...白狐

 

 

- 2003年11月30日(日)


この世界は この街は

きっと本当は 幸せに溢れてる

ただ この目には幸せに写らないだけで 感じないだけで

きっと 幸せに溢れてる

簡単なんだ 不幸を望んで誰も生きてや居ないだけ

綺麗に見えない景色 綺麗に見える景色

違いは景色じゃなくて

見る目の違い 感じる違い








手に触れないだけなら 眼に映らないだけなら

きっと寂しさに襲われていくのだろう

足跡が 影が

その時の 笑顔を思い出させてくれる

悲しみの中から 見つめる思い出は 悲しいけれど

幸せの中から 見つめる思い出は

幸せを感じさせてくれる





...

- 2003年11月28日(金)


こぎれいに 歩んできたつもりも無い

人の道なんか とっくにそれてる

傷つけ歩んできた道

壊しつづけ 踏みつけ 握り潰し歩んできた道

指を刺し笑うがいい 石を持ち投げればいい

それでも 治まらないなら この身を滅ぼし消せばいい

握り締めた拳の中に 変わらぬ思い一つ

語らずただ歩んで来た

傷つかない 流す涙もどこにも無い

何も感じる事など無いから

傷つけ歩み続けられる

優しさの欠片さえ持ち合わせてない

強さでもない

空いた手に いつしか握り締めていたのは

憎しみと反抗の狼煙

そんな奴が 生きて来れるほど

馬鹿みたいに 人に優しく おせっかいな人々

溢れすぎてる その優しさが痛いよ

何を語る? その優しさで

何を伝える? その優しさで

自分の身を削り 何を伝えていくのだろう?




あなた達が 優しさで語ると言うのなら

俺は この牙を使って語っていこう

傷つかず 傷つけ語っていこう

そして 全てが返ってくるとき

終わりが見える

付けた傷が この体に帰る時

安らかに眠りにつけるだろ




...

- 2003年11月27日(木)


必要の無い姿は 必要の無い感情は

深い深い 闇の中

その目に写るものは 感じるものは きっと必要なもので

その目に写らないものは 感じるものは きっと不必要なものなのだろうな

見せる姿が必要なもので 見せない姿は不必要なもので

きっと そんな物なのだろう

周りが拒んだのか 俺が拒んだのか

そんな事は 知らないけれど

いつも 必要の無いものは闇の中



何が 表に現れた?

何が 裏に隠れた?




...

- 2003年11月25日(火)


その目も その口も 耳も 鼻も

あらゆる 全て 一つ一つ 全て

僕だけの為に 存在して欲しい

誰かの為に 生きてないで

僕だけの為に

そして 優しく包んでおくれ

意地っ張りな この心を

その手で 優しく包んでおくれ

零れ落ちる涙さえも 包んでおくれ

今宵その手で 他の誰かに触れないでおくれ

月が歪んで見えるから 

今宵その口で 他の誰かを語らないでおくれ

羽が欲しくなるから

闇を迎える時 隣に居ておくれ

朝日を迎える時 笑顔で迎えておくれ

毎夜 その体を独り占めにさせておくれ




そして 描きあげよう

全ての点を結び 君の姿を描きあげよう




...

- 2003年11月18日(火)


笑ってるのに 楽しくなくて

泣いてるのに 悲しくなくて

表だけが 楽しくて 悲しくて

中身は 何とも無くて

どれだけの人を 騙しつづけてきたのだろう

差し伸べられた手を 払い続け歩んできた

何も無いと 何も要らないと 何も感じないと

思い続け歩んできた

感じる場所など 有る筈も無いと思ってた

君に逢うまでは・・・・・




表と中身が シンクロしていく

心地よい瞬間

心が笑ってる 心が泣いてる

人になってる そんな風に思える瞬間

君が居るから・・・・そう思い

一人じゃ何も出来ない 弱さを知る




...

- 2003年11月15日(土)


全てに暖かくて 全てに冷たい そんな空間だろ

今 何を感じる?

冷たさか? 暖かさか?

どっちも 嘘じゃ無くて どっちも嘘で

全てが 敵で 全てが 味方

どうにでも 思える事ばかり

悪く思いたきゃ 幾らでも悪く思えて

良く思いたきゃ 幾らでも良く思えて

抱く思いは その人じゃなく

自分の思いなのだろう






透き通る 心持つ者に

この世界は どんな景色に映るのだろう?




...

- 2003年11月13日(木)


綺麗なものは 疑い

汚れたものは 素直に認める

そんな素敵な目は たくさん転がる街の中で

本当に綺麗なものってなんだろう?

全ての視線を 全ての声を

消し去れば 見えてくる?

その目が その声が

何かを教えてくれるの




傷つけて 笑ってりゃぁ

それで やっていけると思ってた

それで 良いと思ってた

何も欲しくなかった 何も要らなかった

傷つけて 傷つけて

笑って 笑って

何かを隠すように 言い訳付けて

それで 疑うものなど誰も居なかった

それが 当たり前だと思ってた

見つかるまでは それで良かった




ほら 傷一つ無いこの綺麗な体いいでしょ

痛みなんか 知らない体いいでしょ

人の痛み解らない 寂しい奴だなんて言ってないで

あなたが 人の痛みを知ってるなら良いじゃない

すばらしき人達

こんな奴に 涙流すなら もっと違う人に流すべき




...

- 2003年11月09日(日)


高い 高い 丘の上の木になろう

その瞳に いつも 映るように

深く 深く 根をはろう

その瞳が 見失う事の無いように

丘へ 丘へ 丘で 丘で

いつでも この丘で

降りしきる 寂しい雨 冷たい風

そんな時は 休めばいい

暖かい 日差しの下 寝転べばいい

いつでも この木の下で

根を張ろう 枯れる事無く

永遠に 根を張ろう

ただ その瞳に映る為に



...




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