日々の泡

2008年07月31日(木) 諸田玲子著「蛍の行方」読み始め

昨日、府中の啓文堂にて お鳥見女房シリーズの2冊を買う。鷹姫が次の1巻。登場人物の魅力がなにより楽しい。



2008年07月30日(水) 山本一力著「だいこん」読了

日曜日に吉祥寺の啓文堂で買った3冊の文庫本の中の一冊。あとは「ボーンコレクター」と「追憶のかけら」。「だいこん」は面白かった。つばきという一膳飯屋を経営するヒロインが魅力的だった。



2008年07月27日(日) 諸田玲子著「お鳥見女房」読み始め


昨日「月を吐く」を読み終え、やはり図書館から借りていたこの本を読み始める。短編の形をとっているが、3章を読んだばかりだが、人情味あふれたなかなか良い感じの小説だ。確かこれは3冊くらい出ているはずなので当分楽しめそうだ。敵を討つ女性と討たれる浪人が一つ屋根の下に鳥見を業とする一家と寝起きすることになり、そこからいろいろな事件が起こるわけだが、ほのぼのとした雰囲気はこの一家の女房である珠世の人柄にあるようだ。
今日は吉祥寺に行ったが、往復の電車で読み続け、喫茶店で読み、家に帰って昼寝の後で読み...読了。さらさらと気持ちよく読めるし、なによりも先が楽しみでページをめくってしまう。 吉祥寺の啓文堂で文庫本を3冊、肩・背中の痛み」の本を購入。 ジェフリー・ディーヴァー「ボーン・コレクター」(昨年ディーヴァーにはまりながらも、図書館でいつも貸し出し中だったために肝心の1冊目を読んでいなかったため、少々時期外れながらも購入)貫井徳郎「追憶のかけら」、山本一力「だいこん」(これも江戸時代の市井の話。かなり分厚く重いので迷ったが購入)お鳥見女房の続編が気になるが、とりあえず明日は「だいこん」が通勤のお供になりそうだ。



2008年07月26日(土) 諸田玲子著「月を吐く」読了

2冊目の諸田玲子である。なかなかさっぱりした文体が気に入っている。徳川家康の正室 築山御前の一生を描いているが、昔「徳川家康」26巻を読んだときにも非常に印象的な人物であった。その後NHKの大河ドラマで家康を放映したときには、名前は思い出せないが 有名な女優が演じていた。少女時代から描かれていたため、築山御前という名前が出てきたのは家康と結婚してからであったからかなり小説の後の方になるが、そのときからぴったりとイメージがこの女優さんと重なった。また、大竹しのぶが演じた家康の母 於大は聡明な女性であったが、この小説では 田舎っぽい一見善良に見えて、実は心中では常に姦計をめぐらせる悪女として描かれている。 話は戻って築山御前は、家康の嫡男信康の母であるが、この母子のエピソードは山岡壮八の家康でも、あまりすっきりしない、嫌な事件であった。この「月を吐く」では、最後のシーンは史実とは異なり、家康の計により逃げのびた築山御前である瀬名と幼馴染であった広親が再会し、その後心穏やかな日々を送ったであろう事を思わせて、後味は良かった。この題名であるが、一つの舞台が、丸子にある柴屋寺「吐月峰」であるが、この寺には以前母と訪れたことがある。名前の珍しさと、丸子の宿であった近辺で食べたとろろ料理の美味しさに忘れられない記憶となっているらしい。 そういったこともあり、楽しめた一冊であった。



2008年07月20日(日) 「深海のYrr(イール)」フランク・シェッツイング著途中

上巻を蔦屋書店で購入。このとき、上・下が並んでいたが、とりあえず上巻のみ。かなり分厚い。多分人間が環境破壊をした結果、海底の動物が発狂し、人物を破滅させようとする話。 鯨ウォッチング用の観光船が鯨により転覆させられるシーンは恐ろしいが、それどころではない恐怖が次から次へと襲い掛かってくる。不安を掻き立てる恐怖だ。 なんとか1巻を読み終えることができそうだったため、朝日新聞社の下にある本屋で下巻を探すが、なんと中・下が並んでいる。3巻本らしい。要するに、2人の人物がそれぞれ1巻のみ買った計算になる。 初めからこんな長編だと知っていたら手を出さなかっただろう、と思いながらしかたなく中・下を購入。 ますます水面下にはおぞましい怪物の出現し、ついに耐え切れずに中巻の途中で放り出す。神経的な恐怖は苦手だ。 



2008年07月10日(木) 東野圭吾著「ある閉ざされた雪の山荘で」

まあ、楽しく通勤時間を過ごせたので○。クリスティーのそして「誰もいなくなった」がモチーフになっており、実際に山荘にはこの本が置いてある。早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、オーディションに合格した男女7名。これから舞台稽古が始まる。豪雪に襲われ、孤立した山荘での殺人劇を出演者たちが自ら考え、行動し作り上げていくと言う高名ではあるが、やや落ちぶれかけている演出家の奇を衒った発案によるものだ。そして、実際に一人、また一人と仲間が消えていく。隠し部屋に潜んでいた憎悪に燃える女性が一人。演劇仲間としての感動が最後を盛り上げていた。



2008年07月05日(土) 志水辰夫著「帰りなん、いざ」読了

一昨日、新宿駅構内の書店で購入した文庫本。志水辰夫は初だったが、あまり他の小説を読んでみようという気にはならなかった。「浅茅が原」という山あいの村を舞台にこの地をリゾート開発したいという不動産屋と村人達のよくある争い。村おこしの一環としての蕎麦屋で働く老人たちの姿は読んでいて楽しい。ラテン語の翻訳をしている男がこの村に短期で住まいを移したところからこの小説は始まる。バーボン好きなこの男は過去に何かがあったらしくトラウマが見え隠れする。あまり新鮮さは感じられなかったが、村の名士の娘の滅び行くものを見据え、運命を共にしようとしている姿には共感を覚えた。 ところで、今日は非常に暑い中、朝からいろいろと走り回り、歯医者の近くの大型書店の蔦屋にて「ダーリンは外国人」「王家の紋章」(腐れ縁)を購入。どちらも即、古本屋に売りたくなった。ダーリンは外国人」は、毎朝中央線の液晶画面で何作か読み、興味を持ったのだが、なんとこの本の80%はすでにその画面で読んだものだった。それにしてもあの液晶は音が出ないので、こうしたコミックスの誌面をそのまま映し出すのは、全く良いやり方だと感心した。夕暮れ、あまりの暑さに夕涼みとアイスコーヒーを飲むために図書館に行く。そんな理由がなくても既に2週間ほど返却期限が過ぎている本を返しに行かなければならなかったのだが。図書館前には睡蓮の鉢が3つ置かれていて、それぞれ種類が違うようだが、花はまだ蕾だったが、姿が非常に涼しげで美しく、カメラを持ってこなかったことを悔やんだが、とりあえず携帯電話のカメラで激写した。どの角度も美しかった。 






2008年07月04日(金) 「仮面舞踏会」読了!

なんと、先日書いたグルメの男が犯人だった。 人物紹介の欄に「高等遊民」と書いてあった。(教養のないMSIMEが一発変換をしたので少し驚く)この言葉を聞くと、漱石の「それから」を思い出すが、今、そういった人種はいるのだろうか。遊民は多いが、高等かどうかは疑問だ。それはそうと、このグルメ氏、犯人探しを主人公と共にしながら、あちらのカフェ、こちらのカフェに気もそぞろで、チャンスさえあれば食事を楽しもうという姿勢でとても楽しい存在だったので残念だった。自分でオムレツを作り、サラダ、ワインと主人公氏との会話をしながらの食事風景は忘れなれない。そういえば、この小説のウリは、実在した人物が出てくること。ヘミングウェイ、サティ、ガートルードシュタインなど、それぞれの描かれ方も面白かった。ただ、謎解きとしてはあまり感心はしなかったが。


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