| 1999年07月01日(木) |
赤瀬川原平著「老人力」 |
作者:日本 出版社・値段:筑摩書房 老人力とは、年をとったとか耄碌したという代わりに「なかなか老人力がついてきた」という風に使うらしい。まあ、肩の力を抜けということらしいが、老人力という言葉自身は目新しいが、内容としては特に いまさら、というようなことばかり綴られているように思った。 これが今一番売れている本なのかと思うと少々がっくりくる。 作者はまだ60才くらいのようだがまだまだ老人を語るには若すぎる。 所詮、高見の見物にすぎないのではないだろうか。 本当に年老いたとき、老人力となどと言って自分の老いを楽しむことができるかどうか。 と、実はエッセイ嫌いの私は、すぐにエッセイに対して反感を持つ。エッセイからは作者の自己顕示欲しか感じられないせいもあるかもしれない。 なにか独善的なにおいすらする。 やっぱりエッセイなんて読んでいないで小説を読もう、などと思うへんくつな私だった。(それこそ老人になったら頑固になりそう)
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