| 2004年01月24日(土) |
ディヴィッド・ベニオフ「25時」他 |
吉祥寺の弘栄堂書店にて平積みだったのを購入。他に「こだま」 帰りの中央線で4,5ページ読む。死に掛けていた凶暴な闘犬を怪我をしてまで拾った青年が、一体どうしたことで死刑囚になっていくのか。 ちょっと暗そうだが流行りそうだというだけの理由で買った。
意外な結末...と言っても 幸福の絶頂にあるヒロインが結末では悲劇のどん底に突き落とされることは容易に予測できたが。 結末を読んでから読み直すと周到にしかけられた伏線に気づく。うまくだまされたものだ。 妙な名前の不細工なメイドに最後はすべてを持っていかれる老嬢の二度目の自殺でこの物語は幕を閉じる。 とにかく久々に面白い結末の小説を読んだ。
朝、この本を読み終えてしまい明日からはどうしようと思っていると運良く朝日新聞社の中にある旅行会社に用ができたので喜び勇んで横にある近藤書店に行く。 狭い店内を3回半歩き回った挙句、壇ふみのエッセイ集と「猫の文学」を買う。 壇ふみは夜、早速母に貸し、猫のほうを読み出す。
| 2004年01月17日(土) |
サラ・ウォーターズ「半身」読みかけ |
創元推理文庫 一体どこで買ったか記憶にない。ここ一週間のことだというのに。 昔は読了した日を重要視していて必ず本の後ろに書き込んでいたものだ。 だが、最近本を買った日にちと場所に非常に興味を感じる。 読了した日よりも、購入した日こそ、その本に何か感じるものがあった日であり、その日の私の心身のバロメーターを後になって知ることができるからだ。
で、この「半身」は現在のところ非常に面白い。ヒロインも魅力的だ。どこか不幸の漂う貴婦人。毎週、ボランティアとして牢獄に通う。女囚たちとのさまざまなやり取り。そして霊媒師であった若い女囚の謎。 通勤が楽しみになるような、日々の辛さを緩和してくれる一冊であることは間違いない。
| 2004年01月08日(木) |
「葉桜の季節に君を想うということ」読了 |
とにかく何が良かったと言って、本の軽さが気に入った。内容ではない、まさに重量のことである。 厚さの割に手が痛くならない。冗談はともかく、さらさらと読めたが今ひとつ内容のない小説だった。 ただし、あっと驚くどんでん返しがあったことは確か。
つまり、ふらふらと毎日をこれといった定職もなく暮らしているフリーターだと思っていた主人公はなんと70歳の老人だったには驚いた。 飛んでる妹は孫もいる老女。 小説中にあった20歳の若者と70歳の老人、体力以外にはこれといって違いはないはず、という一文には力づけられた。今年で50歳になると言うことで少々先細りの気分だったが、そんな私にはぴったりの一冊だったのかもしれない。 要するに気の持ちようと言うことだ。
| 2004年01月07日(水) |
歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ」 |
昨日、朝日新聞社1Fの近藤書店にて購入。帰りの列車で読むつもりが今日に持ち越す。病院の待合室で読むつもりが、これまた無理な話であった。ようやく中河原の駅から京王線に乗り込み1頁を開く。 いきなり強烈なシーンの描写があり、あわてて周囲をうかがってしまう。 面白いのか、つまらないのかわからないが、なんとなく軽く読んでいる。蓬莱屋という、インチキ健康グッズ販売がでてくる。
| 2004年01月05日(月) |
横山秀夫「半落ち」読了 |
おとといの日曜に近くの書店にて購入。この本屋は数年前開店した当時は、文芸書がかなりおいてあったが、だんだんに漫画や雑誌にその場所を奪われいまやほんの一隅を占めるのみとなったが、かえって厳選されていて選びやすいという利点もある。 この日は新年初出勤の月曜を前に、なにがなんでも通勤のお供を買いたかった。この本は一年前から「このミステリーが面白い」でベストワンに輝いたとかで何度か手に取ったが結局やめていた。警察官が主役のミステリーに食指が動かなかったように思う。
で、会社の往復、および外出先が遠方であったことも幸いし、一日で読みきった。 アルツハイマーになってしまい苦しむ妻を殺害してしまった警察官を中心に、刑事、新聞記者、検事、弁護士、看守などがそれぞれの視点から事件の核心に迫ろうとする。それぞれの背後には過去、現在のしがらみが重くのしかかっている。 なかなか面白く読み進んだがいかんせん、その事件の核心−−元警察官が、どうしても秘密にしておきたかったことが弱かった。 なにも秘密にすることはないのではないだろうかという疑問が浮かんだ。 ただ、以前元警官が自分の息子こそ救い得なかったが、その後骨髄移植をしたことにより命を救った青年が お父さんと呼びかけた場面には泣かされた。
| 2004年01月04日(日) |
「世界の中心で、愛をさけぶ」片山恭一 |
何度か書店で手に取ったものの、全く購買意欲がわかなかった本だが、年越しで、TVで映画のCMをしていたためついつい買ってしまった。 本日吉祥寺に行く往復で読了。 実に陳腐な小説だった。主人公にも魅力は全く感じられなかった。 なにか一言でも心の片隅にひっかかればまだよかったのだが、それすらなかった。 それでも今、評判になっているらしい。 泣けるというのがウリだったようだが、涙腺の弱い私でも全くその気になれなかった。これが今年最初の読書とは嘆かわしいことだ。やはり自分の年齢にあったものを読むべきであったと後悔することしきり。 ということで、今日は近くの書店で「半落ち」を購入。これも一年前から気になりながらも購入するに至らなかったもの。 まあ、本との出会いはタイミングだからよしとしよう。 面白いと良いのだが。 明日の初出勤を少しでも楽しくできれば嬉しい。
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