日々の泡

2004年10月17日(日) 太宰治「津軽」

いつ買ったのかも忘れたが文庫本が本箱から落ちてきたので、他に読むものもなかったのでバッグに入れて持ち歩いている。 茄子色の妙な色合いの上下を着て、故郷に向かった太宰。 



2004年10月02日(土) 姫神死去

出先から帰ってきて 夜、朝刊を開いてようやく姫神の死を知る。
この9月のはじめに浜離宮で野外コンサートを行うと聞いて、さすがに土曜に出かけていく気にもならず、雨天順延だと言うことだったので会社の帰りに寄れるように月曜まで雨乞いをしたものだ。しかしその後インターネットで調べると6月頃から体調を崩していたらしく、あのコンサートはどうなったのだろう。
残念でたまらない。多分デビューしたてのころにLPが出るたびに購入し、銀座のガスホールでのコンサートに友人Hと行ったものだ。 一時期遠ざかっていたが、Feelの中に入っていた「神々の詩」にはまり、買うにはいたらなかったが、レンタルでずっと聴いてきた。 まだまだこれからよい曲を聴くことができるものと信じて疑わなかったのに。



2004年10月01日(金) 関川夏央著「現代短歌 そのこころみ」


 沈黙のわれに見よとぞ百房の黒き葡萄に雨ふりそそぐ 斉藤茂吉

十年以上前に朝日新聞の折々の句で読んだこの歌。 敗戦の色濃く漂う歌だと書いてあった。

目次から拾ってみる。

 斉藤茂吉の最晩年と青年時代の中井英夫

 1954年の衝撃
   戦前と言う時代の残照
   中城ふみ子と石川不二子
   短歌は「物語」である  寺山修司

 閉じきらぬ円環
   ジュール律の1965年 村木道彦など
   烈々たる清涼  葛原妙子
   未完の歌人たち  時代それぞれの「青春歌」

 戦争は終わった
   短歌が映した戦争  宮柊二
   戦争は終わらない  石原吉郎

 現代短歌の局面
   短歌パラダイスに見る「座」復権への試み

 昭和戦前といまを結ぶもの
   昭和の青春  斉藤 史

 中井英夫の死

 あとがき 1963年の木下利玄


  曼珠沙華 一むら燃えて秋陽つよしそこ過ぎているしづかなる道




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