| 2007年02月13日(火) |
「赤い羊は肉を喰う」 |
「赤い羊は肉を喰う」(五條瑛著,幻冬舎)
内容:人情味溢れる平和な下町が、あるファッションメーカーの進出により少しずつ変わっていく。人々の心の闇を刺激する巨大ディスプレイや奇抜なファッション戦略は何を目的にしているのか。小説。
…うーん、相変わらず色々な意味で浅い。いや、こっち関係なんですけどね。 葉山君がちょろっとでも出てきたのは嬉し…いか?流石に今回は居なくても良い気がします。 キャラのあざとさ度(笑)は低くなり、お陰で食い付き易くはなっておりますが、お客が定着しにくい作りです。 あのね、センセ、「ヨリック」の時も思ったけど、単発じゃダメだってば。良いなと思っても一回食べたくらいじゃ忘れるって。 サーシャくらい濃い味付けだと、一回でもファンは着くかもしれませんが、逆に濃すぎてすぐにお腹いっぱいになりますよ。現に私を含めて少なくとも3人は「革命」はサーシャの濃さにうんざりして3作目で読み止めてます。 だから濃すぎてもダメ。今回くらいの濃さで、シリーズにするの。 葉山君みたく、居ても居なくても一緒の扱いでなく、距離は遠くても良いから、偲と渡辺を出したストーリィをね、今回くらいの濃さでよ、何作か書くの。 薄味だけどダシの利いたものを何回も食べる方がロングリピーターが着くからさ。 …いじょ、五條先生が狙っているであろう、とある方向からのアドバイス。「そんなもん狙ってない」というなら失礼。でも今までの作品みる限り「狙ったけど外れた」だと思うなりよ。
所で、そもそもコロニーに参加しない数字はどう見るんでしょうね?混雑確定のオープン初日なんかに誰が行くか、1ヶ月くらいして空き出してから行くよ、という数字は?そこまで操ってこそ意味がある気がするんですけど。 まあ「コロニー内で」の実験で、コロニーの定義はその場まで集まったという顕在的集団の事で、条件が合えば参加する潜在的集団までは含まないということでしょうが。 そして全ての赤い羊が肉を喰ったか疑問なんですが。 理性とか道徳心という、お綺麗な理由でなくとも、後でバレたらヤだとかいう、保身的な理由でお食事しない羊もいるよーな気はするんですけど…。
カロンが突き飛ばした経緯もいまいち分かりません。 相手は酷いこと言われて意気消沈していたのよね?そーゆー時は嫉妬より嘲笑が勝る気がしますが。
まあでもそれなりには楽しませて戴きました。&ナチの実験に関する意見はエスターと同じだった自分がちょっと怖くなってみたりして。
| 2007年02月07日(水) |
「塵よりよみがえり」 |
「塵よりよみがえり」(レイ・ブラッドベリ著,河出書房新社)
内容:悠久の時を生きる「一族」の話。連作短編小説。
Iサンより借り物。
萩尾望都の漫画で一部だけ読んだことがある…。お陰でビジュアルが固定されちゃったのはマイナスかなー。 萩尾さんの漫画は好きですけどね。ブラッドベリはブラッドベリであってほしいというか。 萩尾さんは普通なら絵に出来ないブラッドベリの行間や雰囲気もかなり再現度高く描かれるので、逆に想像の余地が少なくなって困ります。
アダムスファミリーっぽいなーと思ったらインスパイアされたっぽい(笑)? アダムスファミリーは祖父が持っていた雑誌で漫画で読んだ事があります。大好きだったんだけど、今あれ、読めないかなー。
ブラッドベリは行間が広いのに濃厚な所が良いと思う。 行間の広い作品の多くは、そこがスカスカなのにブラッドベリのそれは蜜が詰まっているみたいで。 物語の片隅に、ひっそりと入り込めるのも好きです。 「読んでいる」でも「参加している」でもなく、織りなされるストーリィを、それが繰り広げられている世界の角から伺っているような。
ティモシーという普通の人間の存在が逆に幻想色を濃厚にしているのも良い感じ。
「火星年代記」、再読してみたくなりました。…どこやったっけ、あれ。
「NO.6 5」(あさのあつこ子著,講談社)
内容:2004年3月22日の日記参照。小説。
ようやく読みました。そして読んだら一瞬(笑)。 進みがちょっと遅いので、年2回は出して欲しいんだけど…。
紫苑の皮がちょっと剥がれて見えたのがツボ。 これからどうなるかが楽しみです。
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