 「不育症戦記」(楠桂著,創美社)
不育症で流産,死産を繰り返した著者が治療を進めてようやく子供が授かるまで、のエッセイ漫画。
出産,育児系は守備範囲外ですが、楠さんのエッセイ漫画はふぁんろ〜ど時代から好きだったので、一応作者買い。 …も。
うーーーん、なんというか、凄く一般よりに描かれています。 ネーム,構成,絵柄等、漫画を読まない人が読む一般誌に載っている作りになっている。 ニーズに合わせてそうしたのだと思いますが。
不育症を一般に知らせる漫画、としては、成功だと思う。色々な意味で適任だと。 読者投稿系実録漫画だと、絵が残念すぎたり、漫画にしてもらおうと大仰にしすぎるところがあるのですが、それがなかったので。漫画より現実の方が余程インパクトがある(場合がある)から、下手に大仰にすると白けるんですよね、あれ。
ただ、楠桂のエッセイマンガを読みたかった身としてはちょっと物足りなかったかな。 ↑てな感想を抱くのは不謹慎だなと思うくらいの大変さが伝わる漫画ではありました。






「デュラララ!!」(成田良悟著,メディアワークス)
※今後内容省略。
多方面からの評判が良い(主にアニメだけど)のと、軽い小説が読みたい気分だったので、取り合えず6巻まで読んでみた。
ラノベにありがちな、あざとい萌え女子キャラが出ていないし、キャラクターも設定先行ではなくちゃんと活きているし、舞台も場当たり的でなく、文章は余計な装飾がなく、ストレスなく読めました。
しかし、何というか、今小説ってこれで良いんだなーと、…うーん、何と言うか…。 文章がね、あまり正しくない。ちょっとひっかかって辞書を引くと、まあその意味はあるけれども本式の言葉ではない、とか、こうは言わないけれど行間を読んで推測したらこれでも良いか、という、あからさまな間違いではないけど、ちょっとどうかな?という表現が多い。校正のチェック入らないのか? ただ、それが悪いというのでなく、全体として読ませるストーリィになっているし、今はこういう小説でも許されるんだ、小説で書かれる文章は必ず正しく美しいものである(そうでないものは唾棄されてしかるべき)というのは過去の幻想なのだと時代を感じたというか。 美しい文章だけどストーリィはヘボ、と、文章は粗いけど読ませる小説、私は後者の方が好きですが。 まあ、美しく正しい文章で読ませる小説が良いに越したことはありませんけどね。
あ、場面が視点も時系的にもバンバン飛ぶんですが、もどかしく感じる人もいるかもしれませんが、最近集中力が続かなくて長い章を読むのが辛い身としては適当に息が付けて楽でした。
挿絵がちょっと残念。 絵は凄く好きなタイプなんですが、顔が全部同じ。特に女性。男は一応年代別にすこーし違ってはいますが。各パーツの構成とかもし出す雰囲気とか。同じ美人でも違うタイプの顔を描いてくれると良いのに。
今のところカプなし。 イザヤは一辺刺されれば良いと思っていましたが、本当に刺されてちょっと愉快でした。 帝人が今のところ一番のお気に入り。上手く化けて欲しいものです。
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