ミドルエイジのビジネスマン
DiaryINDEXpastwill


2007年05月27日(日) ありがとう、ステップワゴン

12万3488キロメートル。これは1996年の9月に登録した緑色の初代ステップワゴンが、わが家のマイカーとして11年間の間に走り通した距離だ。

見た目は、塗装が色褪せている訳でもないし、ワゴン車なのでどれでもバスの形。ホンダの同じ車種に乗っている人ででもなければ、どれが初代で、どれが2代目、3代目かの区別もつくまい。

幼稚園の運動会の後、フルフラットにしたシートの上で車座になってお昼を食べたこともある。その子も、もう高校2年生だ。子供たちをどこに連れて行っても、帰りは2列目と3列目を平らにしておけば、二人並んで仲良く寝ているうちに家に帰り着くことができた。今では、後部座席で寝ていても、足首が前にはみ出してしまう。

大きな事故はなかったが、お正月にスキーに行こうと思っていたら年末に信号で停車中に追突されて後部ハッチドアを取り替えたことがあった。あの時は相手の人が善良で、同じクラスのスキーキャリアを付けた代車を出してくれると言ったのに、保険会社の担当の人が代わる代わる3人も出てきて何度も同じ話をさせられ、その挙句に「その車に何人乗るのか」と聞かれて頭にきたっけ。軽自動車でも出そうとしたのだろうか。優先道路を直進していたら、横道から出てきた送迎ハイヤーに軽く接触されたこともあった。タクシー会社の総務担当の人が出てきたが、最後まで自社の運転手の過失だったとは言わなかった。

圧雪の下りの坂道、広い道路だったので安心してちょっとスピードを出したところスリップして操作不能。スローモーションのようにゆっくりと反転して、止まった時には坂の上を向いていたこともあった。子供たちには「面白かったね。」と何でもなさそうな顔をしたが、対向車がいれば衝突、もう少し道幅が狭ければ谷底に転落しても文句は言えないところだった。

キャンプに潮干狩り、海水浴に帰省、いつでも緑色のステップワゴンは活躍してくれた。ひとりで海まで遠乗りし、ハッチドアを開いて海が見えるようにして停め、サイドドアもサンルーフも全部開いて波の音を聞きながら文庫本を読んだ日も懐かしい。

車内の容積を最大限広げるために断面を本当に真四角にして、シートレイアウトでもベッドのように全く平らにできるようにしてくれたホンダの技術者の方々の思い切りの良さにも頭が下がる。

来週には新しい車と交代になる。ディーラーの人に下取り価格を聞いたら千円だという。ステップワゴンのプライドを傷つけられたような気がした。それはないでしょうと、抗議すると、新しい車の登録諸費用を負担しても良いが、それでもこの車の値段を上げる訳にはいかないと宣言された。

緑色のステップワゴン、お前は千円だって。でも、お前の本当の価値は僕ら家族が一番良く知っている。お世話になりました。
ありがとう、ステップワゴン。


2007年05月06日(日) 連休の後半はマーマレード作り

去年の今頃、最愛の妻の母親(おかあさん)が、とても美味しいマーマレードを送ってくれた。妻を介して再度リクエストしたが、「取り寄せた物なので、もうない」と言う。意味が良く判らなかったのだが、広島県の江田島から取り寄せた無農薬、無化学肥料、ノーワックスという夏みかんを材料におかあさんがわざわざ作ってくれたものだった。

おかあさんは、今年もそのマーマレードを送ってくれたのだが、一緒に甘夏みかんの果実も同梱してくれた。作り方も同封してはお仕着せがましくなると配慮して、敢えて入れなかったそうだ。

そこで、作り方はネットで調べて挑戦してみた。試しに作ってみるので、マーマレードは果肉も含めて一個分。夏みかん1個が400グラムということも初めて知った。それに対して重量比60%の砂糖を使う。240グラムも砂糖を使うということだ。水は皮を浸してふやけさせるのに使ったものを使う。1個当たり、500グラムの水とネットでは書いてあったが、結果としては、それでは少し足りない。

作り方の概要は以下のとおり。
幅1ミリに細く刻んだ皮を3時間水に浸す。
皮のみをとろ火で煮て30分後に砂糖、皮をむいた果肉を加える。
とろ火でさらに2時間煮込むとと出来上がり。

実際には1時間で水がなくなりそうになったので追加、結局1時間半後には出来上がってしまった。2時間もなべの隣に居るのかと憂鬱だったが、最初の一時間は10分に一度くらい様子を見て、ついでにかき回す程度で十分だった。1時間くらいで煮詰まり始めて、色が濃くなる。

甘く且つほろ苦いマーマレードは皮がたっぷり入っていて、逆に余分な添加物は入っていないので、市販のものよりずっと美味しかった。今回は皮と果実を一個分使ったが、それだと固形部分がやや多めになる。好みで若干皮を少なめにすると、ジャムの割合が多くなってリッチな雰囲気が出るかもしれない。

こんなに簡単にできるのであれば、高級マーマレードとして売ることができるかもしれない。


<メモ>
737-2302 江田島市能美町鹿川558-1 0823-40-2188 池田朝雄

http://shinjuya.com/marmalade2.htm


2007年05月03日(木) ログハウスを住宅に

近所で建売住宅の販売が始まった。大きな調整池を湖に見立てたログハウスの一角もあったので最愛の妻と見に行った。木の香りが心地よいログハウスは意外と採光も良く、屋内も明るい。時代は、このように個性的な建物も受け入れるようになったのだなと感心した。

同じ地域内からも、子供たちが巣立った夫婦が、古い家を売って多少小振りでも新築で趣味の良い家に移り住む人もいるという。羨ましいことだ。

「母の日」だったので、「最愛の妻」にワインとチーズを買ってきた。昼間、ちょっとした諍いもあったのだが、これで機嫌が直った。


2007年05月01日(火) ゴールデンウィーク前半

ゴールデンウィークの前半が終わった。今年は子供たちも部活やら学校の行事やらで前半どころか、後半まで家族全員で出掛ける予定が立てられない。楽しい子育ての時期も終わったということだろう。

ひとりでスーパーマーケットに出掛けて、酒の肴を買ってきて日の高いうちから借りてきたDVDを夢うつつに観るという「毎日が日曜日」のような生活を送っている。

スーパーに行くと、生の「ほたるいか」が売っていた。そういえば、先週飲み会をしたときもメニューに載っていた。たしか、ほたるいかは、数年前に寄生虫がついているという理由で生食が禁止され、茹でたものだけになったのではなかろうか。きっと誰かが七十五日過ぎたと判断したのだろう、嫌いではないので、いそいそと買ってきてお刺身を堪能した。

ついでに電気器具売り場に寄って、蛍光管の入った電球を仕入れてきた。パッケージを良く見ると「電球型蛍光灯」と書いてある。要は電球の中にクルクル巻いた蛍光灯が入っているのだ。ただし、ソケットが電球と同じなので、電球と同じ使い方ができる。最も性能の良いものは、60W型で消費電力は10W、寿命は10倍の1万時間、点滅寿命も3万回、つまり、ほとんど切れない電球だ。まあ、値段も一個で1,200円とべらぼうではあるが。お店の説明書きによると、寿命まで使うとそれだけで約1万円節約できるそうだ。

実は数年前にもトライしたことがあるのだが、欠点が一つあって、明るくなるまでに少し時間がかかる。技術革新により、今回は、「すぐに明るい」というキャッチフレーズに惹かれたのだが、それでも多少はその弱点は残っているので、ずっと点けておくリビングなどに適している。

一番良かったと思うのは、門灯。「最愛の妻」がガス灯のような形の明かりをつけているのだが、電球を取り換えたら今までの消費電力40Wが8Wになった。これなら一晩点けっ放しでもエコだ。

逆に、最もふさわしくない場所は階段用か。ここには、2階の天井から大きな100Wがぶら下がっていたので、代わりに100W型の22Wというのを取り付けた。まず、スイッチを入れてから点灯するまでに0.1秒ほどかかるので、ウッとつんのめりそうになる。いつも階段を駆け上がる長男など、「2階に上がってから明るくなる」と言うほどだ。

点け始めは本当に20Wくらいの暗さで、何分かしてからようやく本来の100Wの明るさになる。消費電力が100ワットではなくなったのだから、起きている間は点けっ放しでどうかと相談しているが、これまではこまめに消すように指導してきたのに手のひらを返すようにするのも、どんなものだろうか。




MailHomePage