「人間以上」(シオドア・スタージョン著,早川書店)
内容:SF小説。
Iサンからの借り物。
↑内容が全然書いてないのは、書く事がミステリの犯人ばらし以上に作品のネタバレで、読む楽しみを阻害させるものだから。
最初のうちがキツかった。 何を書きたいのか何を書いているのか何が言いたいのか分からず、作品のジャンルとしてSFなんだけどどっち系のSFなのか。 いや、小説を読むのにそんな前知識が必要とは思えない…というか、読んでいくうちに分かる,分からせるもので、それが正しいと思うのですが、暗喩が多くて、せめてこの場所がどこか分からないと…、今いる場所を知らずに地図をわたされて目的地まで着けと言われたって分かるかい、てな感じで。
文体は難しくないので「読む」だけでは苦労しないので、分からない所は後から分かるに違いない、と全て脇に置いて読み進めて行きました。闇雲に歩けば、そのうち地図に出てくる場所と整合出来るでしょう、という感じに。 実際、進むにつれ、色々分かってきましたが、「あ、この方向性ですか!」と膝を打ったのはラストから3p目だったかな(笑)。
多分1回読んだだけでは半分もお話を理解出来ないと思う。…いや違うな、2回読むと倍理解出来ると思う、だ。1回で理解させようとは作者も思っていないのだろう。
パズルのピースを小出しにする、しかも出し方の順序がバラバラで、完成させるには知識と妄想力を使って自己補完しないといけない、と。1個ハマると周りの20個くらいも一気にハマる爽快さは実際、ジグソーパズルに通じる所がある気がします。
現れ見えたメッセージ性は、平易に噛み砕けば生意気で多感でひねくれているけど純粋な中学生くらいの心に直撃するよーなジュブナイルな話になるのに…と思うのに、それを惜しいとは思わない。 そんな事は他の人がやってくれ。スタージョンはこれで良いのだ。そう思わせられました。
「人類の変化」というテーマに、「もう私、関係ないしー」と心の老いてしまった私が此処に(笑)。
全然感想になってないな…。 取り合えず、アシモフが好きだけどちょっと直球かな?と感じる人には勧めてみようかな。
| 2007年10月15日(月) |
「新世紀エヴァンゲリオン」 1〜10 |
「新世紀エヴァンゲリオン」 1〜10 (貞本義行著,角川書店)
内容:「エヴァ」のキャラクターデザイナーによる、コミカライズ作品。漫画。
ガンダムのORIGINみたいなものですかね。<そっちが後発です。 元はアニメで、そちらに沿った展開ですが、独自解釈を織り込み上手く肉付けした作品。コミカライズとはこうでなくては。
ガンダムもそうですが、出来が良すぎるのでこっちを先に見たら原作と思う…アニメが色褪せかねないくらい。 ただ、ガンダムくらい古いとアニメと漫画の差は目立たないのですが、これはアニメの方が断然動きが良い。作者の描き方かもしれませんが…。 私なんかはアニメの軽やかな動きを思い浮かべ補完して見てましたが、アニメ見た事ない人は、使徒の動きとか、アスカとシンジのダンスとか、ちゃんと思い浮かべられたかなー。そういう意味では漫画の後にアニメを見る楽しみもありますね。
キャラの性格付けとかストーリィとか、アニメとは良い方向に違っていてそこもまたそそられます。夫々の関係が丁寧に描かれていて、わざわざ読んで良かったなと思える出来。シンジ君がアニメよりふてぶてしいのがステキ。 …トウジの件はちょっと辛かったけど。
ところで、今11巻まで出てますが、最新刊は買ってません。 あと少しで終わるらしいので(本当か!?)終わるの待ってから買おうかなと。
そう、こういう所は安彦さんは偉いなあと思うわけです。ORIGINは月刊ペースで休まず連載を続け、既に14巻目だっけ?漫画家としての実績が活きているというか。 貞本さんは、まあ、ガイナ社員?として別の仕事もあるのかもしれませんし、多方面との調整とか兼ね合いがあるんでしょうが、連載も休み休みでいつ終わるのか、ちゃんと終わるのかが心配。 …や、漫画家でも連載を終わらせられない休みがちの人は居ますけどね。…いっぱい。
アニメとは違うラストになるというので楽しみにしています。 きっちり終わらせて下さいまし。
| 2007年10月14日(日) |
「新世紀エヴァンゲリオン鋼鉄のガールフレンド2nd」 |
「新世紀エヴァンゲリオン鋼鉄のガールフレンド2nd」 全6 (林ふみの著,角川書店)
内容:「エヴァ」のアナザーストーリィ。漫画。
映画のエヴァを観に行って、何か完結しているエヴァ,出来の良い同人誌が読みたくて古本で購入。 サターンか何かのゲームのコミック化だっけ?
絵もそれなりに可愛いし、お話も二次創作としてはしっかりしています。が。 うぁあああああ!カップリングが違う〜。しーまったぁ〜!
アスカはピンではそれなりに好きですが、シンジの相手は嫌よぅ。 カヲル×シンジか、レイ×シンジが良いよぅ。 ゲンドウ×ユイも、もうちょっとユイが攻というか、青春群像でないお話の方が良かったなぁ。 同人誌でカップリングが違うのって致命的だぞぅ。
リツコの告白エピソードは疑問。後に活きてないので浮いている感じ。番外編?では描かれていたけど…。 アナザーストーリィだから別に要らないのになぁ。
あと、カヲル君が消えちゃうのはちょっと…。 いや、カヲル君が好きというのもありますが、ああいう異分子というか時代や空間に固定されない存在が留まれる場所…、ストーリィというのが見てみたかったので。
いや、良く出来ていると思います。二次創作として。 ああいうレイちゃんも可愛いし、一見ヘタレだけど芯が通っているシンちゃんも良いけど、この手の話は、ええ、カップリングが合ってこそなんで。 逆に、カップリングさえ合えば好きになっただろーなー、これ。
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