| 2003年08月29日(金) |
「おさんぽ大王 6」 |
「おさんぽ大王 6」(須藤真澄著,エンターブレイン)
内容:7/27の日記参照。最終巻。
あーーうーー、終わってしまったーー。凄い好きな漫画だったのにー。 …まあでも人生のおさんぽまで終わったわけではないのですから(当たり前)これからもどっかで須藤さんのお散歩姿を見られれば良いなと思っております。
花やしきは昔から一度行ってみたい所。いつかその日まで潰れてくれるな。つーかこれが潰れたら、古き良き日本は本当に終わりなのだろう、そう思った。
ノナカさん、結婚したのね…。 ペーペーの頃から知っている(まんがで一方的に)ので、祝う気持ちと寂しさが押し寄せ。
須藤さんのエッセイまんがはこれから何処を追っかければ良いのだろう…。サイト見ろって?はい、そうします。
「ぱじ 5,6」(村上たかし著,集英社)
内容:8/25の日記参照。
ほろり感は薄れていて、ちょっと物足りないが、ハルさん、だっけ?の特技が出てきたのが面白い。 本当に、人々が良い味出してます。
「ぱじ 1−4」(村上たかし著,集英社)
内容:お父さんとお母さんを相次いで亡くした幼稚園児ももちゃんと、そのももちゃんの「ぱぱ」であり「おじいさん」の「ぱじ」、茂吉さんとの日常を描いた4コマまんが。
評判は聞いていたのですが、何となく手を出し損ねているうちに6巻まで出てしまったので「何かついでの時に買おう」と思っていたもの。アマゾンの値段合わせにでも買おうかと思っていたのですが、古本屋で見かけて購入。
何と言うか、「良い話」です。 ももちゃんとぱじの心温まる交流。だけでなく、ギャグらしい理不尽な設定も入りーの、思わず爆笑してしまうネタ有りーの。 人の心と心の交流と言うか、人々の想いの果ては不条理な舞台に有ろうが変わらないものだなと思いました。いえ、舞台は決して不条理ではないのですが、病院ネタとか怪しいお隣さんとか、たまにそういう色を見せるというだけですが。 社会の「発展」に伴い、日本が棄ててきた、だから懐かしく憧れるものがこのマンガに有る…なーんて評は実は見下ろすみたいで嫌なんですが、そういう言い方されそうな一面はあるかなと。
ぱじが入院したくだりは年寄り家に抱える身としては胸にキました。良かったねと思う一面、ぱじは助かったのにどうして…と理不尽な嫉妬を抱いてみたり。
ギャグとしても面白いですよー。お隣さん(名前、憶えてない)は娘さんと名乗りを上げられると良いね、ってどうして親子ということを隠しているのかに興味が。 キャラの表情にも味があります。
5,6巻は定価で良いから買おうと思っているのに見つからないでやんの。どうしてよ!本屋!あーんなカチ下らんキャラ萌え系4コマ平積みにするくらいならこれ入れろーー!!ばかーーー!!!
| 2003年08月24日(日) |
「物書同心居眠り紋蔵 2−4」 |
「隼小僧異聞」 「密約」 「お尋者」 (佐藤雅美著,講談社)
内容:8/19の日記参照。
登場人物の味がしみ出て、どんどん面白くなっています。紋蔵さんが表だっては報われない乍らも、評価を上げ、成果を上げているのが嬉しい。 「大岡裁き」とまではいかないものの、事件は夫々上手く纏まっており、嫌な読後感はない。
個人的には紋蔵の子供達(文吉含む)の今後に注目したい所。
| 2003年08月19日(火) |
「物書同心居眠り紋蔵」 |
「物書同心居眠り紋蔵」(佐藤雅美著,講談社)
内容:勤務中でも居眠りをする奇病を持つがゆえ、出世の道からは外れた物書同心、藤木紋蔵の身の回りで起こる、悲喜こもごもの物語。小説。
今まで読んだ、どの時代物より主人公が凡人。ぱっとしない中年男です。それでか、どうもストーリィが爽快感に欠ける。ただ、北原亞以子の作品に時々感じるような、理不尽さと言うか不条理感と言うか、後味の悪い感じでは、今のところ、ない。これがほのぼの系に纏まって行くなら良いな。
「御宿」とか「剣客」とかその他の江戸物小説のように、一目で好きになるキャラは居ないが、愛着が出るかもしれない予感はある。取り合えず2作目は買ってみよう。
| 2003年08月18日(月) |
「美川べるのの青春ばくはつ劇場 1,2」 |
「美川べるのの青春ばくはつ劇場 1,2」(美川べるのの著,講談社)
内容:美川べるのの学園4コマまんが。
帰りの電車のお供に購入。 内容で「美川べるのの」と書いたのは、この作者の作風が個性的で、そう表現するしかなかったから。はじけてるっつーか、イっちゃってるっつーか。でも不条理ものとはちと違う感じ。
以前、ゲーパロ4コマで初めて見た時は絵が苦手でした。でも慣れた。 絵が嫌いでもネタが面白ければいつの間にか絵もそれなりに好きになっている。逆に、絵が良いと思ってもネタが嫌いだと、そのうち絵も嫌いになるから不思議なものだ。
でもこの本、ネタだけで押すにはちと弱いかな。ファンは買い。4コマ好きは抑えておいてよし。それ以外にはあーんまり進めません。や、面白くないわけではないけどね、買うほどかと言われると、ね…。
| 2003年08月16日(土) |
「伊賀忍法帖:山田風太郎忍法帖 3」 |
「伊賀忍法帖:山田風太郎忍法帖 3」(山田風太郎著,講談社)
内容:時は戦国。主君の嫡男の妻に邪心を抱く武将松永弾正は、その成就の為美女狩りを怪しい忍術を使う根来衆を使って敢行させる。伊賀忍者笛吹城太郎の妻・篝火もその犠牲となり倒れる。城太郎は妻の敵を討つべく、根来衆に立ち向かう。小説。
Iサンより借り物。 山田忍法帖シリーズの中では下世話な方。「忍法忠臣蔵」ほどでないけど。 この時代の歴史に詳しければもう少し面白かったかも。や、これだけで面白くなかったわけではありませんが。電車のお供くらいに丁度良いんでないでしょうか。
「中将姫物語」(川中光教編)
内容:平城京の時代、信心深い中将姫の物語。この中将姫縁の當麻寺の住職が発行した、仏教説話。
図書館でつまみ食い読み。斜め読んでました。
一般参拝客向けのせいか、凄く読みやすいです。結構こういう話、好き。「何か読みたいけど堅苦しいのや読みにくいのや時間がかかるものはイヤだなぁ」と思う時、多くの友人はボーイズラブ読むとか言うんですが、私あれは大概いらいらするしダメ。推理物が良いんだけど、それでも重い時はこういう話が良いなぁ。童話とか、神話とか。
ただ瀬雲の件に関してだけば納得行かず。14の娘が主家の娘の身代わりに命を差し出すって、仏教的にはオッケーなんですか?それも神や仏、人外のものに差し出すならともかく、親(の同僚だっけ?)に首をはねさすって…。釈然とせん…。
どーでも良いけど、仏門に入る娘が絶世の美女という設定は惜しいなぁと言うか無駄だなぁとか思うわけですよ。信心深さが特性と言うかその人の美徳としたら、顔は普通で良いと思うの。美人で子孫を残さないのは勿体ない気がする。それとも、信心深かったから美人になったとか?…まあ、カリスマは顔も良いって設定の方が食い付きは良いでしょうからその所為でしょうけどね。…実在の人物らしいので、実際に美人だったのかもしれませんけどね。
| 2003年08月11日(月) |
「江戸の精霊流し : 御宿かわせみ 28」 |
「江戸の精霊流し : 御宿かわせみ 28」(平岩弓枝著,文芸春秋社)
内容:…細かい設定忘れた…。江戸末期の話。主人公の東吾さんは武士なんだけど、階級どのへんだっけ…?長年付き合っていて身分違いだからとなかなか結婚出来なかった年上女房のるいさんと結婚して千春と言う子供が生まれて今はそのるいさんが女将をやっている「かわせみ」と言う宿で暮らしているんですが、事件に巻き込まれたり、いろいろ頼られたり、のんびり暮らしていたりと、そういうのを描いた小説。
Sさんより借り物。
この作品が長い事愛されているのは、設定とか描写とかネタとか、そういう個々を挙げる事も出来るかと思いますが、全体に流れる「細やかさ」によると思う。 設定とか描写とかネタとかも細やかですが、そういうものばかりでなく、登場人物個々人の性格やら行動やらがみな細やか。思いやりに溢れているというか、情が厚いと言うか、人の言う所の「古き良き日本」が凝縮されて在ると言う、そんな。
昔からシリーズを読んでいる身としては、登場人物たちの成長と言うか変化が微笑ましくもあり。
江戸物としては他に有名なものに「剣客商売」があるが、あれは作者の老いが世の無常を嘆く方向に強く作品に反映された(と感じた)のに対して、「かわせみ」は慈しみが深く出る方向に行った(と感じた)のは、作者の性別故か。
唯一ウザいのは東吾の麻太郎(だっけ?隠し子の)に関するうだうだと悩んでいるアレなんですが、今回はそんなに気にならなかったのは、私が慣れたからか東吾も飽きたのが、嵐の前の静けさか。
継母,継子想いの話は切なかったです。想いがアダになる話は本当辛いですよ。
| 2003年08月10日(日) |
「サカタ荘221号室」 |
「サカタ荘221号室」(坂田靖子著,PHP出版)
内容:坂田靖子の主にエッセイを集めた作品集。
エッセイと言うのは、まあ、書き手の上手い下手もあるでしょうが、書き手に共感出来る部分があるかないかで、面白さが違うと思う。坂田さんは同郷の方なので、そういう意味でエッセイは面白かったです。 エッセイマンガも好きなんだけどなー。昔『まんがくらぶ』で連載していた「たぷたぷダイアリー」、本にならないかなー。好きだったのになー。
ただコストパフォーマンス面でちょっと不満。有り体に言えば「高い」。ページの割には…でなく、文字なんだからもう少しかっつめてページ減らしてくれていたらなと思ってしまう。サイトでただでエッセイ読めているから余計。まあでも怒るほどのものではないですけどね。
| 2003年08月09日(土) |
「ローマ人の物語 1−7」 |
「ローマは一日にして成らず 上,下」 「ハンニバル戦記 上,中,下」 「勝者の混迷 上,下」 (塩野七生著 / 新潮社)
内容:地中海を中心に繁栄したローマ帝国の、建国からを綴った歴史小説。
Iサンより借り物。 お話はまだ続いておりますが、7(文庫版で)までが1部、と言うことでしたので。
1巻は読むにタルい感じだが、これは物語的にそう面白くない時代だったかららしい。慣れるまでの意味も有ったかもしれない。2巻からはあっと言う間に読み進められる感じ。 文章としては歴史の教科書をちょっと詳しくし、著者の考察を織り交ぜた感じで、読みやすかったです。 心情とかあまり書かれず淡々と書いている所が、人物の思い入れから読むのが辛くなるのを防いでました。 宮城谷さんの書き方で綴ればこの10倍の量になるんでしょうね。逆に、中国史をこの感じで書いてくれる小説も見てみたいかもー。
しかしローマって面白かったのね〜。高校時代この本読めていたらこの時代のテストはバッチリでしたでしょうね。…教科書にしたら数10ページ分,テストにしたら1/2回分くらいしかないけどね。 この時代のローマと言えば、「クリスタル・ドラゴン」でアリアンが戦った敵と言う印象が強くて(「クリスタル〜」の方はネロが出て来たのでもっと後のローマかもしれませんが、ケルト人との戦いとかあるのを見るとこの時代なのかなと思ってしまう)、それであまり良い印象は無かったのですが、何となく見直してみたり。
所々でホモ臭がしないわけでもなかったのも読んでいて面白かったです。スキピオ・アフリカヌスとマニシッサだっけ?この二人とかでホモモノ書けそう〜と思ってみたり。
戦争の歴史,殺し合いの話なのに読んでいて清しく感じたのはローマ人の気質もあろうし、戦争に正義で意味合いを持たせなかった時代だからもあろう。でも一番は著者がローマを愛している、好きで書いている、それがにじみ出ていたからだと思う。
2部は文庫はまだだけど近くの図書館に入っていたので借りて読んでみよう。だってあんな所で終わるなんて、狡いじゃん!
| 2003年08月08日(金) |
「マニアな彼女 1」 |
「マニアな彼女 1」(小本田絵舞著,芳文社)
内容:気が強くて可愛くてモテモテな女子高生喜多見まりの。そのまりのがラブラブなのは冴えない地味な草花好きの同級生、ヘルくん。まりのに振り回されつつ、流されつつも幸せそうなカップルを中心に描かれたギャグ4コマ。
連載が続いている小本田作品の中では一番好き〜。終わってしまった作品の中ではデパガのとか、はなうたオフィスのとか好きでしたが。
絵ぇ上手いしテンポも良いし、レベル高いです。
ただ、今連載は金田先生中心のものの方が幅利かせているのが残念。一般読者の食い付きはそっちのが良いんでしょうけどね…。
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