バニラへの日々
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 2002年10月31日(木)   7種類の年齢1 


10/27の日記で大事なことを書き忘れた.

 少し復習する.「年齢」とは実際の年齢だけではなく,肉体年齢や精神年齢も存在するって気分は多くの人にとって納得いくものだと思う.でも,いくら自分が精神的に成熟していると思っていても,周囲の人から「あいつはガキだ」と見なされている場合もある.そんなことをふまえ僕は前回の日記で,肉体年齢と精神年齢をそれぞれ2つに分離すべきだと書いた.2つとは他人の評価によって決まる客観的な年齢と自己イメージによって決まる主観的な年齢のこと.すなわち実際の年齢と合わせてその種類は5通りとなる.
 しかし「実際の年齢」を分離しちゃいけないって理由もないはずで,これも実状に合わせていくつかに分けて考えるべきではないだろうか? という気分になったのだ.
 ということで,「実際の年齢」を「戸籍上の年齢,客観的な実年齢,主観的な実年齢」の3つに分けることを提唱する.これで年齢の種類は都合7通りとなった.以下で整理しよう.(続く→)


 2002年10月30日(水)   求める身体 


 食事を抜いても平気な人がいる.むろん腹は減るのだがある程度時間が経つとあまり気にならなくなり,ついには「腹が減っているのか減っていないのかよくわからない状態」となる.こうなると1日半くらい何も口にしなくても平気だ.だがもちろん「腹が減っているのか減っていないのかよくわからない」というのは感覚が麻痺しているだけで,体は強く栄養を求めているはず.同様に徹夜明けのまま昼間の仕事に直行し妙にハイテンションとなり「眠いのか眠くないのかよくわからない状態」となった場合も,もちろん体は睡眠を求めている.「好きなのか好きじゃないのかもうよくわからない」混乱した気分のときも,多くの場合その人のことがまだ好きなはずだしね.

 また僕のこれまでの経験から言って,「一見男だか女だかよくわからない人」は実は女であることが多く,「若いのかそうじゃないのかよくわからない人」は結構年をとっている場合が多いようだ.ここは人により意見が分かれるところだけどね.
 でも夜中に中途半端に目が覚めて「…トイレに行きたいのか行きたくないのかよくわからん…」とウトウトしながら考えるときは,間違いなく体はトイレに行きたがっているのだ.面倒くさがらずに行っとくべきだよ.ほら,すっきりする上に二度寝の心地よさまで味わえるから.


 2002年10月29日(火)   内側の動機 


 僕の独断では,歌手とはその動機によりおおざっぱに2種類に分かれる.というか本当は2種類なんかに分かれるとは思っていないのだが,あえてその動機の面から歌手を考えていく.それは「歌わずにはいられない」という衝動に突き動かされてきたか,「人前で歌を歌うことが好き」という理由でその道を目指してきたかだ.「動機が自分の『内側』にあったか,それとも『外側』にあったのか」と言い換えてもいい.同じことは,俳優にも弁護士にもカメラマンにも研究者にもお笑い芸人にも共通することなのだろう.「内側」を多く持った人が才能も持っていた場合,彼らの仕事を受けとる僕らは幸せな体験ができる,と僕は信じている.


 2002年10月28日(月)   5種類の年齢2 


(→続き)
 つまり,年齢は主観的なものと客観的なものとに分けて考えるべきなのかもしれない.肉体と精神の年齢をそれぞれ2つに分けるのだ.実年齢,客観的な肉体年齢,主観的な肉体年齢,客観的な精神年齢,主観的な精神年齢の5つだ.客観的な年齢は医者や周囲の人が判断するものだが,主観的な年齢はあくまでその人が自分自身に抱いている自己イメージによって決まる.これらの年齢はそれぞれ独立したものではなくお互い影響を及ぼし合っているので,もちろん厳密に分けたりすることはできない.だからこそ,これら5つの年齢が大きく異なるといろいろ不幸になったりギャグになったりもする.あなたの5つの年齢はそれぞれいくつだろうか.


 2002年10月27日(日)   5種類の年齢1 


 ~人間の年齢には3種類あると思っている.実際の年齢,肉体年齢,そして精神年齢だ.僕の実年齢はこれを書いている現在33歳なんだが,肉体年齢と精神年齢はそれぞれ28歳くらいではないかと勝手に信じている.その根拠は極めて弱く,Web上の「あなたの精神年齢測定しますページ」で実年齢マイナス5歳と判定されたことだったり,ここ1年くらいの間で新たに知り合った人たちから「最初27, 8歳かと思ってたよ〜」と言われたりしたことなどだ.

 そういえば僕は小中学生の頃から,常に実年齢より3〜5歳若く見られる奴だった.そう見られ続けたせいなのか,いつごろからか「自分は本当は実際の年齢よりもいくつか下なのではないか?」という意識が芽生えてきたような気がする.特に学校を卒業して日常の中でさほど年齢を意識しない生活が続くようになってから,その思いは強くなってきたようにも感じる.同い年の友人と接するときにときどき感じる違和感も,その気持ちを加速させる.(続く→)


 2002年10月26日(土)   あったかアイテム 


 僕の住んでいる東京近郊では最近急に寒くなってきて,秋をすっ飛ばしていきなり冬に突入したような印象だ.もう半年は使わないだろうし,部屋のクーラーの後かたづけをする.次に蚊取りマットをコンセントから引き抜き,代わりに物置きから引っぱり出した電気ヒーターを繋げる.夜になって冷え込んできたので足元に置いたヒーターのスイッチを入れ,電子レンジであたためたカシス麦茶を呑む.足元も体の内側もぽかぽかしてきた.寒いのは大の苦手なんだけど,寒い季節の心地よい暖かさは大好きなんだよなあ.


 2002年10月25日(金)   UNDERWORLD降臨 


 UNDERWORLDというミュージシャンをご存知だろうか? 彼らの名を知らない人も「Born Slippy」という曲はきっとどこかで聴いたことがあると思う.他にも代表曲がいくつか.おおざっぱに言うと彼らはイギリスの二人組テクノ系ミュージシャンで,ポップさと革新性を見事に両立させてきたユニット,などと言われることが多いようだ.今日はそんな彼らが千葉県は幕張の地に降り立つ日だ.
 彼らの音楽を愛している僕は,定刻になるやいなや駆け足で会社を後にし電車に飛び乗った.他にもそんな人が1万人単位でいたはずで,彼らが時間ともにどう目的地に集まってくるのかを上空から観察してみたいものだと思ったね.発信器とかつけてさ.

 少し話はそれるんだが,テクノなどのダンス系の音楽ってミュージシャンに対する過剰な思い入れを許さない部分があると思う.歌詞やメッセージに共感したり,メロディの起伏に心揺さぶられたりすることは,一般的なロックやポップスなどに比べてぐっと少ないはずだ.それがいいとか悪いとかということではなく,あれこれ意味など考えずとことん気持ちのいい時間を追い求めていくダンス系音楽の姿勢っていいなあ,と最近思うことが多い.…つっても「意味を追い求めないところがいい」って意味づけして書いてしまうところがちょっとカッコ悪いな.

 ライブは約2時間.どこまでも続く繰り返しのリズムとサイケな映像,それに照明効果.おおざっぱに書くとそんなものなのかもしれない.あれこれ詳しく書かず,とても濃密なひとときだったことを記憶にとどめておきたいね.


 2002年10月24日(木)   ゲイ雑誌購入3 


(→続き)
 前者の意見は,僕ら日本人がついつい世間体といった「周囲からの視線」によって行動してしまい勝ちな感覚を見事に打ち抜いたものと言えるし,後者の意見は,僕も含めたストレートの持つ多数派ゆえの鈍感さを言い当てている.ストレートでもゲイの知り合いがいる人は少なくないだろうけど,それでも「実は自分の身近にまだカムアウトしていないゲイやレズビアンがいるのかもしれない」という発想はなかなか持てないものなのではないだろうか? 「それはおまえの想像力が貧しいだけだよ」と言われたらそれまでなんだが.

 ところで会社に最近仲良くなった同僚がいるんだが,今日彼とたまたまふたりきりになる時間があったので「俺ゲイじゃないけど,最近この本にハマってる.おもしろいよ」とか言いながらその雑誌を見せた.彼は大喜び.「うそー,マジ? 俺ゲイの友達もいるし差別しないよ〜.本当のこと言おうぜ」とノリノリだった.いくら否定してもなかなか納得しない.もし僕がゲイで彼に恋心を抱いていたとしたら,以前酒の席で彼の乳首をつまんだりしたってことは実はかなりドラマチックなことだったのですね?


 2002年10月23日(水)   ゲイ雑誌購入2 


(→続き)
 ここでこれまで読んだ部分で印象に残った箇所を引用しよう.まずはストレート(異性愛者)の社会学者から見た,世間における同性愛者差別の感覚.「欧米には,『この人がゲイだ』と言うだけで『吐きそうだ』とか『殺したくなる』とか言うやつがいっぱいいるわけですが,日本ではそういう人は滅多にいませんよね.じゃあなんで差別するのかというと,自分としては本当は何とも思ってなくても,世間の手前,一応『ゲイはヘンだ』と言っておかないとマズイ,みたいなところで振る舞っている」

 続いて「世の中に同性愛者が存在するという事実」についてストレートが抱いている意識を,同性愛者の視点から語ったもの.「(ストレートの人たちは)どこかゲイが現実に,こうやって生きているんだ,なんて想像もしていないんじゃないかって気がするんです.『同性愛者』という人間たちがいることは知っている,でもそれは自分の隣にはいなくて,どこか別の世界にだけ生きているんだって思ってる.そんな感じ」(続く→)


 2002年10月22日(火)   ゲイ雑誌購入1 


 ゲイ雑誌を買った.1年に4度発売されるタイプのいわゆる季刊誌というやつで,雑誌というよりは本といった体裁だ.既に何度か書いているように僕はゲイでもバイセクシュアルでもないが,立ち読みしているうちに引き込まれ衝動買いしてしまった.本屋のレジのおねえさんが心なしか冷たかったような気もするが.

 しかしまだ1/4ほどしか読んでいないんだが,最近買ったどの本よりもおもしろいぜ.ゲイやレズたちの座談会あり,エッセイあり,論文あり,小説あり,インタビューありで,もちろんグラビアもある.特にゲイの書くエッセイはどれも秀逸だ.日常ではいろいろ問題ありまくりなはずなんだけど,それをポップで楽しめる文章に昇華させている.やっぱりコレなんだよな.そんな文章の中に少数派ゆえに培われたであろう繊細さとタフさ,そんなものが感じられて,なんか感動してしまう.(続く→)


 2002年10月21日(月)   みやげの定番 


 ひさしぶりに「ちんすこう」を食べた.ご存知の人も多いはずの,あの沖縄みやげの定番だ.「ちんすこう」とはその反則もののインパクトある名前もさることながら,正直うまいとは言えないその味も商品の魅力の一つじゃないだろうか?

 沖縄から帰ってきた知人から「はい,みやげ」とちんすこうを手渡され,「やっぱりこれかよ」と突っ込み,食べては「やっぱりうまくない」ことを確認し妙に納得する.久しぶりに観る水戸黄門でもサザエさんでもいいが,半ば想像通りに話が進むことへの一種の安心感,そのやりとりに様式美のようなものを感じてしまう.はずだった.

 ところがひさしぶりに食べたその「ちんすこう」はナッツ感あふれるさくさくした食感のチョコレート味で,以前と比べるとかなりうまくなっていた.コンビニで売っていても不思議じゃない,今の時代のお菓子という感じ.久しぶりに「笑点」を観たら「ガキの使い」より面白くなっていたのだ.そんははずはないだろう? もちろん悪いことじゃないんだけどさ,この違和感をどうにかしてくれ.


 2002年10月20日(日)   コミックバンドの夜3 


(→続き)
 それは例えばボーカルがしっとりとバラードを歌い上げているときにバックがいつの間にか演歌調の演奏に切り替えてみたりすることで,そのたびに彼らは演奏を中断しショートコントをやり始める.今のテレビではまずお目にかかれないタイプの笑いだ.正直画面の向こう側であれば即座に凍り付くようなギャグでも,ライブという生の力で結構楽しめるね.一方で客席の,特に年配の人たちはかなりの盛り上がりを見せていた.彼らの笑いは,ステージで披露されたギャグそのものに向けられたものなのだろうか? それとも懐かしいかつての人気者と懐かしい笑いの作法とに,久しぶりに触れたことによるものなのだろうか? どちらなのか想像するのは難しいけど,多分両方なんだろうね.

 僕ら世代の感覚で言うとすれば,近い将来TOKIOが解散して各自がソロ活動に入り,その中でリーダー城島君だけがいつのまにかテレビ画面から消えていく.そんな彼を今から数十年後に,小劇場にまったりと見に行く感覚に近いのかもしれない.結構楽しめそうだね.

 今思えば,彼らの演奏スキルはとてもしっかりしていたことが印象に残っている.金を払ってまた観に行きたいかどうかはわからないけど,なんか勉強した感じだ.


 2002年10月19日(土)   コミックバンドの夜2 


(→続き)
 「ジャイアント吉田とスーパーコミックバンド」と銘打たれたそのライブの会場は,新大久保のキャパ500人程度のとある演芸場.客の入りは半分程度だ.「今日はイマイチの入りだな〜」とはその招待券をくれた人の言葉だ.会場にはやはり,ジャイアント吉田を生で体験したであろう40代後半から60代後半くらいまでの年代の人が多くを占めている.だがその中に,彼を知らないはずの30代やそれ以下に見える人もちらほらと混じっている.

 あまり売れていなそうな女性漫才コンビによる寒々とした前説が終わり,ステージは幕を開けた.舞台の上はボーカルのジャイアント吉田のほかに,20代前半の黄色いスーツを着たキーボード,30代前半の好青年風のベース,20代前半内山君風のギター,40代後半長身のドラマーという構成だ.それぞれのメンバーが演奏を通してボケたり突っ込んだりを繰り返していく.それはまさにコミックバンドという言葉がぴったりなものだった.というかコミックバンドってどんなものか知らなかったし,その言葉を使ったのも多分初めてなんだけどね.(続く→)


 2002年10月18日(金)   コミックバンドの夜1 


 あなたは「ジャイアント吉田」という人をご存知だろうか? 今から30年ほど前に一世を風靡したコミックバンド「ドンキーカルテット」の中心メンバーであり,また志村けんや加藤茶がいたグループとして有名なあの「ドリフターズ」の創成期のメンバーとしても知られている.分類するならばミュージシャン兼コメディアンという立場の人になるのだろうか? ただし本人も言うように,現在ではその前に「落ちぶれた」という言葉がついて回るようだ.

 なぜこんなことを書くかといえば,今日彼のライブに行ってきたからだ.以前お世話になった人が最近お笑い関係のライブなどのマネージメントを仕事にしていて,その縁で招待券をもらったのだ.もちろん僕は彼がテレビで活躍していた頃のことは全く知らないし,名前を聞くのも初めて.要はヒマだったのだ.(続く→)


 2002年10月17日(木)   黒髪という選択2 


(→続き)
 それは例えば,若い頃にやんちゃしていた人が年を経てから見せる,あの柔らかくも力強い笑顔に象徴されるようなものだ.もちろん鈴木や稲本の本当の意図はわからないので,僕の勝手な思いこみも結構入っているのかもしれない.「ひさしぶりだし新鮮だから黒に戻してみただけ」だったりね.まあでも少なくとも彼らは,将来自分の息子がモヒカンにしようがピアスを開けようが奇抜なファッションをしようが,怒り出すことはないんじゃないかな.

 しかし観ていて楽しい試合ではあったけど,前半で試合を決めておこうよ? 負けてないけど負けたかのような,妙な気分になってしまった.


 2002年10月16日(水)   黒髪という選択1 


 サッカーの日本×ジャマイカ戦,ジーコジャパンのデビュー戦を観ていた.まず目に付いたのは,鈴木,稲本などの選手が髪の色を黒に戻していたことだ.いろいろ意見はあるだろうが,二人ともワールドカップのときの金髪にちかい髪型よりも似合っていると僕は感じた.確かワールドカップのときは,秋田を除いたほとんどの代表選手が髪の色をいじっていたはず.黒は何より新鮮だし,特に鈴木の柔らかくさらさらな黒髪には惚れたね.彼らと同じく,今「あえて」黒髪であることを選択している人はとても魅力的に映る.特に若い女性で似合っている人を見かけるとそれだけで「いいもん見たなあ」という気分にさせられる.

 僕は彼らに少しだけ「バニラ」を感じる.バニラとはこの日記のタイトルにもなっている,ある種の境地のようなもの.「いろいろな味を食べてきて,結局バニラ(アイス)のようなスタンダードなものに戻る」ことであり,結果として「変わった味のものを食べている人に対して以前より寛容な態度で接することができる」というものだ.(続く→)


 2002年10月15日(火)   スキンヘッドへの日々2 


(→続き)
 で,僕が似合うかどうかは微妙なんだな….まず,体格は173cm, 58kg.身長は平均よりもやや高いのでこの点では悪くないのだけれど,身長と体重のバランスから想像されるように,筋肉はあまりついていない.体格を抜きにした,人としての存在感も際だっているわけじゃない.

 そんなときに重要な脇役として登場するのがヒゲやメガネといった小道具だ.来るべきその日のために,自分に似合うヒゲの整え方の研究をしばらく前から行っている.アゴひげのみ生やす,口ひげとアゴひげとを組み合わせてみる,もみあげとアゴひげを連結させる,無造作生やし放題にしてみるなどだ.だが僕はヒゲの密度が低く,半月ほど放置しても大した濃さにならない.そんなことはあまり気にせず,見切り発車で行くべきだろうか?

 だがもうひとつ大きな問題もある.5/8の日記でも紹介しているホストクラブの情報誌を見ていると気づくのだが,そこに大量に掲載されているホスト君たちに坊主やスキンヘッドはひとりもいないのだ.少なくともプロの世界では,スキンヘッドに男としてのフェロモンてものは認められていないのだろうか? なんか寂しいよ,って感じだね.


 2002年10月14日(月)   スキンヘッドへの日々1 


 数年前から温めていた計画なんだが,スキンヘッドにしようと思っている.そのころから街ゆくスキンヘッドの人たちを見つけると,じろじろと観察する癖がついてしまっていた.思うに,坊主やスキンヘッドというスタイルはその本人を激しく選ぶ.似合う人と似合わない人が極端に別れてしまうのだ.僕の観察では,背が高いほど,筋肉がついているほど,華やかな人ほど似合っている場合が多いと感じる.より一般的には,内側からにせよ外側からにせよ何らかの存在感を発している人にこそ似合う髪型だと言えるだろう.存在感をあまり発しない人,例えば線が細く色白でいかにも繊細そうな人がスキンヘッドにすると,何か病気の子供みたいに見えることもある.

 髪を剃り上げるという「無垢」な状態で人目にさらされるがゆえに,その人本来の持っている生き物としてのあり方みたいなものがあらわになる,それが上で書いた似合う似合わないの理由なのかな,と感じている.旬の芸能人やスポーツ選手,格闘家や芸術家といった人たちのスキンヘッドって,かっこよくみえることが多いじゃない?

 結論.オーラを出してる人のスキンヘッドはかっこいい.(続く→)


 2002年10月13日(日)   気になる円盤たち 


最近,といっても少し前だけど,心に留まった3曲を挙げる.

●太陽は沈まない/The ALFEE

アルフィーの新曲.何が凄いって歌詞が凄いよ.

「ありのままの自分信じて/目の前の壁乗り越える/いつか地図にないその未来を/現実にするのさ/…」

 あまりにシンプルで前向きすぎる内容だ.彼らはどう見ても40歳過ぎてるし,ここまで人生いろいろなこともあったはず.マジでこの詞を書いているのだろうか? 原点回帰というよりは原点から動いていないような印象だ.おそらく何らかの意図を込めてこのスタイルを貫いているのだろうけど,それがなんなのか非常に気になる.


●Everybody Shake/和田アキ子

発毛メーカー,リーブ21のCMソング.

「もう悩み無用/あなたの髪きっと生えてくる/信じて喜び抱きしめよう/Reve is wonderful/…」

 以前は松崎しげるが歌っていたが,いつ頃からか和田アキ子バージョンとなっている.ちょっと黒っぽくて力強いキャッチーなメロディと,B級感漂うベタなアレンジ.それが和田アキ子のキャラクターと相まって,一度聴いたら忘れられない.最近気が付けばこの曲が頭の中でぐるぐる回っている.


●水色の街/スピッツ

「頸(くび)の匂い/明るい瞳/会いたくて今すぐ/泥まみれの靴で/水色のあの街へ/…」

 胸の奥の一番感じやすい部分をぎゅっと掴まれるような切なさ.スピッツってやっぱりこの感覚だよなと思ってしまう.


 2002年10月12日(土)   二組の夫婦2 


(→続き)
 そのまま終電まで歌って解散するはずだったのだけれど,ひとりどうにもおさまりのつかない人間がいて朝まで遊ぶことになり,電車で六本木に向かった.僕にとっては初のクラブ体験だ.呑みながら音楽に合わせて踊るのはやっぱり最高!! なんだけど,体に馴染んだライブでのそれとはちょっと違うなという印象.週末ということもあってか超満員で,おまけに変な外人多すぎで雰囲気がイマイチだった.

 僕のそばで踊っていた日本人のカップルの男は気が弱そうで,体格のいい白人男性が踊りながら彼の彼女に絡みだしても何にも言わない.あげくの果てに彼女はマウス・トゥ・マウスでぶちゅーっとされてしまっていたが,それでもその彼氏はあいまいに笑っているだけ.このカップルはまもなく別れそうだなあ.

 同行の二組のカップルはそれぞれ仲良く踊ったり休んだりしていて,ちょっと身の置きどころに困った僕は店の外で休憩したりしていた.もう夜中になるとすっかり気温が下がってしまう季節になっていて,火照った頬もすぐに冷却されてゆく.空が明るくなり始めるとともに電車も動きだし,僕らは一度集合してから解散した.家に帰り着いてからのその日はほとんど一日中寝ていたのさ.


 2002年10月11日(金)   二組の夫婦1 


 今日は職場の男の同僚ふたりとそれぞれの奥さん,そして僕を含めた5人で呑むことになった.男3人がお互いを知っているのを除けば,あとはほとんど初対面同士という関係だ.まずは自己紹介を兼ねて近所の居酒屋で軽く呑む.僕がお誕生日席に座り,向かって右側と左側にそれぞれの夫妻が座るという展開.気分は司会者だね.それぞれの馴れ初めの話なども面白かったのだけれどここには書かない.ただ,二組ともそんなにしょっちゅうは見る機会のないドンピシャに合ったカップルで,呑みながらも「縁」ということについていろいろと考えてしまう.

 2次会は近くのカラオケ屋.僕にはその気はなかったのだが,上半身裸になって近づいてきたからには乳首と胸毛くらいは触ってやるさ.だがまさか2週連続で触ることになるとはね.一部始終を見ていた奥さんは至って冷静に見えたが,実は嫉妬していたりなんかするのだろうか? (続く→)


 2002年10月10日(木)   傑出した部門2 


(→続き)
 もちろんこの部門は無数にあるので,この僕の友人もいくつかは最高の目が揃った部門を持っているはずだ.それは例えば辞書を引いたときにたまたまめくったページに目的の単語が怖いほど見つかる部門なのかもしれないし,あるいは本人は気づいていないかもしれないが,これから死ぬまで何度素っ裸で外を出歩こうが逮捕されないという部門なのかもしれない.

 皆それぞれにそれぞれの部門でいろいろな目を抱えた人生を生きていて,それを運命と言い換えることも才能という言葉で表現することも可能なのだろう.それこそ運も必要だろうが,本人次第でサイコロを振り直すことも可能なはずさ.自分の傑出した部門が何なのか,それを知っている人は幸せだよね.


 2002年10月09日(水)   傑出した部門1 


 僕の学生時代の友人にやたらと駐車違反で捕まる男がいた.何度も捕まっているのだから充分注意していて,例えば店の外に車を停めたら30分に一度は様子を見に行くなどの対策をとっていた.しかしタイミングが悪いんだね.それでもわずかなスキを突かれてキップを切られてしまう.

 世間ではよく「良いことのあとには悪いことがある」「運の量は決まっている」などと言われることが多いが,僕はこうした言葉には昔からずっと違和感を感じていた.世の中にはこれだけ大勢の人が存在しているのだから,皆の運勢がそれぞれ平均的なもののわけがないと思わないか? 世界中の人間がいっせいにサイコロを10個振ったとして,10個とも同じ目を出す人は500人以上.実はそう珍しいものではないのだ.冒頭で紹介した僕の友人は,駐車違反部門で最悪の目をそろえてしまう星のもとに生まれた奴だ.(続く→)


 2002年10月08日(火)   新年早々 


 来る10月11日は職場の同僚の30回目の誕生日.そのことが周囲に知れ渡ると,彼には「ちょっと早いけどおめでとう」との声があちこちからかかる.それを聞き,少しシャイなタイプの彼がはにかみながらうつむき言った言葉.
 「いや…,昔っから十月十日(とつきとおか)って言うじゃないですか.あれ子供心にもどうなのかな,ってずっと疑問だったんですけど…,いや,ただのひとりごとなんで気にしないでください…」


 2002年10月07日(月)   アクセス解析 


 この日記にはごくごく簡単なアクセス解析機能がついていて,ここを訪れる人がどのリンク先からジャンプしてきたかがわかるようになっている.検索エンジンから辿り着いてくる人も毎日2,3人はいるのだけれど,そのキーワードには以下のようなものがあった.

●バニラ (タイトル)
●東京タワー + 写真 (すぐ下の「過去日記サンプル」のコーナー)
●フジロック (7/26他)
●ジョージクリントン (7/27)
●スカタライツ (7/27)
●ホスト情報誌 (「過去日記サンプル」)
●近視矯正手術 (7/14他)
●太った外人 + 写真 (7/27)

 最後のが一番イカしている.ここに辿り着いたその人は,満足して帰ってくれたのだろうか?


 2002年10月06日(日)   10円玉のコーラ 


 酔い覚ましに,ふたりの財布からかき集めた10円玉でコーラを買った帰り道.他愛もない話の内容よりも,つないだ手のやわらかさとあたたかさが記憶に残っている.何かを口にするわけでも行動を起こすわけでもなかった.何にもできなかった夜のほうが鮮明に思い出されるのは,なぜなんだろうね.


 2002年10月05日(土)   バツイチ推進派 


 懐かしい友人たちと酒を呑んだ.何年も会っていなかった女性の友人と話していたのだけれど,彼女はやや憂いを帯びた表情で「最近バツイチになっちゃった」ことを僕に告げた.
 実は僕の母親もバツイチで,その後結婚して僕を生んだ.「だから僕はバツイチ推進派なんだ」「気にしない男もいっぱいいるよな」と思いつく限りフォローし続ける.彼女は少し微笑んでくれたのだけれど,でもその後「でも気にする男もいっぱいいるんだよな」とも発言してしまう.僕は何が言いたかったのだろう? でも笑ってくれたから良しとするか.


 2002年10月04日(金)   変な外人登場 


 今日は会社の部署のメンバー+αで呑み会.仕事が残っていたため1時間ほど遅れて店に到着すると,既にほとんどの人はできあがった状態だった.そのうち二人は変な外人になっている.酒が入ると日本語と外国語のまじった訳の分からない言葉をしゃべり出す,よく見かける人たちだ.急ピッチでビールを胃に流し込み,ほどなく僕も三人目の外人となった.男の同僚の股間を触ったり乳首をつまんだりしたこと,そのとき触れた胸毛がふかふかした感触だったことは何となく覚えている.翌朝自分の部屋のベッドの上で突然の激しい痛みとともに目覚めたのは,左足がつったためであった.足に残る違和感と激しい二日酔いはその日の夜中になるまで続いた.


 2002年10月03日(木)   街の灯りがとてもきれいね渋谷 


 わずか数泊の旅であっても,遠くへと出かけていつもの生活圏に戻ってくるときには妙にセンチメンタルな気分になる.ごくごく地元の風景,家の近くの坂道やスーパーの明かりなどにはホッとするようないとおしさを感じるのだけれど,帰宅ラッシュの混雑した電車の中に立ち,全身にやわらかく重たい疲れを感じながら窓越しに見る夜の繁華街の灯りには,なぜか泣きそうな気分にさせられる.


 2002年10月02日(水)   記憶の断片 


~「ええ,ええ,私は生まれる前からニュースになりたいと願っておりました.かつまた同時に,生まれる前から酔っておりました.これはひとえに私の母のせいでございます.身体をリラックスさせる適度のアルコールは妊婦によいという言葉を真に受けてしまいました.キッチンドランカーでございます」


 2002年10月01日(火)   下半期開始 


 いやっほう! 今日から社内の服装が自由化された.これまではあまりデザインの良くない作業着系の制服を着用することが義務づけられていたが,これでその制服ともお別れできる.ただ完全自由化という訳にはいかないらしく,「襟つき」の服を着用すべきであるとのお達しがあった.つまりは,夏はアロハシャツを着て短パンで仕事をしろってことですか?


目次(TOP)<過去未来>

■過去日記サンプル
東京タワー/ 写真嫌い/ 史上最高の尿意/ 中身と外見/ ほっぺにチュー/ 河原の魅力/ パチもん教授/ 16通りの告白/ アナウンサー賞賛/ 次回W杯必勝戦術/ チャンネル1995/ 緊張のアノミー/ 学歴社会という現実/ フジロック'02レポート/ 新しいかもしれない口説き文句/ 現役モラトリアム生/ ばったりしあう関係/ 黒髪という選択/ ゲイ雑誌購入/ ごきげんドライバー/ 結婚式に思う/ 味覚の手触り/ 変拍子の人/ 自己プロデュース
管理人: vanilla