その他 作者:現代 JAPAN 出版社・値段:講談社文庫 619円 最近よくみかける「ショムニ」という言葉。 文庫本でもみかけたものの意味不明。 韓国語かしらんと思っていた矢先、私の会社での出来事を掲示板に綴ったところ、ご常連さくらさんより「ショムニ」みたいとレスポンスをいただき、「えっ??」と思った私、早速気になっていた文庫本を購入しました。なんと、「庶務2課」という意味だったんですね。 TVドラマの小説化したものなんて...とちょっと抵抗を覚えつつも、バスの中で読み始め、降りるべき停留所を危うくパスしてしまうほど、すぐにハマってしまいました。美しいオフィスの地下に存在する「庶務2課」は問題OLの流刑地。一瞬ブス揃いの掃き溜めかと思いきや、実は異能揃いの美女揃い。 親分格の千夏をはじめ、個性的な人物が登場します。筋書きもおもしろいですが、表現もなかなかおもしろく、多分TVを見た方にも別の楽しみ方ができるのではないかと思います。最後の方で、どたばたの大騒ぎの後、庶務2と書かれたプレートが振動で外れかかりますが、その覆われた部分には「倉庫」という文字が...というくだりにも爆笑してしまいました。でもただただ笑わせるだけの小説ではありません。 千夏のせりふ、「会社は自分のためにある」という言葉は会社つとめをしている私にとって目からウロコでありました。 倒産しかかった会社を救おうと言う、珍しく愛社精神の発露であるかのような一連の出来事があり、みんなの絶賛を浴びようと言うその瞬間に実は単に会社対抗のクイズ合戦にでたいがための行動とわかり、みんながげんなりするというエピソードがありましたが、これこそまさに「現実」と「事実」と「真実」のパターン。 自分の思った通りに生きること。人生を愛すること。 人生を愛していない人間には真実の愛社精神も育たないとすれば、ショムニの面々こそ、愛社精神に富んでいるというオチになるかもしれません。いつもはバラバラなショムニたちが一致団結するところなど、団体物に弱い私は結構目頭を熱くしたりもしたのでありました。...で、実はこのTVドラマ、漫画が原作と知り、常日頃、漫画のノベライズだけは読まない筈だったのに、とショックを受けたのでした
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