| 2009年04月17日(金) |
[オリジナル朗読CD::続・ふしぎ工房症候群 Episode3 いのちの期限] |
 [オリジナル朗読CD::続・ふしぎ工房症候群 Episode3 いのちの期限]
内容:就職し、結婚もし、幸せの絶頂に「僕」は、癌を宣告され、余命6ヶ月と告げられる。朗読CD。
小野さん繋がりでデータを貰っていたのですが、なんとなく忘れていて聞きそびれていたもの。
わー、この手の話、苦手ー。 わが身に置き換え身につまされるというのもありますが、主人公が悲劇の人の中では恵まれているという所が。 死に直面した人間が光を見つけるは良いんですけど、救いが訪れる,降りかかるというより、元からあるのに気付くパタンというか。 ぶっちゃけ、愛する妻や家族が居るってのが、うそ臭いとは言わないけど、ずるい。 余命を宣告され、愛するもの愛されるものも居らず、救いの手はどこからも差し伸べられず絶望し、でも死の間際に「ありがとう」と言える、そういう話なら興味がある。そういう環境で「ありがとう」と言える心情は思いつかないから。 でも、愛する、愛される妻が居て、死ぬ間際に子供も生まれて、そういう境遇の人が「ありがとう」と言うのは、そりゃ、それでも並大抵のことではないだろうけど、想像はつく。創作としては陳腐…使い古されてもいる。 陳腐なのが嫌なのではない。少しは嫌だけど(笑)。 愛するもの、死したのちも自分を継ぐものが居なければ人は救われないのか、そう考えさせてしまうのが嫌。 …救われないのかもしれませんね。 だから、生きている間に愛する、愛されるものを一人でもつくり、次代を創りなさい、そういうメッセージだというのなら納得します。多分違うけど。
あ、小野さんの声は聞き心地が良かったですよ。 声質云々でなく、あの穏やかさは井上さんを思わせました。 あのストーリィでもストレスなく最後まで聞いてしまったくらいです。
| 2009年04月09日(木) |
「「ウィジェット」と「ワジェット」とボフ 」 |
 「「ウィジェット」と「ワジェット」とボフ 」(シオドア・スタージョン著,河出書房新社)
内容:スタージョンの短編集。タイトルにもなった最後の一本は中編でしたが。
Iサンからの借り物。読了したのは1月だったと思うけど(笑)。
スタージョンでなくても書きそうな話と、スタージョンでなければ書けない話があるなぁ。それとも、スタージョンでなくても書きそうな話は実はスタージョンでなければ書けないものなんでしょうか。 凡作と傑作を両方入れたか、全て私には分からない傑作なのか。 あ、「凡作」だと「つまらない作品」という意味になってしまいますが、そういう意味でなく、えーと…。
「「ウィジェット」と「ワジェット」とボフ 」で、一つ。 司書から教員に転向した女性について、「「他の人間の知識に取り囲まれていたものを、他の人間を自分の知識で取り囲むことに変えた」というところについて。 司書を低く見る言葉ではないし、教訓めいた押し付けは感じないし、ただ、ほう、と思った。
読者に自分の意見を伝えるのは簡単だけれど、「ほう」とだけ思わせることは難しいだろうなぁ。
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