「涼宮ハルヒの憂鬱」(谷川流著,角川書店)
内容:常に宇宙人や未来人や超能力者の出現を願っている困ったちゃんの高校生ハルヒと、彼女が原因で起こる事件と巻き込まれる仲間たちの話。小説。
友人がハマった?ということで、近場の古本屋で投売りされていたので買ってみました。
アニメ化され、漫画も出、結構人気ですが、実は2冊目が出たくらいから気にはなっておりました。 いや、ストーリィもルックスも全く食指を動かされないタイプのものだったのですが、良く行くSF読みの方のサイトでちょっと気になる取り上げ方をされていたので。どういう紹介文だったか忘れましたが、何かきっかけがあれば読んでみようかなーと思うくらいに。 そのサイトさん、神林読みなんですよ。←前ふり。
で、ラノベということでそっち方面に期待していなかったのですが、SF色が思いのほか濃くてびっくり。 ファンに怒られそうですが、誤解を恐れず言うと、これ、神林系SFの臭い。…あっっ、打たないで! いや、「物理的知識が無くても分かるSF」「文系が理解し易いSF」という意味で。 「文系」は「理系じゃない」という意味ではありませんよ。事象を文章で表現し理解するタイプの人たちです。つまり、文章で語られているわけです、SFが。 物理公式で語られれば目から入ってそのまま後頭部に抜けていきますが、文系的に語られているので、そのまますとんと中に入ってきます。 ライトだから読みやすいのとはまた別次元で。…と思うんですけど…。
キャラの好き嫌いで言えば嫌いは居ませんが好きも居ないです。ちょこっと気になるキャラ…カップル(笑)は居ますけどね。 続きを読みたいけど定価で買うほどではないので、そのうち貸して下さい。…ってここ見てるか分かりませんけど(笑)。
ラストがちょっと不満というか。なによぅ、不思議好きだってのに、結局はラブコメかよぅ、アンタも所詮普通の女の子ね、とか思ってしまったんですけど、この後どうなっているんでしょうね。
ついでに漫画も投売りされていたので2冊ほど買ったんですが、こらあかんわ。下手すぎ。 いや、止め絵としては普通ですよ。でも動きが悪い。動きに通じるあらゆるもの…、デッサン,コマ割り,ネームがぎこちない。ロボットみたいにぎくしゃくしている。 「萌え絵を描けるか」でなく「まんがを描けるか」で選んでもらえませんかね、漫画なんだから。
「壜の中の手記」(ジェラルド・カーシュ著,角川書店)
内容:不思議小説?短編集。
Iサンからの借り物。
幻想小説とちょっと違う気がするのは、人間的暗さを感じるからかも。 ヤクでラリっている人間が見る現実と虚構が入り混じったようなイメージ。…褒めているつもりですが思えないな。
多分私はこっちの属性は薄いと思いますが面白く読めました。 力量があるということか。
捻くれ度が私には合っていた気がします。 ベタですが「骨のない人間」は膝を打ちました。
「百年の孤独」(ガルシア・マルケス著,新潮社)
内容:マコンドという街を舞台にした、ホセ・アルカディオ・ブエンティーア一族の盛衰の100年。小説。
Iサンからの借り物。
「孤独」というのは存在するものではなく感じるものだ、とは常々思っております。 他人から見た孤独が当人には孤独ではなかったという意味も有りますが、「孤独でない状態」を知る、あるいは想像できるものでないと得ることが出来ないものである、と。 孤独に生まれて孤独に育ち孤独に死ぬものは本当の孤独は知らない。 そういう意味で、真の孤独が書かれた話だったと思います。
しかしあれね、「一族の最後のもの」は「最後に死んだもの」でなく「最後に生まれたもの」なのね。
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