読了日記

2003年10月30日(木) 「縮尻鏡三郎 上,下」

「縮尻鏡三郎 上,下」(佐藤雅美著,文芸春秋社)


内容:元勘定方で将来を属望されていた役人で、今では八丁堀近くの大番屋の元締の拝郷鏡三郎の事件簿。連作短編小説。


Sさんより借り物。

上下巻ですが、長編ではなく連作短編。2巻で終わりだからかな?まあ、いつも通り読みやすかったです。

…ところで、佐藤雅美って「まさよし」だったのね…。もしかして、男…?



2003年10月28日(火) 「八州廻り桑山十兵衛」

「八州廻り桑山十兵衛」(佐藤雅美著,文芸春秋社)


内容:男やもめ、"八州廻り"の桑山十兵衛の事件簿。連作短編小説。


Sさんより借り物。

1話に複数エピソードが入っているので、良い感じに混乱します。ぱすっと最後の数行で落ち付ける、落語調のやり方は慣れてないと消化不良に感じるカモ?

軽く読むのに良い感じ。



2003年10月25日(土) 「熱氷」

「熱氷」(五条瑛著,講談社)


内容:最愛の義姉の息子が誘拐された。氷山ハンターの石澤につきつけられた要求は、とある要人の狙撃だった。小説。


途中からアレが未来手記だと気付きましたが、一瞬ビビったわ。
どこがどうというわけではありませんが、それなりに面白かったです。

…しかし五條さんの本はつくづく主人公がお姫様だ…。お城で待っているだけでなく、事件に飛び込んでいくお転婆お姫だけどね。



2003年10月24日(金) 「古書店アゼリアの死体」


「古書店アゼリアの死体」(若竹七海著,光文社)



内容:立て続けに不幸に見回れた相沢真琴は海に向かって叫ぶ為、葉崎の海岸に立ち、そこで身元不明の死体を発見してしまう。


Mくんが持っているってので(以下略)。

「ヴィラ・マグノリアの殺人」と舞台は同じだが続きものではない。こっちを先に読んでも良いけど、「あ、この人がこんな所に」と、「ヴィラ〜」の登場人物がぽつぽつ出てくるので、「ヴィラ〜」を読んでから読んだ方が良いと思う。

「ヴィラ〜」で性に合わなかった部分が今回殆ど出なかったので楽に読めました。

やはり小どんでん返し有り。この人の作風?



2003年10月22日(水) 「ヴィラ・マグノリアの殺人」


「ヴィラ・マグノリアの殺人」(若竹七海著,光文社)



内容:海沿いに立ち並ぶ「ヴィラ・マグノリア」の一室で死体が発見された。死体は指紋や顔を潰され身元不明。ヴィラに住む住人たちは皆癖のある人物ばかりで、事件を担当する葉崎署の面々は事件解明に苦心する。


Mくんが持っているってので借りようとしたら「もう要らないから」と言われて貰った本。

文体と言うか登場人物の性格付けが性に合わず、最初何度ももう読むの止めようかと思いましたが、そのうち慣れた。
双子に懐かれる刑事さんがちょいツボ。

トリックとかは特筆する所はないんですが、最後に小どんでん返しがあるのが、まあ、見所だったかな。

暇つぶしにはなりました。



2003年10月18日(土) 「GREEN : 農家のヨメになりたい」


「GREEN : 農家のヨメになりたい」(二ノ宮知子著,講談社)



内容:農家の跡取りのマコトに一目惚れしたワコは、マコトの家に「押し掛け女房」をし、農業を手伝いつつ愛を育んでいく。漫画。


同一著者の「のだめカンタービレ」が面白かったので買ってみた。
「のだめ」ほど面白くなかったが、結構楽しめました。

ワコちゃんの両親がイカス。



2003年10月17日(金) 「冬に来た依頼人」

「冬に来た依頼人」(五条瑛著,祥伝社)


内容:探偵事務所を営んでいる私の元に、「主人を捜して欲しいの」と、かつて恋人だった女が現れた。小説。


「渚ちゃん」はねーだろ、おい。
今回、五條センセイのあざとさが何処で出るかと思ったら…。檜林がソレかとおもったら、「渚ちゃん」かよ!別に「渚」と呼び捨てでも良かったと思うのですが、いけませんでしたでしょうか?要らん設定の気がします。シリーズにでもしてもっとこの二人を絡めて…と言うか、事件解決に関わってくれるようにしてくれるなら別ですが。しないと評価悪いですよ!これ。

詠みやすいしこれと言った事件もなく、2時間程度で読める中編。「何か詠みたいけど重いものはなぁ」と言う時に良い感じです。私にとって。

…主人公の名前って出て来たっけか?



2003年10月14日(火) 「ももこの世界あっちこっちめぐり」


「ももこの世界あっちこっちめぐり」(さくらももこ著,集英社)



内容:さくらももこの旅エッセイ。


旅先の古本屋で100円で売られていたので、移動の暇つぶしに購入。
…やー、100円で良かった。

nonnoか何かの連載だったらしい。なるほど、雑誌の中の一記事としてはこんなもんでないでしょうか。

行った場所が、バリ島、ラスベガス(グランドキャニオン)、パリ、ハワイ、スペイン・ボルトガル…だっけな?ファーストクラスを使いつつ、出てくるサービスに一頻り感動したり、出先で「これを買おうかどうしようか」とか値切りを考えつつ、その対象商品が30万円するものだったり、金銭感覚が2桁違う庶民って感じ。「庶民が金持つとこうなるのね…」と某友人はしみじみ言ってました。まあ、それが自分で稼いだお金なだけまだマシか。
お店の人が欲しがった時計をわざわざ問屋まで取りに行ってくれたり、帰りにお土産として高級チョコレートくれたことに偉い感激してましたが、そらあーた、100万単位の買い物すりゃ、向こうもそれくらいサービスするでしょーよ。それを、あたかも善意(のみ)であるかのように書いているのは凄いと思った。本気でそう思っているなら幸せな人だ…。
私的に、旅行にポットと緑茶持って行く財力(まさか自分でえっちらおっちら運んでないよね?)があるのは凄いなと。

別の友人が、「だんだんお金や人脈に頼ったネタが多くなってきた」と言ったのはこの作品辺りからでした。今にして思えば。

羨ましいとか、腹立つとかでなく、ちょっと痛いものを見守る、生暖かい目になってしまった自分が居りましたとさ。



2003年10月12日(日) 「のだめカンタービレ 1〜7」


「のだめカンタービレ 1〜7」(二ノ宮知子著,講談社)



内容:某音大に集う人たちの、クラシック音楽コメディ漫画。


ぐはっ、何これ、おっもしれーーーーー!!!!!

旅行先の盛岡で、時間潰しに入った本屋でえらくプッシュされていて、1巻は「お試し下さい」とカバー外してあったので読んだのが最初。旅行中にも拘わらず、2〜4巻を買い、次の仙台で7巻まで買いました。
面白れーー!何度も読み返したよ!!

二ノ宮知子は絵があまり好きでないので、時々話題になっても手を出さなかったのですが、絵ぇ好きでなかった事なんか忘れました!

サイコー!おもいろいーーー!!!
のだめちゃんの「ぎゃぼ」って声好きー。

…凄いバカっぽい感想だし、もっと考えれば思い付くことはあると思いますが、理性的に考えてしまって、理屈を付けるのは惜しい気がするのでヤメ。早く続きが出ないかなー。

これさー、1巻立ち読みしなかったら絶対買ってない漫画だよ。漫画家とか、出版社とか、書店とか、権利ばっかり主張してないで、もっと相互理解を深めた方が良いと思うよ。あ、書店は努力したか。



2003年10月11日(土) 「ののちゃんのとなり」


「ののちゃんのとなり」(いしいひさいち著,東京創元社)



内容:朝日新聞朝刊連載中?の「ののちゃん」の単行本未収録作品+人物紹介等収録した4コマギャグまんが中心本。


「ののちゃん」は結構単行本未収録作品があるのは知っていますが、何故これが未収録だったのか不思議。設定が後から変わったものの部分かな?…いや、そうばかりではない。

奥さんの似せ絵?が広岡先生のお手伝いさんだったのは笑った。どっちが先なのかな?



2003年10月10日(金) 「君の夢はもう見ない」


「君の夢はもう見ない」
(五条瑛著,集英社)



内容:「中華文化思想研究所所長」の所長である仲上は、かつては米軍の敏腕スパイだった。ある事件がきっかけで足を洗うが、完全にその関係を絶ったわけではなく、メールマンとして手紙を運ぶ仕事は続けていた。ある日、過去からの亡霊のようにかつての相棒から復縁の誘いがかかる。連作小説。


故有って遠方の友人に代理購入を頼んだのですが、その友人が先に読んで、早く読ませたいからと行って超特急で送って来ました。
曰く、「森川久美の世界」。特に「薔薇の行方」なんかがそうだそうで。
まあ、思い切り納得しました。(笑)
五條作品…特に鉱物シリーズかな?を漫画化する時は是非森川先生にお願いしたいものです。
冴えない中年男が主人公で、ここまで耽美チックなお話を書く五條先生に脱帽。

個人的には葉山くんが出て来たのが嬉しかった。これが作品としてのクオリティを落としていると言う人もいるかもしれないなと思いつつ。存在感有りすぎなのよ、葉山くんもエディも。Zガンダムでアムロが出て来た途端主役が入れ替わった、あれと同じ感じ。ほんのちょっとしか出てなかったけどこれ以上出ると主役喰っちゃうので丁度良いかと。

「ブルー・ローズ」が3人の内どれか…と悩んだのにはちょっと疑問(「お話的に」でなく「仲上さんともあろう人が」かな?)。「3人とも違う」は誰でも真っ先に思い浮かべると思うのですが。まあ、その後の「正解」は彼でなければ出せなかったのかもしれませんけどね。



2003年10月06日(月) 「ヨリックの饗宴」

「ヨリックの饗宴」(五条瑛著,文藝春秋社)


内容:兄が謎の失踪をして7年。和久田の元に、「ヨリック」を名乗る男の手がかりを求め、ヨリックを知る兄の消息を探る者が現れる。家庭の平和を守る為、「ヨリック」に繋がる兄の軌跡を辿るうち、和久田は8年前の政変に拘わる裏を知る。小説。


読みやすい。
何度も書くが、この人の書く肉親の情愛はメロドラマチックに甘く、心に優しい。私は凄く好きなのよ、本当。でもやっぱりこれで「一般的」評価は低くなっている気がします。

良いね、強い女の人。突っ張っている強さでなく、本当に揺るがない、独りで立つ、だが守る者の居る強さ。「スリーウェイワルツ」の由沙と良い、オタク系の女子が憧れるような女性を上手く描きますこと。
路線を変更せずにこのまま突っ走って下さい。

ストーリィ的にはどってことない、大した謎もない話でしたが、それを感じさせない引き込まれる展開でした。

疑問。
プロローグに出てきた、滑走路眺めている人誰?ヨリック?「主人」?あの場所でヨリックはないだろうし、「主人」が「始める」ではないだろうし。五條作品には時々こういう、後であれどういう意味だっけ?って伏線が有りますが、流し読んでいて読み切れてないだけか、読解力が落ちたかなぁ…。
も一つ。市河さんは結局殺されたの?星条旗側は市河さんに対してどういう決断を下したの?

今回の作品はアメリカにムカつきました。やはりアメリカのデフォルトはそれよね。

子供に絵ぇ描かせて追跡調査すると…と言う話は面白かったな、うん。



2003年10月04日(土) 「眼前の敵」


「眼前の敵」(いしいひさいち著,河出書房新社)



内容:戦争もの4コマギャグまんが。


時々考えないと分からない難しいネタとか、考えても分からない、波長が違うネタがある。マイナスでなく、それすらも(それこそ?)個性かなと。

しかし上手いわ、この人。


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やまだ