| 2007年03月26日(月) |
エンプティーチェア読了 |
新町文化センターで何気なく借りたのだが、先週の産経新聞の日曜版の読書のコラムに非常に面白いと取り上げられていて、たまたま新刊なのだろうと思ったら 2001年発刊だった。まあ、私が借りたのは単行本で、このコラムには文春文庫上下巻とあるから最近文庫化したのかもしれない。リンカーン・ライムと言う名の犯罪学者であり科学捜査官は、事故で全身不随となり、車椅子に頼る状況に在る。彼のアシスタントを務めるアメリアサックスという女性は腕利きの警察官では在るが、平凡な警察官だった父の血を受け継ぎ、泥臭い正義感も持ち合わせる。 とにかくどんでん返しに次ぐどんでん返しで 久しぶりに最後まで一気に読めた小説だ。 他にジェフリーディーヴァの作品はボーンコレクターとコフィンダンサー、悪魔の涙が邦訳されているらしい。 悪魔の涙以外は確かに最近書棚で見かけた題名だ。
| 2007年03月13日(火) |
加藤幸子著「家のロマンス」読了 |
薄い本なので2日ほどの会社との往復で読了。新町文化センターで借りた本だ。第一部 祖母ミヤ、第二部 孫娘 ヨシノ 初出は新潮のようだ。 83年に「夢の壁」で芥川賞をとっている。軽い気持ちで借りてきた本だがやはり内容はしっかりしていた。 久しぶりに日本文学に触れた気がする。1936年生まれ。 広いが古い屋敷にしがみつく祖母ミヤ。 夫や子供の死もその生き方になんら影響を与えない。家のみに執着する老女。
| 2007年03月12日(月) |
猪瀬直樹著「ピカレスク 太宰治」 |
会社の帰り、京王線新宿駅のプラットフォームの売店で購入。こんなところで売っているのは珍しい。 ブックカバーまでつけてくれた。 猪瀬直樹は、以前「ミカドの肖像」と さらにその前に八瀬の童子について書かれた短編を読んだ。 この八瀬の童子は今日と八瀬に住んでいる人々の特殊な職業が描かれていた。天皇の棺かつぎである。ミカドの方は、あまり面白いとも思わなかったが、中に「すじ屋」という国鉄職員について非常に興味深い一節があった。天皇が国内で移動する事になると早速お召し列車の手配が始まるのだが、すじ屋が時刻表を見つつ、その運行を決めるらしい。お召し列車にはその上を他の列車が通ってはいけない、というようないくつもの条件が在るそうでそれらの条件を満たしつつ しかも通常の運行にも支障をきたさないように1台の列車を動かす。例えば○時○分発と言っても60秒の余裕があるわけで、その余裕をフルに使うらしい。 で、太宰治に戻るが、小説は太宰の心中事件から始まる。知っていることもあれば初めて知った事実も在る。これから面白くなりそうだ。
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