読了日記

2006年08月20日(日) 「帝王の陰謀」「真実の帰還」


「帝王の陰謀 上」


「帝王の陰謀 下」


「真実の帰還 上」


「真実の帰還 下」

               (ロビン・ホブ著,東京創元社)



内容:2005年07月18日の日記参照…なんですが、今見るとそこの内容説明はどうかと思う。ファーシーア一族の物語三部作、取り合えず完結。


Iサンからの借り物。

分厚いよ!持っていたら背が折れそうだよ!!
…なんか、4冊読むのに2ヶ月以上かかった気がする…。や、コミケ準備とかで読めない時期はありましたけどね。
「真実〜」は1週間で読みましたけどね。

丁寧に書かれているので、時間の経過をフィッツと共有してしまったようで、「そう言えば昔、あんなこともあったなぁ」「数ヶ月前の事なのにもう遠いなぁ」「思えば遠くへ来たものだ」とその時々に思いました。
青の湖で宿を取った時なんか、ふと空を見上げて「王がこの手の中で亡くなったのは遠い昔の気がする…」なんて思いを馳せてみたり。

完全なハッピーエンドとは言えないと聞いていたので、ドキドキし乍ら読んでおりましたが、私的には全く曇りのないハッピーエンドでした。
大切な人は誰一人として死ななかった。
モリーも娘も道化もペイシェンスも…ヴェリディでさえ死ななかった。誰もが希望溢れる未来を持って終わった。どこにヒビがある?
リーガルが、最後に…あれはフィッツが操ったの?民の記憶の中ではいい人と記憶されるだろう一連の行動は気に入らなかったけど、リーガルが認めたことで、ケトリッケンの子供がすんなり次の王と認められたので、それはそれで仕方ないかなと。
そして、既に老齢だと思っていたフィッツが実はまだ若いというオチも良い。フィッツにも未来があるのね。

道化×フィッツ?とか思っていたので吟遊詩人の言葉には「何だよ、世界三大がっかりかよ」と思ったのですが、そういうわけでなさそうでほっと。
この吟遊詩人はあまり好きなタイプでないので、私的にはちょっと邪魔でした(笑)。

はー面白かったと一息つき、読んだ訳者後書きで、続編が、しかもさらに長いものがあると聞き、私の中のフィッツが悲鳴を挙げました。「いい加減にしてくれ!もう静かに休ませてくれ!!」と。
でも1時間もすると、そうか、またシェイドに会えるんだ。道化にも会えるんだ。ペイシェンスには会えるかな?モリーに会って祝福とお礼を捧げたいけど会わない方が良いんだろうな。と、楽しみにしている自分がいました。
続編、きっちり完結させて読ませて下さいませ。



2006年08月19日(土) 「メリーちゃんと羊 4」


「メリーちゃんと羊 4」
(竹田エリ著,集英社)



内容:2004年09月15日の日記参照。4コマギャグ漫画。


メリーちゃん、お父さんがアレなのに菅原くんを選ぶ所が強いよなーと思う。…と、前回も書いていました(笑)。

でんでんが私的にはあまりそそられないキャラなので、登場が多い…でんでんの所為で他の人の出演回数が減っているのは残念。

メリーちゃん、可愛いなぁ。意外に黒い所も(笑)。



2006年08月06日(日) 「空色勾玉」


「空色勾玉」
(荻原規子著,徳間書店)



内容:闇の巫女姫と生まれながら光に惹かれる「水の乙女」狭也と、輝の宮の「できそこない」の皇子稚羽矢の運命の恋を描くファンタジー小説。


非常に小綺麗に纏まっているお話だと思います。
舞台は古代日本で、イザナギ,イザナミ神話の後…くらいか?それをモチーフにしてあるというか。

中学校の学校図書館の選書を任されたらこの本入れます。中学生はちょっと早いかなと思いますが、読書家なら大丈夫でしょう。

一気に楽しく読ませて戴きましたが、どこか食い足りないのは稚羽矢が萌える(笑)タイプでなかったからかな。ショタ好みの人向け?月代王を更正(笑)させる方が私としては好み。でもしたら月代じゃないでしょう。

「上手いな」と思った。
で、私は何処を見て「上手い」と思ったのか考えてみた。
丁度、同人で大作ミステリを読んで、凄い面白かったのだけどキャラが惜しいと思ったのに照らしてキャラについて。その同人誌もキャラ立ちは良かったので。
で、思い至ったのが、「空色」のキャラは1章のみの使い切りキャラでも、ストーリィの中のキャラだった。登場以前に名すら出てこなかったのに彼の登場は必然と思え、消えた後も、誰の口に上らなくてもそこに居た。
某同人誌のキャラは、シーンのキャラだった。その章に唐突に現れ、消えたらストーリィには絡まなくなり其処に居たことも忘れられた。シーンの登場ではあったけど、ストーリィには必要なキャラで、後の事件に関わりがあるにも関わらず、だ。
読み手の力量によるのかもしれないけれど、そういう意味で、同人誌の方は惜しく感じたわけだ。
登場人物が物語に編み込まれているか、上にのっかっているかの差で、私は上手い下手を判断したらしい。

しかし先が気になる話というのは考え物です。
地の文を、読み飛ばすまでは行きませんが味わわずに流し読んでしまいました。2度読めばそういう文も拾えるんですけどねー、なかなか2度読みたいとは…。

「勾玉3部作」の1だそうですが、キャラは被らないらしい。
シリーズものはキャラが被る方が好きなので続きはどうしようかなー。次の1冊買っちゃったけど。
ファンタジーな気分の時に読もうか。


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やまだ