかる。キャットは近くでデリカテッセンを営んでいる。コーヒーやランチも楽しめる洒落た店のようだ。そしてジェイミーは音大を出て、生徒に教えながら楽団に入団することを目指している好青年。実はイザベルはジェイミーに少なからず好意を抱いているようだ。インサイダー取引など、いろいろな容疑者が現れるが、結局は被害者のルームメイトとの細やかな諍いの果て、弾みで桟敷から落ちて行ったのであり、そのルームメートの苦しみにイザベルは終止符を打つのだった。



2011年04月01日(金) 高田郁著「今朝の春」「小夜しぐれ」購入

結構気に入っているシリーズの最新刊だ。あいかわらず感動的だった。


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