ミドルエイジのビジネスマン
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2006年12月24日(日) 穏やかなクリスマスイブ

12月も末だというのに暖かな今年のクリスマスイブは日曜日に当たった。

長男は自分の部屋で勉強(?)し、次男は鶏をレンジのオーブンで焼くのだと張り切っている。ケーキもスポンジの台に自分でクリームを塗りたくって自作しているようだ。母親はもう、楽でしょうがない。

お父さんはスーパーで年に一度しか買うことが許されていない蟹を買ってきて、大きな鍋で茹でるのが仕事。金額だけで比べれば、生きた大きな蟹を2匹も買って、飲み代一回分と変わらない。心のどこかで、こんな贅沢な時代が長く続く訳がないと思う。

夜には例年のように由記さおりとお姉さんが美しい声で歌うホワイトクリスマスをかけ、シャンパンで乾杯をした。


先日本屋さんに行き、「父親たちの硫黄島」の原作文庫本を探して買ってきたのだが、そのとき、「運のいい人、悪い人」というタイトルが目に入り、平積みしてあった本を思わず衝動買いした。今頃買っても既に大半、人生の勝負はついているから意味がないと思うか、もしかしたら、多少なりともこの先の人生を変えることができるかもしれないと思うか。

実は、変えられると思って行動することが様々なチャンスを呼び込む、あるいはチャンスに気がつくことにつながって、結局は運が良いという結果を生むことになると著者は言っている。

「思考は実現する」「夢に日付を」「手帳にヨットや別荘の写真を貼り付けて、ヨットに乗ったり、別荘で過ごす自分の姿を具体的に想像する」「今日もあなたはついている」など、様々な人が色々な表現で同じようなことを言っている。

ポケットからお金を出して「運のいい人、悪い人」という本を買う行為は相当積極的で具体的なので、是非その成果が出てもらいたいものだ。いや、この程度の思い入れでは足りない。私は運がいいので、本を買って読んだ以上、2週間以内に運の良いことが必ず起こる!(本当に起こればいいなぁ)


2006年12月17日(日) 二つの忘年会

先週、二つの忘年会に呼んでもらった。一つは以前の部署の有志が異動になった役員を中心に招いて開催したもの、もう一つは一緒に仕事をしていた部署のこれまた任意に集まったグループ。

以前の部署のメンバーには大きな状況の変化はなく、話を聞けば平和のうちに仕事をしているようだ。おそらく、一人当たりの仕事量は以前より楽になっているだろうと想像した。もう一つの方は若くても別の会社に移ったり、中には独立した者もいてダイナミックだ。

時は経っても、その人たちの本来持っている内面は変わらず、集まった人々は暖かく穏やかだった。その場には、人を踏み台にしたり、使い捨てにした上司はおらず、裏切ったり、苦境を見て見ぬ振りをした同僚もいなかった。
本当は一人ひとり、じっくりと話したかったのだが、元気な顔を見られただけでも幸いだ。

もうすぐ、今年も終わろうとしている。一年の仕事もほぼ見えてきた。声をかけてくれた仲間たちの今年の苦労は清められ、既に小さく生まれているであろう幸せの卵が来年大きく育って輝くように祈ろう。

みんな、どうもありがとう。


2006年12月10日(日) キャンディーズの特別番組

先週の一夜、NHKでキャンディーズのデビューから解散までを追う特別番組をやっていた。あたかも偶然見つけたかのような顔をして、最愛の妻の顔色をうかがいながら、こそこそと観た。キャンディーズは1978年の4月に解散したのだという。時の経つのは早いものだ。

学生時代、テレビも持たないようにしていたし、特にファンだった訳でもないが、キャンディーズの歌声を聞くと、浮き立つような、それこそ「もうすぐ、春ですネェ」という気分になる。

いくつか気がついた点。
ファンの主導で開催されたという「蔵前国技館」のコンサート。国技館は今では両国に移ってしまった。そして、解散コンサートの場所は「後楽園球場」。とっくにドームになってしまっている。キャンディーズも昭和の歴史になったということだろう。

メンバーの言葉使いがとてもきれいなこと。解散コンサートの感極まった場面でも、「微笑がえし」は皆さんのおかげで一位を取らせていただきました…というような表現が崩れないのは、いつもそういう言葉の使い方をしていて、しっかりと身に付いていたのだろう。

ファンの男の子たちが、純朴で、垢抜けなくて、ちょうど今の「オタク」のような雰囲気であること。

伊藤蘭が魅力的だったこと。当時は素朴でポチャポチャしているスーちゃんがどちらかと言えば好みだったのだが、改めて見ると伊藤蘭の方が遥かに魅力的だ。突然の解散宣言について当時のインタビューでもしっかり受け答えして、自分の考えを述べている。ネットで検索すると、そう言えばそうだったかなあと思うのだが、俳優の水谷豊と結婚して、実は女の子もいるのだそうだ。

キャンディーズのファンの中には、もしかしたら、デビューの頃からずっとランちゃんのファンで、その後何十年も彼女の女優としての成長と人生を見守り続けてきた者もいるかも知れない。彼女も堅実に生きてきて、そのようなファンを裏切らなかった。

何事につけ中途半端なお父さんは、土曜日の夕方、定年後のおじさんが第二の人生で野菜作りに生き甲斐を見出すというような番組を観て、ナレーションをやっている伊藤蘭の落ち着いた声に慰められている。


2006年12月03日(日) 浴槽のコーキング

土日の二日間でやった事と言えば、カビで黒くなったお風呂のコーキングを取り替えたこと。しかも四辺のうちの一辺だけ。

夏頃から、寒くなる前に作業しようと思っていたのだが、弾力のある古いコーキング材を取り去るのに手数がかかることは経験上分っていたので、押せ々々になっていた。それにしても、風呂に入るたびに黒ずんでいるなあ、まだやってないなあ、と自分を責めることになるので、暖かい土曜日がラストチャンスと思って実施。多少肩の荷が軽くなった。





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